志望大学を受験するのに宿泊が必要!ホテルはいつ頃予約する?

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「地元の学校しか受験しない」
「地元以外の大学に進学するつもりはない」
ということであるならば、基本的に受験は日帰りで対応できるでしょう。

しかし高校受験のときとは異なり、大学受験のときは県外の学校を受ける人も多くなることでしょう。

この場合、新幹線などを利用していく方法もありますが、遠方の場合それでも日帰りができないこともあります。

現実的には、「受験の前の日(場合によっては受験した当日も)は受験する大学の近くに宿泊する」というかたちをとることになるでしょう。
ただ、この「宿泊」にもさまざまなポイントがあります。受験のときの宿泊事情について紹介します。

いつ頃ホテルを予約すればいい?

まずは、いつ頃宿泊するホテルを予約するべきか、ということについて考えていきましょう。

ホテルを予約するタイミング

ホテルの予約が殺到するのは、1月の中盤から後半くらいにかけてだといわれています。
これは、受験生の多くが受ける「センター試験」が終わった時期だからです。

センター試験の結果(自己採点)を踏まえて、「受ける大学」を決める人が多いため、センター試験終了後に多くの受験生やその家族が交通手段やホテルを予約しにかかります。
この時期に入ると、立地のよいホテルなどはかなり取りにくくなってしまいます。

受験をする大学近辺のホテルは、「その大学を受けることが決まった時点」で予約しまうことをおすすめします。
特に10月より前の段階で予約に踏み切れば、自分が予約したいホテルをおさえる確率が上がるでしょう。

ただし、10月以前であっても、受験生の約3割がすでにホテルを予約しようと動いているといわれるため、「できるだけ早い段階で予約すること」はやはり意識しておきたいものです。

予約したホテルをキャンセルする場合

なお、「ホテルは予約したいけれど、センター試験の結果や今後の模試の結果で、『やっぱりその大学は受けない』ということになるかもしれない」と悩む人もいるかもしれません。

しかし、実はこれはそれほど大きな問題にはなりません。
一度ホテルを予約してしまって、その大学を受けないと決めた時点でキャンセルすればよいからです。

予約したホテルをキャンセルするには、キャンセル料がかかる場合があります。
これは消費者契約法9条の1号で触れられています。
もっともこれはキャンセル料金を定める条文ではないため、キャンセル料はホテルごとで個別に設定されています。

一概にはいえませんが、国土交通省が定める「国内旅行に係る取消料」にのっとり、「1週間前の解約で30パーセント、前日で40パーセント、当日無断の場合は100パーセント」としているところも多いようです。

キャンセル料金が発生するタイミングでは、すでにその学校を受験するかどうかがわかっているケースが大半でしょうから、これが問題になることはほとんどないと考えてよいでしょう。

出典:国土交通省「標準旅行業約款」
http://www.mlit.go.jp/common/001230233.pdf

ホテルの立地条件と部屋の条件

ホテルを予約するときに気を付けたいのは、金額だけでなく、それ以外のさまざまな点を考慮して選ばなければならないということです。

まずは、立地です。
これは大学から近いのが一番です。

ホテルから公共の交通機関やタクシーを使った場合、事故や公共交通機関の遅れが起こる可能性は0ではありません。
場合によっては救済措置が講じられることもありますが、気持ちが動揺しますし、万全の状態で受験できなくなるというデメリットもあります。

そのため、大学まで歩いていける距離にあるホテルをとるのが一番です。
ただ、繁華街などが近くにあり、著しく環境がよくないということであればまた考えなければなりません。

次に意識したいのが、「部屋の条件」です。
受験前日をどのようにして過ごすかは人によって異なりますが、多くの場合は最後の勉強をして過ごすことになるでしょう。

そのため、勉強机があることが必須です。
灯りはいわゆる「間接照明」ではなく、しっかりと明るいものが付けられている部屋の方が勉強しやすいでしょう。
そうでない場合は、最低でも電気スタンドの貸し出しをしてくれるところを選びます。

また、加湿器などを貸し出してくれるホテルを選べればなおよいでしょう。

受験のときのホテルは、金額よりも過ごしやすさや交通の利便性を重要視して選ぶのが鉄則です。

親の同伴は?

