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慶應のなかで穴場の学部はどこ?入りやすい学部の探し方とは

慶應義塾大学(以下、慶應)は、関東でトップクラスの私立大学です。入試の難易度が非常に高い大学ですが、慶應のなかには穴場といわれる学部もあります。穴場学部を選びたい方は、学部ごとの偏差値や受験科目を確認しましょう。自身の得意科目を考慮したうえで、受験しやすい学部を選ぶことが大切です。

本記事では、慶應の穴場学部を紹介します。入りやすい学部の探し方についても解説しているので、慶應志望の受験生はぜひ読んでみてください。

慶應の概要

学生達

以下では、慶應の概要について解説します。

慶應の基本情報

下表では、慶應の基本情報についてまとめています。

創立年 1858年
学部学生数
※2025年度
28,839人
教員数
※2024年度
2,770人
偏差値 57.5~72.5
学部 文学部、商学部、経済学部、法学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部、薬学部、看護医療学部、医学部
キャンパス ・日吉キャンパス
・信濃町キャンパス
・三田キャンパス
・矢上キャンパス
・湘南藤沢キャンパス
・芝共立キャンパス

慶應は、10の学部と14の大学院研究科を擁しています。福沢諭吉によって1858年に開校され、日本で長い歴史のある大学として知られる大学です。

慶應の特色

慶應は、独自性の高い教育と研究活動に取り組む総合大学です。課題発見から解決までのプロセスを身に付け、主体的に行動できる「独立自尊」の人材を育成しています。総合大学としての強みを活かし、従来の教育方針を重んじながら、国際社会を見据えた新たなカリキュラムを導入している点が特徴です。

また、慶應では、学生たちの就職サポートに力を入れています。各キャンパスには、就職支援の担当スタッフが在籍しており、進路相談ができる体制が整っている点が魅力です。面接対策や業界研究など、就職をテーマとしたさまざまなセミナーを開催しています。

慶應の穴場の学部を判断するポイント

テストに回答

次に、慶應の穴場である学部を判断する3つのポイントを解説します。

慶應のなかで穴場の学部を探す際に、何から判断すればよいのかを知りたい方は参考にしてください。

偏差値

偏差値は、大学や学部ごとの難易度を知るための指標となります。ほかの学部と比較した際、偏差値が低い学部は穴場の学部となる可能性が高いです。慶應のなかで穴場の学部を探す際、まずは学部ごとの偏差値を確認しましょう。

倍率や受験科目、出題傾向により入りやすさが変わってきます。また、偏差値が低い学部でも、倍率や合格最低点が高くなっているケースもあるので要注意です。穴場の学部を探す際、偏差値だけでの判断は避けましょう。

受験科目数

受験科目数が少ない学部は、穴場となる可能性が高いです。受験科目が減ると、1科目当たりの対策量を増やせます。また、負担が大きくなりやすい苦手科目の受験を避けることで、トータルの勉強時間が減り、負担を軽減できます。ただし、一つの科目でミスをするとカバーが難しくなる点には注意が必要です。

受験科目数が多いと対策量が増えますが、受験する学部の選択肢の幅が広がります。複数の学部を受験したい方や、苦手科目がある方の場合、受験科目数が多い学部を検討しましょう。

小論文の有無

小論文に苦手意識がある場合、小論文が受験科目に含まれない学部を選びましょう。慶應の小論文は傾向をつかみにくく、対策が難しいといわれています。小論文は、学校の授業で扱われないケースも少なくありません。受験科目に小論文を設定している大学は少なく、ほかの大学との併願受験が難しい点もデメリットです。小論文の対策を行なう場合、独学で勉強するか、予備校・塾に通う必要があります。

2027年以降、慶應の経済学部は小論文による選抜が休止されます。小論文の対策が難しいと感じる方にとっては、経済学部が穴場となるでしょう。

慶應のなかで穴場の学部はどこ?

電球

ここからは、慶應のなかで入りやすい6つの学部を紹介します。穴場の学部を探している慶應志望の方は参考にしてください。

穴場学部1:商学部

慶應の商学部は、「商業学フィールド」や「経営学フィールド」などの4つのフィールドを柱に、自身の興味に合わせて授業を履修できます。

商学部の偏差値は65.0~67.5であり、慶應の文系学部のなかでは偏差値が比較的低い学部です。また、ほかの学部と比べると、試験問題の難易度が低いといわれています。A方式とB方式の2つが導入されていますが、A方式であれば受験科目に小論文がありません。英語・数学・社会の3科目で受験できるため、国公立志望者でも対策しやすい学部です。

穴場学部2:文学部

慶應の文学部には、17つの専攻と2つの部門が設置されています。哲学や情報学、自然科学など、幅広い領域を多角的に学べる学部です。

偏差値は65.0であり、慶應のなかでは比較的難易度が低くなっています。受験科目は英語・社会・小論文の3科目です。どの科目も文章を書く問題が多いため、記述力を高める必要があります。英語と社会が得意科目であり、小論文の対策に抵抗がない方におすすめの学部です。

穴場学部3:環境情報学部

慶應の環境情報学部は、湘南藤沢キャンパスに設置されている文理融合型の学部です。

受験科目は「英語と小論文」または「数学と小論文」となっており、2科目受験が可能です。慶應のなかでは偏差値が高いものの、1科目当たりの完成度を高めやすいといえます。小論文の対策に抵抗がない方にとって、穴場の学部となるでしょう。

穴場学部4:総合政策学部

慶應の総合政策学部は、湘南藤沢キャンパスに設置されている学部です。メインとなる学問は存在せず、文理の枠を超えて幅広い学問を横断的に学べます。

総合政策学部の入試は、小論文の対策が必須です。環境情報学部と同様に受験科目が「英語と小論文」または「数学と小論文」となっており、2科目で受験できます。英語もしくは数学が得意であり、小論文の対策も抵抗がない方にはおすすめの学部です。

穴場学部5:薬学部

慶應の薬学部は、6年制の薬学科と4年制の薬科学科に分かれています。おもに、薬剤師や研究者を目指す方が受験する学部です。

薬学部の偏差値は62.5であり、慶應の理系学部のなかでは比較的低くなっています。受験科目は、英語・数学・理科の3科目です。数学は、標準レベルの問題が大半を占めています。一方で、理科の配点が高い傾向にあり、理科が得意な方にとっては穴場の学部といえるでしょう。英語や数学が苦手だとしても、理科でカバーできる可能性があります。

穴場学部6:看護医療学部

慶應の看護医療学部は、医療・福祉・保健を一体化できる人材の育成を目的に、多彩なカリキュラムを導入しています。海外研修プログラムが充実しており、医療英語を実践的に学べる学部です。

慶應のなかでは偏差値が57.5と比較的低いため、入りやすい学部といえます。受験科目は英語と小論文が必須ではあるものの、自身の得意・不得意に合わせてもう一つの受験科目を選べる点が特徴です。第1次試験の科目は、「英語・数学・小論文」または「英語・理科・小論文」です。第2次試験では面接が実施されます。

まとめ

学習

慶應の穴場の学部は、偏差値や受験科目から判断が可能です。ただし、慶應は東大を目指す受験生の併願先として選ばれることがあります。慶應のなかで入りやすい学部を選んだとしても、確実に合格するには入念な対策が必要です。合格率を上げたい場合は、塾・予備校に通うことをおすすめします。

塾・予備校であれば、学部ごとの入試の傾向に合わせて、効率的な対策を進められます。塾・予備校を探している高校生・浪人生は「イチオシ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。

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