早慶上理ICUとは？各大学の偏差値やレベル、就職率を徹底比較

早慶上理ICUは、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学・国際基督教大学の5つの大学をまとめた総称です。いずれも高い偏差値を誇り、毎年全国から多数の受験生が集まります。

本記事では、早慶上理ICUの偏差値や入試レベル、大学ごとの特色などを解説します。ほかの大学群との違いも徹底比較するので、受験校選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

早慶上理ICUの概要

それぞれの大学について、下表に基本的な情報をまとめました。

以下では、早慶上理ICUがどこの大学を指し、どのような特色があるのかを解説します。

早稲田大学

早稲田大学は、国内最難関クラスの私立総合大学です。卒業生は経済・政治・学術など幅広い分野で活躍しています。リベラルアーツを通じて多彩な知識を習得し、柔軟な思考力や問題解決能力を身に付けられる大学です。国際教育にも力を入れ、留学制度や国際協定校との連携により、グローバルな視野を持ちながら多彩な学びを経験できます。

慶應義塾大学

慶應義塾大学は、福沢諭吉によって設立された私立総合大学です。東京都を中心に複数のキャンパスを展開しています。学部ごとの専門科目を中心に学びながら、幅広い教養科目を通して柔軟な思考力や論理的判断力を養える点が特徴です。少人数教育にも力を入れ、専門知識に加えてディスカッションやプレゼンを通じて表現力を養えます。

上智大学

上智大学は、カトリック系の私立総合大学です。国際的な教育に力を入れており、英語以外の語学教育も幅広く導入しています。海外インターンシップや短期・長期留学など、海外での多彩な学びを通じて国際感覚を養える大学です。また、クォーター制が導入されており、留学しやすい環境が整っています。

東京理科大学

東京理科大学は、理学・工学系に特化した日本有数の私立大学です。理学部・工学部・薬学部など、理系を中心に多数の学部を有しています。専門性の高い教育と研究で知られ、実践的な技術力や問題解決能力を身に付けられる大学です。学生が主体的に取り組む実験や研究、プロジェクト型の授業が多く、実務に直結するスキルを習得できます。

国際基督教大学

国際基督教大学は、東京都三鷹市にキャンパスを構える私立のリベラルアーツ大学です。学問分野の枠にとらわれず、文学・社会科学・自然科学・芸術など幅広い学びを提供し、柔軟な思考力と総合力を養えます。留学制度が整っており、多様なプログラムを通じてグローバルな視野が身に付く点も魅力です。

早慶上理ICUを項目別に比較【偏差値・就職率・学生数】

以下では、早慶上理ICUの偏差値や就職率などを項目別に比較します。

下表では、早慶上理ICUに含まれる大学の学部ごとの偏差値をまとめました。

※2025年7月時点

早稲田大学と慶應義塾大学は、多くの学部が60台後半から70台前半の範囲に収まっています。上智大学と東京理科大学は、学部間の偏差値差が大きく、40台～50台の学部も見られます。ICUの偏差値は早慶と並びますが、独自の入試方式を導入しており、偏差値だけでは難易度を判断しづらい大学です。

早慶上理ICUの学生数

下表では、早慶上理ICUに含まれる大学の学部ごとの学生数をまとめました。

早稲田大学・慶應義塾大学は、どちらも多様な学部・学科を持つ大規模大学であり、学生数はそれぞれ約3万人ほどいます。

一方で、上智大学・東京理科大学は早慶と比べると学生数が半分程度です。ICUの学生数は約3,200人と少ないものの、少人数教育や対話型授業を積極的に導入し、大規模大学とは異なる規模を活かしています。

早慶上理ICUの就職率

下表では、早慶上理ICUに含まれる大学の学部ごとの就職率をまとめました。

※2023年度

早稲田大学・上智大学は、就職率が96％前後と非常に高くなっています。ICUの就職率も90％を超え、多くの卒業生がグローバル企業をはじめ幅広い業種に進出しています。一方で、理系学部中心の東京理科大学はやや低めです。

早慶上理ICUの立地

下表では、早慶上理ICUに含まれる大学のキャンパスの立地についてまとめました。

早慶上理ICUの各大学は、いずれも関東を中心にキャンパスを構えており、アクセスのよさや都市型の学びを活かした環境が整っています。早稲田大学は、学生数が最多であるだけでなく、複数のキャンパスを持つマンモス大学として知られています。

早慶上理ICUとほかの大学を比較

以下では、早慶上理ICUのレベル感がわかるように、序列が近い大学グループと比較します。志望校を決める際の参考にしてみてください。

早慶上理ICUと旧帝大

旧帝大は、戦前に設立された7つの大学をまとめた大学グループの総称です。いずれも国立大学のため受験科目数が多く、総合的な学力が求められます。一方、私立大学である早慶上理ICUは科目数が絞れるため、得意科目で勝負が可能です。総合的な学力でいうと、旧帝大のほうが上回っているといえます。

就職面においては、どの地域で就職活動を進めるかによります。例えば、関東地方であれば東大や早慶、東海地方であれば名古屋大学が有利です。

早慶上理ICUとMARCH

MARCHの偏差値は多くの学部が50台～60台の範囲に収まっています。一方、早慶上理ICUは60台後半〜70台前半が中心です。就職実績でも差があり、大手企業への就職は早慶上理ICUが有利です。

近年は、私立大学の難化により、安全志向の受験生がMARCHを第一志望とするケースも増えています。

早慶上理ICUと関関同立

関関同立は、関西の難関私立を代表する大学グループの総称であり、MARCHと同程度のレベルです。そのため、全国的な知名度やブランド力、偏差値など、あらゆる面で早慶上理ICUのレベルが上回っています。

就職面においても、全国的に見ると関関同立より早慶上理ICUのほうが有利です。しかし、関西圏の就職では関関同立のほうが強いといわれています。将来的には関西で活躍したい場合、関関同立を受験校の候補に入れてもよいでしょう。

まとめ

早慶上理ICUは、日本の私立大学の中でもトップクラスの難易度を誇る大学群です。合格するには徹底した準備が必要であり、偏差値だけでなく大学ごとの特色も考慮して志望校を選びましょう。

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