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産近甲龍の合格に必要な勉強時間は?学年別の過ごし方について

産近甲龍は、4つの大学をまとめた大学グループです。関関同立に次ぐ中堅私立大学であり、関西圏の学生に人気があります。産近甲龍を志望している方のなかには、「どれくらい勉強すれば合格できるか」と気になる方も多いでしょう。

本記事では、産近甲龍の合格に必要な勉強時間や学年別の過ごし方について解説します。勉強時間を確保するポイントについても紹介するので、産近甲龍の受験を検討している人はぜひ参考にしてください。

産近甲龍とは

産近甲龍

産近甲龍は、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の4大学の頭文字をとった大学グループの総称です。近畿地方に本部を構える中堅私立大学であり、関関同立を志望する受験生の併願校として選ばれることもあります。偏差値は、関東で人気の大学グループである日東駒専と同程度のレベルです。

また、産近甲龍は就職支援に注力しており、各大学の就職率が95%を超えています。

産近甲龍の難易度はどのくらい?

マークシート

産近甲龍に合格するにはどのくらいの学力が必要なのか、気になる方も多いでしょう。以下では、偏差値や倍率を示しながら産近甲龍の難易度について解説します。

産近甲龍の偏差値

以下は、産近甲龍の偏差値を学部別にまとめた表です。

大学 偏差値
京都産業大学 情報理工学部 47.5
理学部 45.0~50.0
生命科学部 45.0~47.5
現代社会学部 45.0~47.5
国際関係学部 45.0
文化学部 42.5~45.0
外国語学部 42.5~45.0
経済学部 42.5~45.0
経営学部 42.5~45.0
法学部 42.5~45.0
近畿大学 医学部 65.0
総合社会学部 50.0~57.5
文芸学部 45.0~57.5
情報学部 55.0
薬学部 52.5~55.0
経済学部 47.5~55.0
経営学部 47.5~55.0
法学部 47.5~55.0
農学部 45.0~55.0
建築学部 52.5
理工学部 42.5~52.5
国際学部 45.0~50.0
工学部 42.5~47.5
産業理工学部 40.0~47.5
生物理工学部 37.5~45.0
甲南大学 文学部 47.5~55.0
グローバル教養学環 50.0
経営学部 47.5~50.0
経済学部 47.5
法学部 47.5
マネジメント創造学部 47.5
フロンティアサイエンス学部 47.5
理工学部 45.0~47.5
知能情報学部 45.0~47.5
龍谷大学 文学部 37.5~55.0
心理学部 47.5~52.5
経営学部 47.5~50.0
法学部 45.0~50.0
社会学部 45.0~50.0
経済学部 45.0~47.5
政策学部 45.0~47.5
国際学部 42.5~47.5
農学部 40.0~45.0
先端理工学部 37.5~45.0

※2025年1月時点

産近甲龍のなかで最も偏差値が高い学部は、近畿大学の医学部です。また、最も偏差値が低い学部は、近畿大学の生物理工学部と龍谷大学の先端理工学部が該当します。

学部によって偏差値に差がありますが、多くの学部が偏差値40~50台の範囲内に収まっています。

産近甲龍の倍率

以下は、産近甲龍の倍率を大学別にまとめた表です。

大学 2023年度倍率 2024年度倍率
京都産業大学 3.2 2.7
近畿大学 4.1 3.5
甲南大学 3.0 3.5
龍谷大学 3.0 2.8

※大学計

産近甲龍の倍率は、2年連続で3倍前後となっています。4つの大学のなかでは、近畿大学の倍率がやや高い傾向にあるでしょう。

産近甲龍の合格に必要な勉強時間は?

カレンダー

次に、産近甲龍の合格に必要な勉強時間を解説します。

目安の勉強時間は約1,500時間

産近甲龍への合格を目指すのであれば、約1,500時間の勉強時間を設けましょう。なお、受験する科目数や開始時期によっては、1,500時間以上の勉強時間が必要となる場合があります。行きたい学部の合格ラインに到達できるように、現在の学力を把握したうえで学習計画を作ることが大切です。

受験対策では、学校の授業や宿題を通じて基礎固めをしながら、志望校の過去問演習に取り組むようにしましょう。なるべく早い時期から対策をスタートすることで、受験が有利になります。

h3:産近甲龍の入試難易度は上昇している
近年では、産近甲龍の難化が進んでいるといわれています。難関レベルの大学を志望する人が、産近甲龍を併願校として選ぶケースも少なくありません。

