これが東大の薬学部です

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現代医療は薬が支えているといっても過言ではありません。東大薬学部は日本一の薬の研究機関であると自負しています。そして、世界で最も売れている医療用医薬品トップ100のうち、日本が開発した薬は13になります。これは世界1位のアメリカ(48)に次ぐ数であり、3位のスイス(11)を2つ上回ります。

つまり日本の薬学をけん引する東大薬学部に入れば、世界の人々の命を救うことができるかもしれないのです。

学部風土

東大薬学部長の一條秀憲氏はざっくばらん、かつ、ユーモアあふれる方で、薬学部の特徴について次のように述べています(肩書は2019年6月現在)。「東大薬学部には熾烈な外部資金獲得競争に打ち勝って大型研究費を取得した研究者はきら星の如くいますが、誰も偉そうにしません」
東大薬学部ホームページから引用

薬学は人の命をダイレクトに救う崇高な使命を帯びていながら、同時に「兆円」規模のビジネスが繰り広げられている世界でもあります。そのただならぬ緊張状態にあっても、一條学部長のリベラルな思考は良好な学習・研究環境をつくっているはずです。「学生の自由な発想を尊ぶ」「学生の多種多様な進路を研究室間格差なく保全する」とも述べています。

課程、専修

東大薬学部には4年制の薬科学科と、薬剤師国家試験の受験資格が得られる6年生の薬学科があります。その2つの学科はさらに複数の研究室にわかれます。

<薬科学科>
●有機薬科学
・薬化学・天然物合成化学・有機合成化学・天然物化学・基礎有機化学・薬用植物化学・附属薬用植物園
●物理薬科学
・生体分析化学・生命物理化学
●生物薬科学
・衛生化学・生理化学・分子生物学・遺伝学・細胞情報学・蛋白質代謝学・(医科研)細胞生物化学・(医科研)細胞分子化学教室・(定量研)発生病態学

<薬学科>
●創薬学
・薬品代謝化学・蛋白構造生物学・免疫・微生物学教室・(定量研)生体化学・(定量研)応用免疫学
●医療薬学
・分子薬物動態学・薬品作用学・機能病態学・(病院)臨床薬物動態学・(寄付講座)育薬学・(寄付講座)ヒト細胞創薬学・(社会連携講座)脳神経疾患治療学・(社会連携講座)化学物質安全性評価システム構築
●社会薬学
・医薬品評価科学・(寄付講座)医薬政策学・(社会連携講座)ITヘルスケア

「こんな研究をしています」

東大薬学部の最近の研究成果を紹介します。

●自閉症モデルマウスを用いて、自閉症の治療における運動の有効性を証明した(2019年6月5日発表)
自閉症モデルマウスに運動をさせたところ、自閉症特有の行動が改善されました。この研究は、自閉症の発症メカニズムの解明と、新たな治療方法の創出に道を開きました。

●人工知能(AI)を用いて、人のiPS細胞培養の品質管理に成功(2019年5月26日発表)
心臓病の患者さんの心臓からiPS細胞をつくることができれば、そのiPS細胞を使って心臓病を悪化させる有害作用を予測することができます。

しかし、iPS細胞をつくることは容易ではありません。しかも培養の状況を一つ一つ顕微鏡でチェックしなければならず作業効率は高くありません。そこでiPS細胞が増える様子を動画撮影し人工知能に読み込ませて、培養できたiPS細胞の良し悪しを判定させました。
その結果、熟練の研究者によるiPS細胞判定の85%を再現することができました。

まとめ

受験生のなかには「薬で人々を救いたい」と考えて、薬学部を目指している人もいるでしょう。そのような方は妥協せず東大薬学部を狙い続けてください。日本一の「薬の機関」で学ぶことができるからです。

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