東大のオープンキャンパスとは?事前の準備や参加方法についても知っておこう

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東大のオープンキャンパスは、東大で学ぶ内容や東大での学生生活を知る絶好のチャンスです。参加すれば受験勉強へのモチベーションも大きく上がるでしょう。しかし、東大のオープンキャンパスには事前に予約が必要なものもあり、のんびり構えていると参加できない可能性もあります。また、ただ行くだけでは何も収穫がないまま終わってしまうかもしれません。

そこで、今回は東大のオープンキャンパスの種類や、事前にどんな準備が必要かについて説明していきます。

東大のオープンキャンパスにはどんなものがあるか

広義のものも含めると、東大のオープンキャンパスは4種類あります。

1)高校生のための東京大学オープンキャンパス

「高校生のための東京大学オープンキャンパス」は、東大をめざす高校生や既卒生を対象とする催しです。一般的に、「東大のオープンキャンパス」といえばこちらを指します。

<オープンキャンパスの概要>
「高校生のための東京大学オープンキャンパス」では、安田講堂での大学紹介や各学部の紹介をはじめ、模擬授業や研究室の見学、教員・在学生とのディスカッションや質疑応答などの企画が多数用意され、東京大学の履修内容や授業の雰囲気を体感できます。

開催場所:本郷地区キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)
開催時期:毎年8月(2日間)
※2020年は東京オリンピック開催のため、7月11日(土)、12日(日)に開催予定です。
参加要件:東大受験を考えている高校生および既卒生
募集定員:各日1万人

オープンキャンパスの詳細については、東大のホームページで公開される実施要項や、オープンキャンパス特設サイト(以下・特設サイト)のタイムテーブルなどで確認できます。

<オープンキャンパスへの参加方法>
「高校生のための東京大学オープンキャンパス」への参加にあたっては、特設サイトにおいて参加登録を行う必要があります。また、企画によっては参加登録後に企画ごとの事前申し込みが必要です。その場合は、特設サイトで公開されるタイムテーブルなどの詳細情報で開催時間や場所を確認し、参加登録後に希望する企画への事前申し込みを行います。

人気の企画は、予約がすぐに埋まってしまうので、参加を希望する企画がある場合は早めに参加登録と事前申し込みを行ったほうがいいでしょう。なお、毎年保護者などの代理登録によるトラブルが多発しています。参加登録や企画参加の事前申し込みは必ず参加希望者本人が行いましょう。

<オープンキャンパスのオンライン参加について>
遠方でオープンキャンパスに参加できない人や、学部説明会の事前登録ができなかった人は、オンラインでの参加も可能です。安田講堂における一部の学部説明会は、ライブ配信(UTokyo Science チャンネル)で視聴できます。

2)学校祭(五月祭・駒場祭)

東大キャンパスの雰囲気や東大生の様子、サークル活動などについて知りたい場合は、学園祭の見学もおすすめです。東大では、春に本郷地区キャンパスで開催される「五月祭」と、秋に駒場キャンパスで開催される「駒場祭」を開催しています。

<五月祭>
東大本郷地区キャンパスで開催される五月祭は、約16万6,000人(2019年度)が訪れる大規模な学園祭です。その起源は、大正12年5月5日の第1回園遊会とされており、長年東大生の研究発表の場として位置づけられてきた歴史ある学園祭としても知られています。

開催場所:東大本郷地区キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)
開催時期:例年5 月中~下旬の土・日曜日(2日間)
参加要件:なし(誰でも可)

五月祭では、学生有志による五月祭常任委員会が大学側との協議にもとづき企画や運営を行っており、東大の真髄ともいえるハイレベルな学術的イベントを数多く体感できます。また、約500の団体が参加する会場では、学生による模擬店やパフォーマンスなども楽しめるのが特徴です。

<駒場祭>
駒場祭は、東大の1、2年生が学ぶ駒場Ⅰキャンパスで秋に開催される学園祭です。学生有志による駒場祭委員会が企画・運営を行っています。

開催場所:東大駒場Ⅰキャンパス(東京都目黒区駒場3-8-1)
開催時期:例年11月下旬(3日間)
参加要件:誰でも可

駒場祭では、五月祭と同じくハイレベルな学術展示やパワフルなパフォーマンス、個性あふれる模擬店など、約500の企画を見学・体感できます。3日間で約12万人(2018年度)が見学に訪れ、五月祭と並んで全国屈指の規模を誇る学園祭です。

