上智大と帰国子女「入試は特別?」「実際多いの?」

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上智大といえば帰国子女、帰国子女といえば上智大というイメージを持っている人は少なくないと思いますが、実際、海外で暮らした経験がある人は、上智大を目指すものなのでしょうか。そして上智大は帰国子女を歓迎しているのでしょうか。

そもそも帰国子女とは

大辞林によると帰国子女とは「外国での生活を経て、日本に帰国した学齢期の子供。帰国児童生徒」のことです。ただ、日本語で「きこくしじょ」といった場合、別の意味も含みます。それは「英語などの外国語が達者な人」という意味です。
上智大の入試の英語の難しさは有名であり、それは事実なので「帰国子女=英語が得意=上智大入試の英語試験をクリアできる」というイメージができあがったのでしょう。

上智大学の「海外就学経験者(帰国生)入学試験」の概要

ただ「上智大≒帰国子女」というイメージは、上智大自身も醸成しています。上智大には「海外修学経験者(帰国生)入学試験」という制度があります。この制度を利用できるのは以下の条件をクリアした人です。

・青少年期に異文化体験で身につけた個性や、海外の教育制度で培った教養などを評価する
・対象学部は、国際教養学部と理工学部英語コースを除くすべての学部・学科
・文学部と外国語学部では、そこで学ぶ言語を母国語にしている人の受験は認められない
・日本国籍または日本の永住権を有し、国内外の学校教育で12年以上の課程を修了している(12年は日本の小中高校に該当するもの)
・外国で1)中学高校を通じて2年以上在籍したか、または2)高校の最終学年の1年間を含め、中学高校で通算2年以上在籍した人が受験できる
・英検、TOEFL、TOEIC、国連英検、IELTS、TEAP、独検、仏検などで基準以上の得点を獲得している

この条件をクリアしたうえで、面接と学科試問と書類審査があります。海外修学経験者(帰国生)入学試験は一応、帰国子女枠といえますが、受験資格としては「かなり厳しい」といえそうです。さすが名門大です。帰国子女というだけで入学できるわけではありません。

上智大学生に帰国子女は多いのか

上智大に何人くらい帰国子女がいるのでしょうか。気になるところですが、上智大は学生に占める帰国子女の割合を示していません。実際に帰国子女であっても、一般入試により合格した学生もいるからです。

ただ、全合格者のうち、海外就学経験者(帰国生)入学試験で合格した人が何人いるのかはわかります。2018年度の上智大の入試の全合格者は5,668人でした(一般入試学科別、一般入試TEAP利用、特別入試の合計)。そのうち海外就学経験者(帰国生)入学試験で合格した人は216人なので、全合格者に占める割合は3.8%です。

まとめ

帰国子女の方は、一般の受験生とは異なる経験をしています。そのことは一般的に「よいこと」と考えられるのに、受験では不利になることもあるので、大学が入試で「特別枠」を設けることは公正といえるでしょう。

また、上智大としても、社会で「上智大卒は英語ができる」と認知されることはプラスになるはずです。得意の外国語を活かしたい帰国子女と「利害は一致」します。上智大の場合、全合格者に占める帰国子女の合格者の割合が4%ほどなので、それほど大きな優遇ともいえませんが、妥当な数字なのかもしれません。

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