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早慶の難易度は上位何パーセントに入る?合格に向けた勉強法とは

早慶は、どちらも高い難易度とブランド力で知られる私立大学です。難関大学を志望する受験生のなかには、早慶の難易度が上位何パーセントに入るのか、気になる方も多いのではないでしょうか。上位何パーセントに入る大学なのかは、各大学の偏差値や学生数から確認できます。

本記事では、早慶の難易度が上位何パーセントに入るのかについて、偏差値や学生数を挙げながら解説します。早慶レベルの学力を目指すために必要な対策や、高学歴のメリットなども紹介するので、大学選びに役立ててみてください。

早慶は上位何パーセントに入る?

授業を受けている

まずは、早慶が上位何パーセントに入るのか、偏差値や学生数を挙げながら紹介します。

偏差値から判断した場合

以下の表は、早慶の偏差値の最高・最低値と、それに対応する上位パーセントを示しています。

大学 偏差値(上位%)
早稲田大学 最高偏差値:70.0(上位2.2%)
最低偏差値:60.0(上位15.8%)
慶應義塾大学 最高偏差値:72.5(上位1.2%)
最低偏差値:57.5(上位22.6%)

※2025年7月時点

早慶の最高偏差値の学部は難易度が高く、全国の上位2%以内に入るレベルです。最低偏差値の学部でも、全国の受験生の約5~7人に1人の成績に相当します。早慶はどの学部も難易度が高く、合格には相応の学力が必要です。

入学者数から判断した場合

以下は、2024年度の早慶の入学者数に関する表です。

大学 入学者数(人)
早稲田大学 8,787
慶應義塾大学 6,511

※2024年度

2024年度の早慶の入学者数は、合計で約15,000人です。2005年生まれの出生数が約106万人であることをふまえると、早慶は上位約1.4%以内に入ります。

早慶以外の大学は上位何パーセントに入る?

教室

次に、早慶以外の有名大学が上位何パーセントに入るのかを紹介します。大学選びの際にチェックしてみてください。

旧帝大

以下の表は、旧帝大の偏差値の最高・最低値と、それに対応する上位パーセントを示しています。

大学 偏差値(上位%)
東京大学 最高偏差値:72.5(上位1.2%)
最低偏差値:67.5(上位4.0%)
京都大学 最高偏差値:72.5(上位1.2%)
最低偏差値:60.0(上位15.8%)
北海道大学 最高偏差値:65.0(上位6.6%)
最低偏差値:50.0(上位50.0%)
東北大学 最高偏差値:67.5(上位4.0%)
最低偏差値:52.5(上位40.1%)
名古屋大学 最高偏差値:67.5(上位4.0%)
最低偏差値:50.0(上位50.0%)
大阪大学 最高偏差値:70.0(上位2.2%)
最低偏差値:57.5(上位22.6%)
九州大学 最高偏差値:67.5(上位4.0%)
最低偏差値:55.0(上位30.8%)

※2025年7月時点

いずれの大学も、最高偏差値の学部が上位10%以内に入っていることがわかります。東京大学は、最低偏差値が早慶を大きく上回り、旧帝大のなかで最も上位の成績層に属している大学です。

一方で、北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学の4校は、偏差値の最高・最低値ともに早慶を下回っています。

一橋大学と東京科学大学

以下の表は、一橋大学と東京科学大学の偏差値の最高・最低値と、それに対応する上位パーセントを示しています。

大学 偏差値(上位%)
一橋大学 最高偏差値:72.5(上位1.2%)
最低偏差値:65.0(上位6.6%)
東京科学大学 最高偏差値:70.0(上位2.2%)
最低偏差値:50.0(上位50.0%)

※2025年7月時点

一橋大学と東京科学大学は、最高偏差値が早慶と同程度であり、いずれも上位5%以内に入ります。しかし、東京科学大学は学部によって偏差値に差があり、最低偏差値の学部は上位50.0%以内とやや低めの水準です。

MARCH

以下の表は、MARCHの偏差値の最高・最低値と、それに対応する上位パーセントを示しています。

大学 偏差値(上位%)
明治大学 最高偏差値:67.5(上位4.0%)
最低偏差値:57.5(上位22.6%)
青山学院大学 最高偏差値:65.0(上位6.6%)
最低偏差値:52.5(上位40.1%)
立教大学 最高偏差値:65.0(上位6.6%)
最低偏差値:55.0(上位30.8%)
中央大学 最高偏差値:62.5(上位10.5%)
最低偏差値:52.5(上位40.1%)
法政大学 最高偏差値:62.5(上位10.5%)
最低偏差値:52.5(上位40.1%)