3)東京大学キャンパスツアー

東大では、もう一つのオープンキャンパスとして、無料の「東京大学キャンパスツアー」を行っています。高校生・既卒生向けのオープンキャンパスや学園祭に行けない人でも、こちらであれば参加しやすいでしょう。

<東京大学キャンパスツアーの概要>
開催日時:センター試験日と2次試験日を除く毎週土日10:00~12:00, 14:00~16:00 (8~9月のみ10:00~12:00, 14:30~16:30)
※天候等の理由により開催されない場合もあります。
開催場所:東大本郷地区キャンパス
参加要件:東大に興味がある人なら誰でも可(要予約)

「東京大学キャンパスツアー」では、東大生のガイドによる東大の歴史や建造物の解説を聞きながら大学内の施設を見学できます。また、東大生の学生生活についても聞くことも可能です。

<東京大学キャンパスツアーのコースと主な見所>
本郷キャンパスを2時間で1周するコースです。赤門からスタートし、広報センターがゴールとなります。主な見どころは以下の通りです。

・赤門(スタート地点)
江戸時代に作られた大学内最古の建造物です。

・三四郎池
夏目漱石の小説から「三四郎池」と呼ばれていますが、正式名称は「育徳園心字池」です。

・御殿下記念館
サウナやプールなどのスポーツ施設です。

・安田講堂
正式名は「大講堂」。東京大学を象徴する建物で、卒業式などに使われています。

・広報センター
キャンパスツアーのゴールとなる学内広報施設。学生生活の紹介はここで行われます。

これらのほかにも、歴史ある建造物を含めたさまざまな施設を見学できます。

<キャンパスツアーの予約方法>
「東京大学キャンパスツアー」の参加可能人数は最大50人です。しかし、参加人数9人までは「一般申し込み」、10人以上は「団体申し込み」となります。

・一般申し込み
1ヵ月前から申し込み可能で、予約は先着順です。キャンパスツアーページ内にある申込フォームより、参加人数や希望日時などを記載して予約を行います。

・団体申し込み
予約受付期間は、開催希望日の先々月10日午前0時~20日午後11時59分です。以下の内容を記載して指定の電子メールアドレスに送ります。

1)団体名
2)見学希望理由
3)団体構成員の大まかな属性(高校名など)
4)団体の所在地(都道府県)
5)大まかな参加人数(10~25名と26~50名のいずれか)
6)希望日時(第4希望まで)

※一般申し込み、団体申し込みともに、2020年3月15日現在は予約を受け付けていません。

4)東大キャンパス内自由見学

東大では、一部キャンパスで自由見学も可能ですが、見学にあたっては条件があります。ここでは、自由見学が可能な本郷地区キャンパスと駒場Ⅰキャンパスの見学方法や条件について説明します。

<本郷地区キャンパス>
原則的に、大学入試センター試験日および2次試験日以外は見学できます。15人未満の少人数であれば、門付近にいる警備員にキャンパスを見学することを伝えるだけで見学できます。しかし、15人以上の場合は指定のフォームより事前予約が必要になります。見学にあたっては、車での乗り入れ不可、キャンパス内全面禁煙などの注意事項を事前に必ずご確認ください。

<駒場Ⅰキャンパス>
20名以上を目安とする団体の見学が可能です。(ただし見学不可の期間あり)見学を希望する場合は「東京大学大学院総合文化研究科・教養学部」のホームページより「見学等申込書」をダウンロードの上、メールまたはFAXで予約する必要があります。東大への進学を検討中の方は、以上のいずれかの方法で東大キャンパスを訪れてみましょう。

東大のオープンキャンパスに参加するメリット

東大のオープンキャンパスに参加するメリットは主に以下の3つです。

1)東大の雰囲気を肌で感じることで受験勉強へのモチベーションが上がる

オープンキャンパスは、実際に東大キャンパスに足を運びキャンパス内の施設を見学しながら、そこで勉強する学生の様子を見聞きすることができます。そのため、「ぜひ東京大学で勉強したい」という気持ちをかき立てるよい刺激になるでしょう。「東大合格」という目標がより一層現実のものとなり、より明確な目的意識をもって受験勉強へのモチベーションを上げる効果も期待できます。

