早稲田大学で偏差値が低い学部はどこ？穴場学部の就職状況ついて

早稲田大学にどうしても入学したい方は、偏差値が低い学部に絞って受験するようにしましょう。ただし、難易度だけで学部を選ぶと、入学できたとしてもイメージと違って後悔してしまう可能性があります。そのため、各学部の学べる内容を調べたうえで、興味・関心のある学部を選ぶことが大切です。

本記事では、早稲田大学のなかで偏差値が低い学部を紹介します。また、偏差値が低い学部のカリキュラムや就職状況も解説するので、大学選びの参考にしてください。

早稲田大学で偏差値が低い学部は？

以下は、早稲田大学の偏差値を学部ごとに比較した表です。

早稲田大学のなかで最も低い偏差値は、62.5であることがわかります。62.5に該当する学部は、教育学部・人間科学部・スポーツ科学部・創造理工学部の4つです。

偏差値62.5は上位約10.6％の学力層であり、難易度は高いといえます。

早稲田大学で偏差値が低い学部の特徴

以下では、早稲田大学のなかで最も低い偏差値である4つの学部について解説します。

教育学部の特徴

下表では、教育学部の特徴をまとめています。

教育学部は、12学科・専攻・専修で構成されている学部です。指導的人材・研究者の育成を目指し、諸問題に柔軟に対応できる能力を養います。

人間科学部の特徴

下表では、人間科学部の特徴をまとめています。

人間科学部は、3つの学科で構成されている学部です。文理融合教育に取り組み、主体性を高めながら創造力・課題発見力・状況把握力などの能力を養います。

スポーツ科学部の特徴

下表では、スポーツ科学部の特徴をまとめています。

スポーツ科学部は、6つのコースに分かれています。人文科学・社会科学・自然科学など、さまざまな学問の手法を取り入れながら、スポーツを科学的に研究する学部です。

創造理工学部の特徴

下表では、創造理工学部の特徴をまとめています。

創造理工学部は、5つの学科で構成されています。現代社会が抱える問題を科学技術の観点から解決し、よりよい社会づくりに貢献できる人材の育成を目指す学部です。

早稲田大学で偏差値が低い学部の就職状況

以下では、早稲田大学で偏差値が低い学部の卒業生がどのような業種に就いているのか、見ていきましょう。

教育学部の進路

以下は、2023年度の早稲田大学教育学部卒業生の進路状況に関する表です。

情報通信・メーカー業に就職する人の割合が高いことがわかります。教育学部は教員免許の取得を卒業要件としていませんが、東京都教員や国家公務員として活躍している人も見られます。

人間科学部の進路

以下は、2023年度の早稲田大学人間科学学部卒業生の進路状況に関する表です。

情報通信や金融系の企業に就職する人の割合が高いことがわかります。上位就職先の企業を見ると、大手ITサービス企業や東京23区の職員に就職した人が多いようです。

スポーツ科学部の進路

以下は、2023年度の早稲田大学スポーツ科学部卒業生の進路状況に関する表です。

メーカー関連の企業や専門サービス業に就職する人の割合が高いようです。スポーツをメインに学べる学部であることから、大手スポーツメーカーに就職した人も見られます。

創造理工学部の進路

以下は、2023年度の早稲田大学創造理工学部卒業生の進路状況に関する表です。

情報通信やメーカー関連の業種に就職する人の割合が高いことがわかります。上位就職先の企業を見ると、大手建設会社に就職した人が多いようです。

早稲田大学に合格するための3つの対策

早稲田大学は、私立大学のなかでも難易度が高いとされる大学です。受験を成功させるには戦略的な対策が欠かせません。

ここからは、早稲田大学に合格するにはどんな対策が必要なのかを解説します。

対策1：学習習慣を身に付ける

早稲田大学のレベルまで学力を伸ばしたい場合は、毎日勉強する習慣を身に付けてください。勉強する場所・時間・内容を明確にすると、行動に移しやすいです。「歯磨きする前に単語を覚える」「夕食後に問題演習を進める」など、毎日の行動の前後に勉強を結びつけると習慣化しやすいでしょう。

少しずつ勉強時間を増やし、最終的に1日8～10時間程度は確保できるようにしてください。ノートやアプリに毎日のスケジュールや達成度を記録しておくと、進捗管理に役立ちます。

対策2：基礎学力を定着させる

基礎学力を定着させるには、繰り返し学習することが大切です。「教科書に載っている内容に目を通しただけ」「問題集を一度解いただけ」などでは、知識がすぐに抜け落ちてしまいます。早稲田大学の難問に対応できる力を養うためにも、基礎知識の復習には力を入れましょう。

早稲田大学の入試は、どの科目も難易度が高いため苦手分野の克服が必要です。得意分野の勉強だけに力を入れるよりも、苦手だと感じる科目・分野の克服に注力し、科目全体の底上げを図りましょう。

予備校や塾へ通う

早稲田大学の合格に必要なレベルと自身の学力の差を理解し、適切なスケジュールを自力で立てることは簡単ではありません。独学では対策が難しいと感じる人は、予備校や塾へ通うことをおすすめします。予備校や塾には、大学の入試に精通した講師が在籍しています。

適切な勉強法や学習計画をアドバイスしてもらえる場合もあり、授業後の自宅学習も捗るでしょう。予備校・塾を選ぶ際は、自身のレベルに合う指導が受けられるかを確認してください。

まとめ

難関校である早稲田大学に合格したい方は、偏差値の低い学部を受験するのがおすすめです。しかし、単に入学することだけを目標に志望校を選んだ場合、入学後に後悔する可能性があります。ミスマッチのないように、学部ごとのカリキュラムや就職状況を確認したうえで、自身に合った学部を選ぶようにしましょう。

なお、早稲田大学のなかで最も低い偏差値は62.5ですが、難易度としては高いため、学習習慣を身に付けながら適切な勉強法で対策を進めなくてはなりません。自宅での学習だけでは不安な場合、塾や予備校に通いましょう。塾・予備校を探している高校生・浪人生は「イチオシ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。