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GMARCHの下の大学は?偏差値以外で判断するポイントとは

GMARCHの下には、成成明学獨國武や日東駒専、大東亜帝国など多くの大学群が存在します。大学の序列は偏差値で判断されやすいですが、志望校選びでは就職実績や入試方式、学部ごとのカリキュラムなど、複数の観点から総合的に判断することが大切です。

本記事では、GMARCHの下に位置する大学群を紹介します。また、偏差値以外で大学の序列を判断するポイントについても解説するので、志望校選びの参考にしてください。

GMARCHとはどのような大学群?

学生

以下では、GMARCHがどのような大学群なのかを解説します。

GMARCHとは

GMARCHとは、首都圏を代表する有名私立大学群の総称です。学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の各大学の頭文字から構成されており、いずれも首都圏の難関レベルの大学として知られています。

MARCHと呼ばれるケースもありますが、学習院大学を含めた呼称として「GMARCH」も使われるようになりました。

GMARCHの偏差値

以下は、GMARCHの偏差値に関する表です。

大学 学部 偏差値
学習院大学 法学部 57.5
学習院大学 経済学部 57.5
学習院大学 文学部 55.0~57.5
学習院大学 理学部 55.0~57.5
学習院大学 国際社会科学部 55.0~57.5
学習院大学 国際文化交流学部 55.0~57.5
明治大学 法学部 60.0~62.5
明治大学 経営学部 62.5~67.5
明治大学 情報コミュニケーション学部 60.0~62.5
明治大学 国際日本学部 60.0~65.0
明治大学 文学部 57.5~65.0
明治大学 商学部 62.5
明治大学 政治経済学部 60.0~62.5
明治大学 農学部 60.0~62.5
明治大学 総合数理学部 57.5~62.5
明治大学 理工学部 57.5~62.5
青山学院大学 総合文化政策学部 60.0
青山学院大学 国際政治経済学部 60.0~65.0
青山学院大学 経営学部 60.0
青山学院大学 教育人間科学部 60.0
青山学院大学 文学部 57.5~65.0
青山学院大学 経済学部 60.0~62.5
青山学院大学 法学部 60.0
青山学院大学 社会情報学部 57.5~60.0
青山学院大学 地球社会共生学部 57.5
青山学院大学 コミュニティ人間科学 55.0
青山学院大学 理工学部 52.5~60.0
立教大学 異文化コミュニケーション学部 65.0
立教大学 経営学部 62.5
立教大学 社会学部 60.0~62.5
立教大学 現代心理学部 60.0~62.5
立教大学 経済学部 57.5~60.0
立教大学 文学部 57.5~62.5
立教大学 観光学部 57.5
立教大学 法学部 60.0
立教大学 コミュニティ福祉学部 57.5
立教大学 スポーツウエルネス学部 57.5
立教大学 理学部 55.0~57.5
中央大学 法学部 57.5~62.5
中央大学 国際情報学部 57.5~60.0
中央大学 総合政策学部 57.5~60.0
中央大学 経済学部 57.5~62.5
中央大学 商学部 57.5~60.0
中央大学 文学部 52.5~60.0
中央大学 国際経営学部 60.0
中央大学 基幹理工学部 55.0~60.0
中央大学 社会理工学部 55.0~60.0
中央大学 先進理工学部 57.5~60.0
法政大学 国際文化学部 60.0~62.5
法政大学 文学部 55.0~62.5
法政大学 経営学部 57.5~62.5
法政大学 法学部 57.5~60.0
法政大学 キャリアデザイン学部 57.5~60.0
法政大学 グローバル教養学部 60.0~62.5
法政大学 社会学部 55.0~62.5
法政大学 人間環境学部 55.0~57.5
法政大学 経済学部 55.0~60.0
法政大学 現代福祉学部 52.5~60.0
法政大学 スポーツ健康学部 55.0~57.5
法政大学 デザイン工学部 55.0~60.0
法政大学 情報科学部 55.0~57.5
法政大学 理工学部 52.5~57.5
法政大学 生命科学部 52.5~57.5

※2025年10月時点

多くの学部が偏差値50台後半~60台前半に位置しています。文系・理系ともに幅広い学部を持ちますが、全体を通して一定以上の学力が求められる大学群です。

なかでも最難関とされているのは明治大学の経営学部で、偏差値は67.5とGMARCH内でも特に高い難易度となっています。

GMARCHの下の大学群は?