2)希望する学部学科への理解が深まり目標が明確になる

東大のオープンキャンパスでは、日本最高の研究機関でもある東大で何を学べるかを知るよい機会です。また、「高校生のための東京大学オープンキャンパス」では東大生が受講している授業を模擬体験できるため、東大の学部学科への理解がより深まるでしょう。そのような体験を通して、自分の目標も明確になりやすいでしょう。

例えば、漠然と「東大の〇学部に行きたい」と思う気持ちから「東大〇学部の〇〇先生のもとで〇〇の研究をしたい」などの具体的な目標に変わり、その目標に向かって効率的に受験勉強を進めやすくなります。

3)現役東大生や教職員の生の声が聴ける

オープンキャンパスでは、東大生や教職員の生の声を聴くことができます。その中には、東大の履修内容や研究テーマ、東大生の学生生活、東大合格までの受験勉強の方法など、インターネットや書籍などの受験情報では知りえないディープな情報も含まれているのが最大のメリットです。それらの情報を受験勉強に役立てることで戦略的な受験勉強ができ、東大合格という目標にぐっと近づけるでしょう。

東大のオープンキャンパス前に必要な準備

ここで、オープンキャンパスに行く前に必要な準備について説明します。

オープンキャンパスに行く目的を明確にする

東大には、数多くの学部学科があり、学科ごとの履修内容や研究テーマは多岐にわたります。オープンキャンパスに行くにあたっては、オープンキャンパスのタイムテーブルやパンフレット、学園祭のホームページなどを確認することが大切です。自分が見たい催しや、体験したい模擬授業などの目的を明確にしておく必要があります。

オープンキャンパスへの参加予約は早めに行う

東大のオープンキャンパスには、事前に参加登録や事前登録が必要な企画やイベントがあります。それらの中には、すぐに予約が埋まってしまうものも多いため、オープンキャンパスに行くと決めたら早めに参加登録や事前予約を行いましょう。

東京大学や自分が希望する学部学科について下調べする

何も考えずに東大のオープンキャンパスに行くと「何を見ればいいのか」「どんなことを体験したいのか」など、分からないまま時間だけが経ち、何も収穫が得られない可能性もあります。それを防ぐためにも、最低東京大学の沿革や学部学科については下調べしておきましょう。また、オープンキャンパスでは学生や教職員に直接質問できる機会もあるため、事前に質問事項をメモなどに書いておくといいでしょう。

キャンパスの場所やイベント開催日時、交通経路などを調べておく

初めてオープンキャンパスに行く人に起こりがちなこととして、「会場となるキャンパスに行くための電車を乗り間違える」「大学についても目的の会場にたどり着けない」などがあります。

そのような事態に陥らないためにも、事前にキャンパスの場所や交通経路などを調べておくことは必要不可欠です。また、オープンキャンパスの日時や事前予約した企画やイベントの時間や集合場所なども必ず確認しておきましょう。

まとめ

東大のオープンキャンパスには、東大への受験を検討している高校生・既卒生向けのオープンキャンパスと、一般の人でも見学できる学園祭やキャンパスツアーがあります。その中で一番におすすめしたいのは、オンラインでの参加も可能な「高校生のための東京大学オープンキャンパス」です。しかし、学生の様子やキャンパスの雰囲気を身近に感じられる2つの学園祭やキャンパスツアー、自由見学も機会があればぜひ体験してみましょう。

オープンキャンパスに参加すれば、非常に多くの収穫が期待できます。そのような貴重な体験を、「ただ行ってよかった」で終わらせてしまうかどうかは自分の準備次第です。自分がオープンキャンパスで得られた情報や、模擬授業で学んだ内容、在学生や教職員などの話をノートやWord、エクセルなどにまとめておくことをおすすめします。

それによって東大を受験する目的がより明確になり、高い目的意識をもって受験勉強に臨めるでしょう。

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