早慶上智とmarchの差は「ある説」「ない説」

「早慶上智とmarchの差は「ある説」「ない説」」サムネイル画像

早稲田、慶応、上智の私大御三家と、明治、青山、立教、中央、法政のMARCHには、「歴然たる差がある」という人がいます。
一方で、早慶上智は入学することが難しいだけで、MARCH以上であれば「差がない」という人もいます。

「早慶上智とmarchに差があるのか、ないのか」の議論は、多くの受験生が関心を持っていることでしょう。
ただ結論を先に紹介すると、差があるともいえるし、差がないともいえます。
差がある説と差がない説の両方を紹介しますので、どちらがより説得的か検討してみてください。

そもそも「大学の差」とは

早慶上智とMARCHの差をみる前に、「大学の差」について解説します。
大学の差は、偏差値の差ともいえます。そして偏差値の差は、入学の難しさの差です。すなわち、「よい大学」=「偏差値が高い大学」=「受験勉強が大変な大学」という公式が成り立ちます。
また、大学の差は、社会での認知度の差でもあります。「早稲田大学出身です」といえば、多くの日本人は驚いてくれるでしょう。
そして、就職率の差も、大学の差につながっています。偏差値の高い大学の学生は、就活でほとんど苦労しません。しかも、一流と呼ばれる企業ほど、偏差値の高い大学の学生を優先的に採用します。

差がある説

早慶上智とMARCHの間に差があると主張する人は、偏差値の差を指摘します。
以下は、ベネッセが算出した、2019年度入試向け文系私立大学の偏差値です。

83慶応義塾大(法)
82慶応義塾大(経済) 早稲田大(政治経済)
81早稲田大(法) 早稲田大(商) 早稲田大(国際教養)
80早稲田大(社会科)
79慶応義塾大(文) 慶応義塾大(総合政策) 早稲田大(文)
78慶応義塾大(商)
77早稲田大(文化構想)
76上智大(法)
75上智大(国際教養) 立教大(異文化コミュニケーション) 早稲田大(教育)
74中央大(法) 法政大(グローバル教養) 明治大(法) 立教大(経営)
73上智大(総合グローバル)
72上智大(外国語) 明治大(国際日本) 立教大(社会) 早稲田大(人間科-健康福祉科)
71青山学院大(総合文化政策) 青山学院大(国際政治経済) 上智大(文) 上智大(経済) 上智大(総合人間科) 中央大(総合政策) 明治大(文) 明治大(政治経済) 明治大(経営) 明治大(商) 立教大(法) 立教大(経済)
70青山学院大(文) 青山学院大(教育人間科) 法政大(国際文化) 明治大(情報コミュニケーション) 立教大(観光)

途中、偏差値75~73の部分で、上智、立教、早稲田、中央、法政、明治、立教が前後していますが、「上部に早慶上智、下部にMARCH」の傾向は明確です。
ただ、偏差値70以上ですでに「相当優秀」ということができます。

また、いわゆる一流会社と呼ばれる東京証券取引所一部上場企業や老舗企業、グローバル企業では、早慶出身者の「強さ」が際立っています。
東洋経済が上場企業に役員を多く輩出している大学トップ30を公開しています。

<上場企業に役員を多く輩出している大学トップ30>

1

慶應大学

11

神戸大学

21

北海道大学

2

早稲田大学

12

関西学院大学

22

横浜国立大学

3

東京大学

13

法政大学

23

大阪市立大学

4

京都大学

14

関西大学

24

専修大学

5

中央大学

15

東北大学

25

東京理科大学

6

明治大学

16

九州大学

26

東海大学

7

日本大学

17

名古屋大学

27

上智大学

8

一橋大学

18

立命館大学

28

近畿大学

9

大阪大学

19

立教大学

28

甲南大学

10

同志社大学

19

青山学院大学

28

広島大学



出展:東洋経済オンライン『「慶応卒が出世している」200社』

このように、慶応と早稲田が1位、2位となっています。そこに東大、京大が続きます。
このデータに従うのであれば、大企業で活躍したい人は早慶を目指したほうが、その確立を高められるでしょう。

差がない説

それでは次に、早慶上智とMARCHには差がない、とする説を紹介します。

まず、先ほどみた「上場企業に役員を多く輩出している大学トップ30」からMARCHと上智だけを抜き出してみましょう。

5

中央大学

6

明治大学

13

法政大学

19

立教大学

19

青山学院大学

27

上智大学



中央と明治は10位以内に入っていますし、法政、立教、青山は上智のはるか上に位置しています。
MARCHの健闘ぶりは明白です。

また、早稲田の1年間の入学者数(1学年定員)は約9,000人、慶応は約7,000人、上智は約3,000人です。
明治は約8,000人、青山は約4,000人、立教は約4,500人、中央は約6,000人、法政は約7,000人です。
おおまかに「1学年定員が多い大学ほど上場企業の役員を多く輩出している」といえます。ということは、早慶出身者に役員が多いのはOBOGが多いから当たり前、ともいえるのです。
そうなると、「上場企業で地位を得ること」については、早慶上智とMARCHにはそれほど差がないといえます。

さらに、社会において学歴より大きな差を生むのは国家資格です。弁護士、公認会計士、税理士といった資格を持っているMARCH卒者は、持っていない早慶上智卒者を凌駕(りょうが)するでしょう。
MARCH卒者が、生涯年収で早慶上智卒者を超えることは十分可能といえます。

まとめ~自分の価値観と照らし合わせて志望大学を決めよう

MARCHも「かなりいい大学」です。入って損はない大学ですので、受験で苦労して早慶上智を目指すのであれば、余裕をもってMARCHに入学したほうがいいかもしれません。
しかし、将来「もう少しで早慶上智に入れたのに」と後悔することが確実な受験生は、しっかり勉強したほうがいいでしょう。そのような人が早慶上智に入ると「やっぱり早慶上智は違う」と思えるからです。
そのため、早慶上智とMARCHの差の有無は、受験生ごとに異なるといえるでしょう。

関連記事

注目予備校から自分にピッタリの予備校を診断!予備校診断はStart!

カテゴリー

アーカイブ