18歳というのは微妙な年齢です。
親がいなくても多くのことができる年齢であるのと同時に、親のサポートから完全に自由になれる年齢でもありません。

特に受験のようにセンシティブな出来事の場合は、親がどこまで関わるかについて、予めしっかり考えていかなければならないでしょう。
これは、受験のときに親がついていくかどうかということについてもいえます。

親が受験に同伴するメリット

親が受験に同伴するメリットとしてもっとも大きいのは、何かトラブルがあったときに対応がしやすくなる、というものです。
受験生の多くは、結果がどうあれ、つつがなく試験を受けることができます。

しかし中には、公共交通機関の遅れや事故に巻き込まれる子もいるでしょう。
この場合、社会経験の少ない高校生ではうまく立ち回ることができない可能性が高いといえます。
普段は落ち着いた子であっても、「受験に間に合わないかもしれない!」ということでパニックになってしまう場合もあります。

こうした緊急時に親が側にいれば、代替えの交通手段を探したり、連絡方法を確保したりということがしやすくなります。
また、受験生を狙った犯罪から身を守ることもできます。
このようなリスク要因を減らすことができるのは、親が同伴する大きなメリットだといえるでしょう。

「親がついていてくれれば安心して受験ができる」「リラックスができる」という受験生もいるでしょう。
親がいることで不安なく受験に臨むことができるのであれば、同伴する方がよいと思われます。

さらに、親側としても、「子どもが受験する大学の周辺環境を把握できる」「合格後、入学予定の部屋を内覧することができる」などのメリットがあります。
特に遠方の大学を受ける場合は、何度もその場所に親が足を運ぶことは難しいので、この機会に行っておくとよいでしょう。

親が同伴する際の注意点

反対に「親がいない方が緊張しなくて済む」という受験生がいるのも事実です。

子ども合格したら一人暮らしになる人(家庭)の場合は、自立ということを教えるよい機会にもなります。
どこまで自分だけの力でやるかというのは、人それぞれ・家庭それぞれで違いますから、受験への同伴は子どもと話し合って決めていくことをおすすめします。

また、親が同伴することで交通費や宿泊代も多くかかってしまうというのも考慮しておきたい点といえるでしょう。

宿泊を必要とする大学受験の心構え

ここからは、宿泊を必要とする大学受験の心構えについて見ていきましょう。

遅刻対策は必須

まず考えたいのが、「遅刻対策」です。
公共交通機関、特に電車での遅延による遅刻などは救済措置が講じられることが多く(大幅な遅延の場合は、別室での受験開始となるなど)、あまり大きな問題にはなりません。

ただ、タクシーや自家用車を使った場合などは、救済措置が講じられない可能性が高いといえます。
場合によってはバスの遅延も認められないことがありますから、時間には十分に余裕をもつようにしましょう。

目覚まし時計をかけることはもとより、ホテルのモーニングコールサービスを利用することも検討しましょう。
「子どもの自立を促したい」「仕事が忙しくて休みがとれない」ということで同伴ができなかった親御さんも、朝のモーニングコールだけは入れるといったかたちでお子さんをフォローしてもいいかもしれません。

また、意外と盲点になるのが、受験会場に行くまで、または行った後に迷子になるというもの。

受験会場までの道がわからなくなる可能性だけでなく、大学にはつけたもののどこから入ればよいかわからないとなる可能性もあります。
広大な敷地面積を誇る大学ならばなおさらです。
そのため、前日に一度足を運び、受験会場をチェックしておく必要があります。

