東大建築学科はどんなところ?辰野金吾を輩出した日本初の建築学科

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欧米諸国の諸制度に倣い、近代的な教育を行うために日本で初めて設立された大学が東京大学です。設立当初は、「大学校」と呼ばれた唯一の学校で、「日本の最高学府=東大」のイメージはここから生まれました。実は東大建築学科も、日本で初めて設置された建築学科です。

ここでは、歴史ある東大建築学科の特徴と、高度な研究を可能にする設備の数々について解説します。

明治6年に開設された日本初の建築学科

東京大学建築学科が工学寮専門家の一つとして開校したのは、明治6年のこと。日本で初めての建築学科の誕生でした。第1期生の一人が、のちに東京駅駅舎や日本銀行を設計する辰野金吾です。

初代教授ジョサイア・コンドルなどの教えを受け、建築学科卒業生は日本を代表する建築物の数々を生み出し、世界でもトップレベルの建築家として名を馳せるようになりました。この歴史ある建築学科の卒業生は、あらゆる環境を構想する裾野の広い学問領域を活かして、不動産・銀行・デベロッパーなど多様な方面で活躍しています。

ほとんどの科目を自由に選択できる柔軟性が東大建築学科の特徴

東大建築学科は、3 年までに基礎力を身につけ、4年で各分野の専門性をより深めていきます。より高度な専門性をもつ人物の育成を目指していますが、建築設計の基礎科目一つと4年次の卒業制作・卒業制作以外の科目はすべて選択科目で、非常に柔軟な学習計画を立てることが可能です。

一級建築士を目指す場合は、受験資格を満たすための選択科目が用意されています。この他にも、さまざまな実験を行ったり、ディスカッションやプレゼンテーションといった経験を積んだりすることが可能です。こういった科目で優秀な成績を修めた場合は、海外留学の機会や展覧会、コンテストへの参加資格が与えられます。

このように、東大建築学科ではさまざまなチャンスを得ることができるのです。

高度な研究を可能にする実験設備・フィールドワーク・国際ワークショップの数々

東大建築学科では、世界一流の建築家や評論家、研究者などを招いた特別講義を頻繁に行っています。この他にも、プリンストン大や、ミシガン大、マドリッド工科大といった建築学で著名な大学と国際ワークショップを合同で開催し、実際の建築物を対象にしたプロジェクトへの参加資格を得ることも。

さらに、欧州の大学院との交換留学制度もあり、知識や技術の交流の機会も設けられています。この他にも、防火試験用大型加熱炉や風洞実験室、太陽光・紫外線暴露対候性試験機など、建築の未来を考えるうえで重要な実験装置が多数備えられていることも、東大建築学科の魅力です。

まとめ

日本初の建築学科として長い歴史を有する東大建築学科。辰野金吾をはじめとする数々の優秀な建築家を輩出し、日本の建築レベル向上に大きく貢献してきました。その特徴は、ほとんどの科目が選択性ということ。自らの関心を深め、より突き詰めて研究できる環境が整っているのです。建築家を目指すなら、東大建築学科をその足掛かりにしましょう。

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