教室

以下では、GMARCHの下のレベルとされている大学群を挙げながら、GMARCHとの偏差値差を比較します。

成成明学獨國武

以下は、成成明学獨國武の偏差値に関する表です。

大学名 偏差値
成蹊大学 47.5~57.5
成城大学 50.0~55.0
明治学院大学 50.0~62.5
獨協大学 45.0~55.0
國學院大学 50.0~57.5
武蔵大学 52.5~60.0

※2025年10月時点

成成明学獨國武は、首都圏にある6つの中堅私立大学を指します。GMARCHのすぐ下として位置付けられる大学群であり、GMARCHとの併願先として選ばれやすいのが特徴です。

偏差値は50台の学部が中心で、GMARCHよりやや低めの難易度となっています。ただし、一部の人気学部ではGMARCHと同程度の偏差値を示すこともあり、志望学部によって難易度が前後する点には注意が必要です。

日東駒専

以下は、日東駒専の偏差値に関する表です。

大学 偏差値
日本大学 35.0~65.0
東洋大学 40.0~57.5
駒澤大学 40.0~55.0
専修大学 42.5~55.0

※2025年10月時点

日東駒専は、都内に本部を置く4つの中堅私立大学を指します。GMARCH志望の学生が滑り止め校として併願するケースの多い大学群です。成成明学獨國武よりやや下位に位置付けられています。

日東駒専の偏差値は50前後が中心で、GMARCHと比較すると10前後の差がある学部が多い点が特徴です。ただし、学部によってはMARCHに匹敵する難易度となる場合もあります。

四工大

以下は、四工大の偏差値に関する表です。

大学 偏差値
芝浦工業大学 52.5~60.0
東京電機大学 47.5~55.0
東京都市大学 45.0~55.0
工学院大学 50.0~57.5

四工大は、都内に本部を置く4つの理系私立大学で構成されています。偏差値で見ると、日東駒専と同程度の偏差値帯にある学部が多いです。

4校すべてが理系学部のみで、実践的なカリキュラムや実験・演習が豊富に用意されています。技術職・専門職を目指す学生に人気があり、MARCHの理系学部を志望する受験生の併願校としておすすめです。

私立女子大御三家

以下は、私立女子大御三家の偏差値に関する表です。

大学名 偏差値
日本女子大学 45.0~60.0
東京女子大学 45.0~55.0
津田塾大学 42.5~52.5

※2025年10月時点

私立女子大御三家は、都内にキャンパスを構える3つの女子大学をまとめた大学群の総称です。いずれも歴史と伝統を重んじた教育が高く評価されており、幅広い教養を身に付けられます。

偏差値は、日東駒専や成成明学獨國武と同程度の学部が多く、GMARCHを志望する受験生の併願校や滑り止めとして選ばれやすい大学群です。3校のなかでは日本女子大学の難易度が高く、GMARCHと同程度の偏差値の学部も存在します。

大東亜帝国

以下は、大東亜帝国の偏差値に関する表です。

大学名 偏差値
大東文化大学 35.0~47.5
東海大学 35.0~65.0
亜細亜大学 35.0~42.5
帝京大学 35.0~65.0
国士舘大学 35.0~50.0

※2025年10月時点

大東亜帝国は、関東を中心にキャンパスを置く5校をまとめた大学グループを指します。関東圏の私立大学のなかでは、日東駒専の下位グループとして扱われることが多いです。

偏差値30台後半~40台の学部も多く、GMARCH志望者にとっては滑り止め・安全校となるでしょう。ただし、学部ごとの難易度差が大きい点に注意が必要です。特に、東海大学の医学部と帝京大学の医学部は、MARCHと同程度、もしくはそれ以上の偏差値となっています。

GMARCHの上の大学群は?