何にせよ、遅刻対策は十分に講じておきましょう。
1時間前には余裕をもって受験会場入りをしておきたいものです。

乾燥対策と寒さ対策も意外と重要

受験のシーズンは学校ごとによって多少異なりますが、多くは冬の時期に行われます。
そのため、寒さ対策や乾燥対策は必須です。
特に暖かい地方から寒い地方に受験に行く人の場合は、万全にしておかなければなりません。

「乾燥」は喉を痛め、風邪を呼び込む原因となります。
マスクの着用を徹底することはもちろん、加湿器を借りることのできるホテルならばこれも利用しましょう。
また、受験のときはギリギリまで勉強することになる人が大半かと思われますので、手や指先を温めるホッカイロや手袋も持参しておくとよいでしょう。

なお、前述の遅刻対策にも通じることではありますが、豪雪地帯での受験は「寒さ対策」と同時に「雪対策」も必要になってきます。

豪雪地帯の場合は、かなり雪が降っていても公共交通機関が乱れることは少ないものですが、早めの行動を心がけるに越したことはありません。

また、「歩いていける範囲だから大丈夫」と思っている人も注意してください。
慣れない人が雪の中を歩くのは、かなり厳しいものがあります。
時間に余裕をもって行動しましょう。

食事をしっかり食べる

慣れない場所で食事の場所を探すのはなかなか大変なものです。
そのため事前にコンビニエンスストアの場所などをチェックしておきましょう。
特に食事がついていないホテルを利用するならば、これは必須といえます。

緊張で食事が喉を通らないという人もいるかもしれません。
しかし、受験当日は特に朝ごはんをしっかり食べておかないと、頭がなかなか働きません。
炭水化物をしっかりとることで、糖質が脳の栄養となり、効率よく脳を働かせることに役立ちます。

なお、食事は満腹を避け、腹八分目を心がけるとなおよいでしょう。

夜はしっかりと眠る

受験前日ということもあって、夜遅くまで熱心に勉強する人も多いことでしょう。
しかし、寝不足では実力を発揮することはできません。

日付が変わるころには就寝しましょう。
睡眠をしっかりとることは、心と体に余裕をもたせることにもつながります。

緊張して寝付けないという場合は、ベッドに横たえるだけでも体は休まります。
ベッドに横になり、目をつぶっておきましょう。

もしもホテルがとれなかったら……

ホテルの予約時期や受験前日の過ごし方について見てきましたが、そもそもホテルが予約できなかった場合はどうすればよいのでしょうか。

あらゆる手段を使ってホテルを探す

首都圏の場合は受験生以外にも旅行客が多く、早い時期からどんどんホテルが埋まっていきます。
そのため、受験シーズンに予約をしようとしてもホテルが見つからないということも十分にあり得ます。

この場合は、前述した条件にこだわることをやめて、とにかく部屋を確保することを第一の目的としてください。
大学からある程度遠くても電車の乗換なしに1本で行けるところを探したり、旅行業者に問い合わせをしたり、カプセルホテルなども視野に入れて探すようにします。

また、インターネットで数多くのサイトを使って調べるのは鉄則として、場合によってはホテルに直接電話をして空き状況を確認することも必要です。

「最善のホテル」を探すより前に、まずは控えをおさえる!

受験シーズはホテルの予約が集中します。
「ここも悪くないけれど、もっといいところがあるかも……」と探しているうちに、「悪くないホテル」が埋まってしまうこともあります。

そのため、空いているホテルをまずは予約して、その次に「最善のホテル」を探す方法をとった方がよいでしょう。

なお、この宿泊先探しは非常に時間がかかります。
場合によっては3時間~4時間以上かかることも決して珍しくはありません。

家庭の考え方はさまざまですが、このような宿泊先の確保は、受験生本人には任せず、保護者がやってあげることをおすすめします。
受験間際の貴重な時間を費やすことになってしまうのはもちろんですが、宿泊先が見つからないという焦燥感は、確実に受験生を追い詰めるからです。

ホテルが予約できないと、最悪のケースでは受験当日に長い距離をかけて移動する必要がでてきてしまいます。
そうならないためにも、早めの予約が必要です。



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