浪人生こそ個別指導型の予備校が理想的な3つの理由

理由1.弱点の強化に優れている

夏までの浪人生の受験勉強は基礎知識の総復習と弱点強化に力が注がれる。この弱点強化に最も適した予備校の授業スタイルは個別指導型だ。
弱点は自分で把握しているものもあるが、なぜかそこだけ抜け落ちているというケースも少なくない。後者のタイプの弱点は、自覚がないことが多い。その抜けが根本的な原因となって、後に続くところが苦手となっている可能性もあるので、抜けを見つける作業はとても大切だ。
みんなに向けて講義を行っている集団授業の講師が、授業中に「この生徒はここが抜けている」と気が付くことは稀だ。その点、個別指導であれば一つひとつの単元を演習していく過程で必ずチェックが入るだろう。

理由2.高い精度で学力を把握してもらえる

模試や予備校の小テストの結果から、浪人生自身が自分の学力を把握することも可能だが、個別指導ではその数字よりも深いレベルで学力を把握してもらうことができる。では、深いレベルでの学力把握はなぜ必要なのだろうか? 必要な理由は3つある。
1つは大学ごとに出題傾向や出題レベルに違いがあるから。模試の出題範囲や傾向が自分の得意と一致すれば、おのずと得点は上がり、判定も良くなる。しかし、その模試が志望校の出題傾向に完全に合致しているとは考えにくい。「この模試はできるけど、志望校のこの問題は苦手だよね?」と言ってくれるのが個別指導の講師だ。

模試と志望校の入試問題の違い

2つ目は自分の知らない力を引き出してもらえる可能性があるから。浪人生は志望校に囚われて、その学校や同レベルの併願校の過去問には手を出すが、それより上のレベルの大学の問題を見てみるというような余裕はないだろう。講師が学力把握をしっかりしていると、「この生徒はこういうタイプの問題が得意だから、ちょっと難しいこの大学にチャレンジできるかも」といった提案が生まれることもある。
3つ目は、いまの大学受験にはスケジューリング戦略が重要であるから。多くの浪人生が学力を判定する基準にしている全国模試は毎週開催されるわけではない。複数の模試を選択し、毎週模試が受けられるようにスケジューリングしたとしても、金銭的・肉体的・精神的疲労は大きい。しかも結果が手元に届くまでにはタイムラグがある。この学力判定が普段の講義で行える、しかも講師というプロの客観的な目線で行ってもらえる、といったらこんなに楽なことはない。さらに、つまずきや学習進度の遅れが見つかれば、すぐに短期的・長期的な戦略を立て直してもらうこともできる。間違えた問題を解き直して理解することも大切だが、その根が深いところにあった場合には全体的なスケジューリング変更が必要になるのだ。

理由3.志望校対策もカスタマイズで万全

11月頃になると、志望校の過去問演習が始まる。集団授業の予備校では、自分の志望大学にのみ的を絞った講義を受けることは最難関校を志望する人以外ではまず無理なので、赤本などを使って自主学習をしていくことになるだろう。的を射た類題や予想問題を入手することにも手間や時間がかかる。
その点、個別指導型の予備校であれば、志望校に絞った対策をしてもらうことができるし、自分の弱点を強化するために最適な類題なども提示してもらうことができる。
勉強では自分で調べ、取捨選択することも大切だ。しかし、学ぶことは大学に入ってからも、その先も一生続いていく。浪人生である今は次のステップに進むことを最優先とし、時間や精神力を無駄に費やすことのない合理的に勉強ができる予備校を選択するべきではないだろうか。

志望校対策の違い
集団授業型 ・志望校に絞った授業を受けられないので、赤本などを使って自主学習で対策するシーンが多い。
・類題や予想問題を探し、取捨選択するのが大変。
個別指導型 ・個々にカスタマイズができるので、授業から志望校対策ができる。
・授業での演習などをふまえ、講師がその生徒に最も適した類題などを用意してくれるので、迷わず無駄のない勉強ができる。

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