慶応大の英語は「こう出る」「こう攻略する」

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慶応義塾大学入学を目指す受験生は「慶応の英語」を克服しなければなりません。慶応の英語の特徴は2つあります。

1)大量の英文が出る
2)その英文は、日本語で書かれていたとしても理解することが難しい内容になっている

重要単語、重要英作文、重要構文を丸暗記していることは、慶応受験生にとって単なる前提条件にすぎません。2)を克服するためには、社会問題や世の中のことを知り、それについて自分の意見を持ち、英語で考え、その考えを英語で表現できなければなりません。慶応英語の構成と攻略法について紹介します。

長文が1題しか出ない

慶応の英語のなかでも、文学部の英語試験は「えぐい」と感じるでしょう。これを知っただけで、「慶応をあきらめようか」と思ってしまう受験生がいるかもしれません。そのプレッシャーに負けないでください。どのような入試問題でも、解けるようにできています。それを信じて立ち向かってください。

文学部の英語試験は、1問しか出題されません。英語長文が1題しか出ないのです。英語長文を1本読んで理解できれば合格できます。しかし、その英語長文は、仮にそれがすべて日本語で表記されていたとしても、簡単には理解できないでしょう。

ある年の文学部の英語長文

慶応大文学部のある年の英語長文はJohn Bradshaw氏の「The Animals Among Us」の引用でした。ブラッドショー氏は、アメリカ・ブリストル大学で猫の行動を研究している学者です。著述家としても知られ、猫の感覚を紹介したり、動物の社会を人間社会と比較して解説したりしています。

「The Animals Among Us」というタイトルを読むと、人々の身近にいる動物の生態を紹介しているように感じかもしれませんが、そのような「ほのぼの」した内容は慶応の英語では出題されません。

この試験問題で引用された部分には、「ペットの飼育と人間の脳の働き」「ペットを擬人化する傾向」「警察が暴徒制圧に使った警察犬と警察馬について、人々が称える思考」といったことが書かれています。

この問題を解くには、動物とペットについての知識と著者の主張を要約するスキル、論文を論理的に読み進める読解力と英語長文を自分なりに再構築する構成力が必要になります。その高度なスキルを身につけるにはどうしたらよいのでしょうか。

英字新聞の社説を読み感想を英語で書く

慶応の英語を克服するために、朝日新聞のAsahi Weeklyという英字新聞を利用しましょう。 Asahi Weeklyに社説(Editorial)が掲載されています。社説とは、新聞社が自社の主張を述べている記事です。事実を伝える一般の記事は中立を是としていますが、社説では社会問題について「間違っている」「こうすべきだ」と価値判断を下しています。 例えば、2019年10月11日のAsahi WeeklyのEditorialの一部は、次のように書かれています。

EDITORIAL: Yoshino’s Nobel should enhance support for long-term research In summing up the reason for awarding this year’s Nobel Prize in Chemistry to three researchers, the Royal Swedish Academy of Sciences said, “Lithium-ion batteries have revolutionized our lives since they first entered the market in 1991. They have laid the foundation of a wireless, fossil fuel-free society, and are of the greatest benefit to humankind.” This is clearly an achievement that is suitable for the spirit of the prize, created by the will of Swedish dynamite inventor and businessman Alfred Nobel. (以下略)

引用:http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201910110030.html

2019年10月にノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏ついて言及しています。Asahi Weeklyは、長期に及ぶ研究を国としてサポートすべきだ、と主張しています。まずは上記の「引用URL」にアクセスして、英文をすべて読んでください。そして、この主張について、自分は賛成するのか反対するのかを決めてください。そのうえで、なぜ賛成するのか、なぜ反対するのか理由を出し、それを英作文にしてみましょう。

まとめ

慶応大の英語の出題者、つまり教授たちは、受験生に英語で考え、英語で主張する力を求めています。しかも教授たちは、社会問題や自然現象などの「難しいこと」について考えさせようとしています。慶応受験生は、普通の受験英語の先を見据えなければなりません。そのため、普通の勉強だけでは足りないのです。社会を知る勉強を積み重ねていきましょう。

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