産近甲龍を目指す場合、勉強時間の捻出だけでなく勉強の質を高めることにも意識を向けましょう。1日に5時間勉強するとしたら、5時間のなかで学力をより伸ばせる勉強法を模索することが大切です。参考書の使い方や過去問の解き方など、受験対策を進めていくなかで効率よく学習できる方法を見つけてみてください。

【学年別】産近甲龍を目指す人の1日あたりの勉強時間

勉強時間

受験対策をスタートする学年によって、必要な勉強時間が変わります。以下では、産近甲龍を目指す場合に、1日あたりに必要な勉強時間を学年別に解説します。

高校1年生:1日1~2時間

高校1年生から産近甲龍の受験対策をスタートする場合、1日1~2時間を目安に勉強しましょう。勉強の習慣をつけるために、予定がある日でも1日のどこかで勉強時間を設けてください。

英語や数学など積み上げ型の科目は、基礎が固まっていないと高校2~3年生での学習に影響を及ぼす可能性があります。そのため、高校1年生では基礎固めを徹底し、苦手な科目を作らないようにしましょう。不得意な分野がある場合は、可能な限り早い段階で克服するようにしてください。

高校2年生:1日2~3時間

高校2年生から産近甲龍の受験対策をスタートする場合、学校の授業を除いて1日2~3時間の勉強時間を設けてください。なお、この時期に授業で教わった内容の復習を繰り返し、基礎を定着させておくことが大切です。

英語であれば標準レベルの英単語や英文法を、数学であれば基本的な問題を完璧にしてください。目安としては、教科書に載っている章末問題を正確に解けるレベルまで到達するとよいでしょう。高校2年生の1月頃には、受験を意識した勉強を本格的に始めることをおすすめします。

高校3年生:1日5時間

高校3年生から産近甲龍の受験対策をスタートする場合、1日5時間を目安に勉強してください。部活動に励んでいる人でも、登校前や授業の合間などを活用しながら受験勉強を取り入れることが大切です。

配点率が高い科目や苦手な科目など、優先度が高い科目から順番に、高校1~2年生で習った範囲の総復習をスタートしましょう。どの科目も、高校3年生の夏休みまでに範囲の復習を済ませてください。2学期以降は、志望校の過去問や共通テストに挑戦しましょう。

産近甲龍の合格に向けて勉強時間を確保する3つのポイント

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最後に、産近甲龍を目指す人が勉強時間を確保する際に心がけたい3つのポイントを紹介します。以下で紹介するポイントを実践することで、勉強の質を高められるでしょう。

1:学習環境を整える

勉強になかなか集中できないと感じる場合、学習環境の見直しが必要です。勉強部屋にはスマートフォンやゲームなど、勉強に関係ないものを置かないようにしてください。勉強用の椅子は高さが調節できるものや、背もたれが備わっているものを選び、体への負担を減らしましょう。

また、予備校・塾の自習室や図書館などを活用すると、静かな環境で勉強を進められます。集中力を維持しやすい環境に身を置くことで、勉強時間を増やせるうえに質の高い勉強を行えるでしょう。

2:朝の時間を有効活用する

夜に勉強しようとすると終わりの時間を設定しにくいため、夜更かししてしまいがちです。睡眠時間が少なくなると生活リズムが乱れ、体調を崩してしまう場合があります。

そのため、朝の時間を有効活用してください。朝は集中力が上がるうえに、登校までの限られた時間のなかでメリハリをもって勉強を進められます。

また、大学入試は朝から始めるケースが多いため、朝型の勉強を習慣化させることで本番に高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

3:予備校や塾に通う

独学で勉強時間を捻出しながら、計画通りに対策していくことは難しいでしょう。予備校や塾に通うと、産近甲龍の合格に向けたカリキュラムで指導してもらえます。

予備校や塾では最新の入試データを取り扱っているため、有力な情報が手に入りやすいです。産近甲龍の入試傾向や科目ごとの狙い目など、ピンポイントでアドバイスが貰えます。また、実績が豊富な講師たちが在籍しているため、わからないことがあればすぐに質問ができる点も魅力です。

まとめ

産近甲龍は中堅大学ではあるものの、難関大学の志望者が併願するケースが増え、入試難易度が高まっています。合格を目指す場合、勉強時間をしっかり確保しながら、質の高い学習を進めることが大切です。産近甲龍の入試傾向に合わせたカリキュラムで対策したい人は、塾や予備校への通学をおすすめします。

塾・予備校に通うことを検討している高校生・浪人生は「イチオシ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。

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