明治大学は、難関私立大学グループMARCHの中でも特に人気の高い大学です。志望する受験生のなかには、試験本番までにどのくらいの勉強時間を費やせばよいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
本記事では、明治大学に合格するための目安となる勉強時間を示しつつ、効率的な勉強法や時間管理のコツを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
明治大学に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要?

まずは、明治大学に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要なのかを解説します。
合計で2,000~2,500時間程度
明治大学への合格に必要な勉強時間は、3科目受験の場合、合計2,000~2,500時間が理想です。これは、学校の授業を除いた受験勉強の時間を指します。なお、受験科目や学力、受験勉強の開始時期などによって必要となる勉強時間は異なりますが、2,000~2,500時間を目安にすると計画的に学習を進めやすくなるでしょう。
勉強時間を単に積み重ねるだけでなく、復習や演習の質を意識することが、合格への近道になります。2科目受験の場合でも、合計で1,500~2,000時間の勉強時間を確保できるようにしてください。
科目ごとの時間配分を意識する
自身の志望学部の配点を調べ、得点源となる科目に多めの勉強時間を割くことが重要です。模試の結果や過去問演習をもとに、必要に応じて時間配分を修正しましょう。効率的に学力を伸ばしたい場合、苦手科目の対策から優先することが大切です。
ただし、苦手科目に時間をかけすぎると、得意科目の対策が不十分になるリスクがあります。得意科目の学力を伸ばすには、標準レベル以上の難問に着手する必要があり、時間をかけて対策しなくてはなりません。
【時期別】明治大学の合格に必要な1日当たりの勉強時間は?

次に、明治大学の合格に必要な1日当たりの勉強時間を学年別に紹介します。自身が1日当たりどのくらいの勉強時間を確保すべきか、確認してみてください。
高校1年生:1日1時間
高校1年生から明治大学の合格に向けた受験対策を始める場合、1日1時間の勉強時間を設けてください。1日1時間の勉強時間のなかには、授業の復習や宿題の時間を含めないようにしましょう。高校1年生の間に学習習慣を身に付けておくと、直前期に焦らなくて済みます。
休日は、1日2~3時間ほどの勉強時間を確保するとよいでしょう。英単語・古文単語の暗記や数学の計算問題など、小さな積み重ねを習慣にすることが大切です。学習習慣を定着させるために、授業の復習も怠らないようにしましょう。
高校2年生:1日2~3時間
高校2年生から明治大学の合格に向けた受験対策を始める場合、1日2~3時間の勉強時間を設けましょう。明治大学を目指すのであれば、高校2年生から本格的に受験勉強を開始することが望ましいです。
休日は、1日3~5時間ほどの勉強時間を確保してください。苦手科目がある場合は放置せず、早めに基礎を固めておきましょう。定期的に過去問にチャレンジし、明治大学の出題傾向を把握しておくと、高校3年生になってからの勉強をスムーズに進められます。
高校3年生:1日3~4時間
高校3年生から明治大学の合格に向けた受験対策をはじめる場合、1日3~4時間の勉強時間を設けましょう。休日は1日5時間以上の勉強時間を確保してください。夏休みまでに主要科目の基礎を仕上げ、秋以降は演習中心で進めていくとよいでしょう。
過去問演習を本格的に取り入れ、秋までに明治大学入試の出題形式に慣れることが大切です。模試を受けたらその都度復習し、弱点をなくして得点力を上げていきましょう。
長期休暇期間:1日6時間以上
長期休暇期間はまとまった勉強時間を確保しやすく、学力を伸ばすための大切な期間です。苦手科目を重点的に対策する絶好の機会でもあります。
「午前は暗記」「午後は問題演習」のように、時間ごとに学習内容を決めると効率的です。受験直前期の冬休みは、志望学部の過去問演習に集中しましょう。夏休みに1日最低10時間の勉強時間を確保し、明治大学に合格した方もいます。
明治大学への合格に近づく勉強法

早めに基礎を完璧にする
明治大学の入試問題は難問が少なく、標準レベルの問題が中心といわれています。英語・国語・社会などの主要科目では、教科書レベルの基礎知識を可能な限り早めに仕上げることが大切です。英語であれば語彙や文法の基礎、国語であれば現代文の読解力や漢字を確実に押さえておく必要があります。
高校3年生の秋以降は、志望学部の過去問演習に時間を多めに割くことになります。夏休みが終わるまでに苦手を克服しておくと、学習効率の向上につながるでしょう。
英語の対策に力を入れる
明治大学の英語は、長文のボリュームが多く、高度な速読力と語彙力が求められます。単語や文法の暗記だけでなく、文章の構造を理解して素早く正確に読み取る力を養うことが大切です。長文問題の演習を繰り返し、読解スピードと正確性を同時に鍛えましょう。
また、英文和訳や要約問題に取り組むことで、文章全体の理解力や論理的思考力も伸ばせます。日頃から英字新聞を読んでおくと、自然に読解スピードが上がり、語彙力の強化にもつながるでしょう。わからない単語はその都度調べてノートにまとめることで、実践的な読解力を養えます。
塾や予備校に通う
明治大学を志望しているものの、独学では勉強時間を十分に確保できないと感じたら、塾や予備校の利用がおすすめです。塾や予備校は時間割が決まっているため、勉強時間を安定して確保できる環境が整っています。
大学受験の指導実績が豊富な講師から、学習スケジュールのアドバイスをもらえる点もメリットです。勉強法や優先すべき科目に迷う必要がなく、限られた期間内で効率的に学力を伸ばせます。独学では勉強時間がバラバラになりがちな方でも、塾や予備校であれば明治大学合格に向けた学力を着実に積み上げられるでしょう。
明治大学の合格に向けて勉強時間を確保するコツ

日々の勉強時間を記録する
スマートフォンのアプリや手帳などを活用し、その日の勉強時間や勉強内容を記録しましょう。モチベーションの維持や学習習慣の確立に効果的です。
また、科目ごとの勉強時間の偏りを把握することで、自身の得意・不得意の理解につながります。勉強時間だけでなく休憩時間も記録すると、無駄な時間を過ごしていないかを把握できるでしょう。1日の過ごし方を定期的に振り返ることで、自身の課題を客観的に確認でき、次の学習計画に活かせます。
ルーティンを作る
受験勉強を継続するには、毎日スムーズに勉強を開始できるような環境を作ることが大切です。例えば、「起床後に英単語を30分」「放課後に図書館で過去問を解く」「寝る前に世界史を見直す」というように、生活習慣と勉強をセットにすると学習が定着しやすくなります。
ルーティンを持つことで、集中するまでの時間を短縮でき、勉強効率も向上します。朝は暗記科目、夜は思考力が必要な記述練習など、科目ごとに時間帯を固定すると効果的です。決まった時間帯に学習のスイッチが入るようになり、やる気に左右されずに安定した学習を続けられます。
まとめ
明治大学を目指す受験勉強の目安は合計2,000〜2,500時間です。ただし、勉強時間を確保するだけで学力が伸びるとは限りません。効果的な勉強法を理解したうえで対策を進めることが大切です。
勉強習慣が続かない、学習計画に不安があると感じたら、塾や予備校の活用を検討してください。専門的なサポートを受ければ効率的に学習を進められます。塾や予備校を探している高校生・浪人生は「イチオシ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。
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