入試の種類
一般入試
公立大学の一般入試の場合、1月中旬のセンター試験と、大学別に行われる2月下旬の個別学力試験(2次試験)の合計点で合格者が決定する仕組み。2次試験は前期と後期に分かれ、一部の公立大学では中期日程を組む所もある。試験の内容は前期試験は2~3科目の筆記試験、後期は論文や面接が中心。合格者の比重は前期におかれており、合格者の8割が前期試験で採用されるため、実質的に前期試験が受験生の勝負所となる。
私立大学の一般入試の実施期間は1月下旬から3月上旬と、大学によって異なる。近年は私立大学の受験チャンスは何回もあり、大学によっては学内併願も可能。志望が決まっていない学生にとっては選択肢が広がっている。3月に入試のある大学、2月から3月にかけて毎週のように受験できる大学もあるなど、多様な入試スタイルが見られるのは私立大学の特徴と言っていいだろう。事前の募集要項のチェックは忘れずに。
これは一つの例だけど、こうして勉強リズムをつけよう!
分からないことは先輩に聞くべし。
高1・2年生向け 年間スケジュール&入試準備
AO試験・推薦入試は一般入試よりも先に行われる試験で、選考対象となるのは書類審査・面接・小論文である。どちらかというと学力よりも人物重視の試験。メリットは一般入試より早い時期に行われること、学力的にレベルが上の大学も受験できる点。しかし小論文や面接など早い段階から準備する必要もあり、これらの試験で入試に望む場合は早目の対策が必要になる。では推薦入試の4つのタイプを紹介しよう。
AO入試:高校からの推薦状が不要な書類審査、面接メインの試験。大学にとって如何にふさわしい人間かをアピールすることが大切。導入大学も増えつつある。専願制を基本とし、学科試験を課す大学も徐々に増えているのが特徴
自己推薦:認定平均値などの条件を満たしていれば誰でも応募可能。高校からの推薦状は不要。私立大学については併願を認めている所も増えつつある。しかし国公立大学では自己推薦はほぼ実施されていため、一般入試との併願で私立を受ける際に活用したい。試験は学力よりも意欲や適性に重きが置かれる傾向。
公募推薦:認定平均値などの条件をクリアし、高校から推薦状がもらえれば応募できる。推薦状は高校での成績、学習態度などを加味した内申などで評価されることが必要。高校入学当初からコツコツ頑張ってきた人ほど合格する可能性も高くなる。併願可能な私立大もあり、そのあたりを活用して入試に臨みたい。
指定校推薦:大学が、高校ごとに決められた推薦枠を設けていれば応募可能。推薦されればほぼ確実に合格できる。合格決定時のも早く合格は保障されているものの、他の大学を受けられない専願制なので合格後の変更は利かない。私立大学が広く導入。
これは一つの例だけど、こうして勉強リズムをつけよう!
分からないことは先輩に聞くべし。