※2025年7月時点

MARCHのなかでは、明治大学の最高偏差値が早慶と並ぶレベルであり、上位5%以内の学力層に属しています。上位10%以内に入る学部もあり、学部によっては早慶と同程度の学力層です。

一方で、MARCHには偏差値が50台の学部も多く、これらの学部は上位30~40%に位置します。

日東駒専

以下の表は、日東駒専の偏差値の最高・最低値と、それに対応する上位パーセントを示しています。

大学 偏差値(上位%)
日本大学 最高偏差値:65.0(上位6.6%)
最低偏差値:35.0(上位93.3%)
東洋大学 最高偏差値:57.5(上位22.6%)
最低偏差値:40.0(上位84.1%)
駒澤大学 最高偏差値:55.0(上位30.8%)
最低偏差値:40.0(上位84.1%)
専修大学 最高偏差値:55.0(上位30.8%)
最低偏差値:42.5(上位76.6%)

※2025年7月時点

日東駒専の多くの学部は、全国の上位30%以上に位置しており、早慶と比較するとやや難易度が低めです。しかし、日本大学の一部の学部は上位10%以内に入り、早慶と並ぶレベルの高い学力層に属しています。

早慶は高学歴に該当する?

学生

高学歴とされる大学に入ると、さまざまなメリットが得られます。ここからは、早慶が高学歴に該当するのか見ていきましょう。

高学歴の目安は偏差値60以上

高学歴に明確な定義はありませんが、高学歴を目指したい場合、偏差値60以上の大学に入るのが望ましいです。具体的な大学を挙げると、MARCH以上であれば高学歴と見られることが多いといわれています。

MARCH以上の大学に入ると、就職活動の際に学歴フィルターにかかりにくいでしょう。上位16パーセント以内が高学歴といえるため、早慶に入れば高学歴と認識されやすいことが推測できます。

高学歴のメリット

高学歴の場合、企業側に好印象を持たれやすく、就職活動を有利に進められます。学歴を条件とする職種に就職できる可能性も高まるでしょう。

また、恵まれた学習環境で熱心に勉強できる点もメリットです。早慶では、専門的な知識を身に付ける場が豊富に用意されています。レベルの高い授業や研究に取り組めるため、将来的に役立つスキルの獲得が可能です。また、優秀な学生や先生とのかかわりを通じて、お互いを高め合えるでしょう。

上位私大グループの早慶に入るには

勉強している

最後に、上位の学力層である早慶に入るには、どのような対策が必要なのかを解説します。早慶への受験を検討している方は、ぜひ実践してみてください。

基礎固めに取り組む

早慶の入試は難易度が高いものの、基本的な知識を身に付けていることが前提です。基礎知識をもとに要点を整理し、適切な答えを導く力が求められます。土台を固めていないと、早慶レベルの難問を攻略できません。暗記系の学習を優先的に取り組み、基礎知識の定着に力を入れることが重要です。

英語の場合は単語や文法、国語の場合は語彙など、基礎事項から完璧にしましょう。高校の教科書レベルの問題集を完璧にしたら、MARCHレベルの問題に挑戦してください。

実践力を養う

高校3年生の夏休みが終わったら、早慶レベルの問題集や過去問を活用し、実践力を身に付けましょう。単なる知識の暗記だけでなく、問題を解くスピードや応用力、時間配分のコントロールなど、本番で求められる総合力を鍛える必要があります。12月以降になると共通テスト対策に時間を費やす必要があるため、9~11月頃に取り組むのが理想です。

当日の試験に近い環境で経験を積みたい場合、模試を有効活用しましょう。本番と同じように、会場の雰囲気や時間管理を意識しながら解くことが大切です。

予備校や塾に通う

早慶の合格に必要な学力を最短ルートで身に付けたい場合、予備校や塾に通うことがおすすめです。予備校や塾では早慶の入試を徹底的に分析し、頻出語彙や出題傾向に沿った指導を行います。出題されやすい部分に絞って効率よく学習できるうえに、学校の授業や参考書だけでは対応しきれない部分をカバーできるでしょう。

早慶志望者向けの講座や専用のクラスを設けているところもあり、実践力を身に付けやすい点がメリットです。

まとめ

早慶は、学部によっては難易度が上位2パーセント以内に入る難関大学です。早慶のような、高学歴に該当する大学に入ると、就職活動を有利に進められたり、整った環境で勉強できたりなどのメリットが得られます。早慶はどちらの大学も入試のレベルが高く、計画的な学習が欠かせません。学部ごとの傾向に沿った対策を進めたい場合は、塾や予備校に通うことをおすすめします。

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