学生達

以下では、GMARCHの上のレベルとされる大学群を挙げながら、偏差値差を比較します。

早慶上理ICU

以下は、早慶上理ICUの偏差値に関する表です。

大学 偏差値
早稲田大学 60.0~70.0
慶応義塾大学 57.5~72.5
上智大学 52.5~70.0
東京理科大学 42.5~62.5
国際基督教大学 65.0~67.5

※2025年10月時点

早慶上理ICUは、関東圏の4つの難関私立大学で構成されています。GMARCHを実力相応校として設定している学生が、第一志望に選ぶケースが多い大学グループです。

東京理科大学は理系私大のトップクラスとされており、GMARCH理系よりワンランク上の難易度を誇っています。GMARCHよりも上の私立大学を目指すなら、早慶上理ICUを選択肢に入れるのがおすすめです。

旧帝大

以下は、旧帝大の偏差値に関する表です。

大学 偏差値
東京大学 67.5~72.5
京都大学 60.0~72.5
北海道大学 50.0~67.5
東北大学 52.5~67.5
名古屋大学 50.0~67.5
大阪大学 57.5~70.0
九州大学 55.0~67.5

※2025年10月時点

旧帝大は、明治期に設立された7つの国立大学群であり、各地域にあるトップクラスの国立大学です。GMARCHが首都圏の私立大学トップ層であるのに対し、旧帝大は全国の国立大学トップ層として知られています。

GMARCHの下の大学を判断するポイント

学生

最後に、GMARCHの下のレベルの大学を判断する際に確認すべきポイントについて解説します。

偏差値で難易度を見極める

偏差値は、GMARCHとほかの大学のレベルを比較するうえでの一般的な基準です。ただし、GMARCHの下のレベルとされている大学のなかには、学部によってはGMARCH以上の偏差値を示す場合もあります。同程度の偏差値帯だとしても、立地・学部の人気度・入試方式によって実際の難易度は大きく変化するでしょう。

また、偏差値はあくまで合格の目安であり、出題傾向や配点率によっても難しさが異なります。大学の難易度を確認する際は、模試や過去問の結果を見ながら、数字だけにとらわれず総合的に判断することが大切です。

就職実績から大学の評価を比較する

GMARCHは学歴フィルターに引っかかりにくいとされており、企業評価・知名度の面では有利です。なお、実際の就職活動では大学名だけで評価が決まるわけではありません。

日東駒専や成成明学獨國武も就職率そのものは高く、大手企業や優良企業に就職している学生もいます。企業が重視するのは、学生時代にどのような経験を積み、どのような考えで行動してきたかです。そのため、GMARCHの下の大学に入ったとしても、努力次第で十分に希望の企業を狙えるといえます。

出題傾向から自分に合う大学を見つける

偏差値がGMARCHの下だとしても、出題傾向や問題形式の違いによって実際の難易度は大きく変わります。例えば、成成明学獨國武はひねりのある問題が出やすく、思考力や読解力が求められます。一方、日東駒専は標準レベルの問題が多く、基礎を着実に積み重ねることが大切です。

このように、自身の得意分野と出題傾向の相性を把握することが合否を左右します。過去問演習を通して、時間配分や設問形式、問題文の長さなどを確認し、解きやすい大学を見極めましょう。

まとめ

偏差値から判断した場合、GMARCHの下には成成明学獨國武や日東駒専などの大学群があります。自身に合う大学に入学したいのであれば、入試傾向や就職実績、カリキュラムなどにも注目することが大切です。

志望校選びの幅を広げるには、日頃から効率良く学力を伸ばす環境を整えておくことも欠かせません。独学では対策が難しい場合、塾・予備校を活用するとより合格に近付けるでしょう。塾・予備校を探している高校生・浪人生は「イチオシ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。

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