保護者のみなさまが知っておくべき予備校探しのポイント
子供の大学受験を成功に導くために保護者は何に気をつけたら良いか、お悩みではないでしょうか? 受験対策のスタートは予備校探しから始まるといっても過言ではありません。
一見同じ様でも各予備校には様々な特徴があります。ご家庭の事情や受験生の実力とのマッチングもしっかり考慮して選ばなければなりません。
学習環境は合格率に大きく影響するのです。長期にわたる合格への道をどう乗り越えるか。保護者目線でしっかりと見極めた上で、万全を期した受験シーズンを迎えましょう。
これが正解!保護者目線の予備校探し
合格への第1歩である予備校探し。
有名予備校だからといって安易に選ぶと、思わぬ落とし穴に後悔することになりかねません。本人の意向も大切ですが、それだけでは気がつけない保護者が注意すべきポイントがあります。しっかり確認し、後悔のない予備校探しをしましょう。
保護者の予備校探し、7つのポイント
ポイントごとにしっかり確認しましょう。これをおさえれば間違いなしです。
ポイント1 授業料
保護者の皆さんは、高くても良い予備校に行かせてあげたいという親心があることでしょう。しかし各家庭の経済状況も無視はできません。
予備校によって授業料は大きく異なります。合格後の大学の学費も見通して、マネープランを立てることはなかなか難しいですが、大学のために用意していた積立等を予備校のために取り崩すのも悩ましいものです。
見落としがちなのは、夏季講習や冬季講習の料金です。
また基本3科目以外に講座科目数が増えればその分の授業料金は加算されます。基本料金に含まれない部分がかなり出てきますのでプラスアルファの出費を覚悟する必要があります。ご家庭の予算許容範囲で選ぶことは予備校の絞り込みに有効ですが、他の要素とのバランスを考えて総合評価で決定すべきでしょう。(ちなみに衛星・映像授業は通塾授業に比べ安価になります)
ポイント2 エリア、立地
通塾の場合、予備校の立地は大切なポイントです。
どのような特徴のあるエリアにあって、自宅からどのような経路で通うのか調べましょう。自宅からの距離が遠く、通塾時間が長いことは単純に時間のロスですし、交通費も馬鹿になりません。何より頻繁に通うのですから使用交通機関や通いやすさは重視する必要があります。
また、未成年が通うのにふさわしいかどうか、通塾経路の安全性もしっかり確認することをおすすめします。
ポイント3 講師・授業の質
講師の質も確認したい点です。大学生のアルバイトなどを講師として雇用している場合も少なく無いからです。講師を本業とし、日々受験傾向の研究を怠らない講師がいる予備校かどうか、きちんと選びたいものです。それは授業の質に直結します。
有名講師がいるということでなく、実際に授業を担当する講師がどんな人物なのか、保護者として把握しておきたいものです。
ポイント4 学力レベルとのマッチング
いくら有名な講師や予備校を選んだとしても、学力レベルに合った授業を受けられなければ、期待する効果は得られません。偏差値が高く日常的に勉強習慣がついている場合は、大手や中堅の予備校(映像・衛星予備校を含む)を選んでも大丈夫です。予備校は何を学びたいか明確なイメージがあるほど効果が期待できるのです。
偏差値が低いのに有名予備校を選ぶと一方的に授業を受けることになり、すぐに置いていかれてしまうでしょう。また受け身のまま授業を受けると、なんとなく勉強した気になってしまい、実際には実力にならないという状況も起きやすいのです。
偏差値が低い場合は、各自にあった学習方法やスピード感が必要になります。個別指導を重視した予備校などを検討してみると良いでしょう。
ポイント5 時間の自由度
受験シーズン初期は部活動・委員会なども並行して行うケースが多いものです。
受験勉強に集中して欲しいという思いと、今しかできない経験をさせてあげたいという思い、その狭間でジレンマを感じることもあるかもしれません。
また、遠方の場合など、通塾自体に支障があるケースも考えられます。
スマホなどでも視聴可能な映像・衛星授業など、都合の良い時間に受講できる制度があるか調べておきましょう。ただし学習スタイルのマッチングには注意が必要です。映像授業は一方向性の授業だからです。学習レベルや学習習慣が合っているか吟味が必要です。
ポイント6 サポート体制
サポート体制は各予備校によって差が大きい部分です。
年中無休で使える自習室があるか、質問や疑問にいつでも対応してくれるサポートスタッフがいるか、本人・保護者ともに定期面談があるか、習学レベルを確認する定期レポート提出があるかなど、チェックポイントが沢山あります。
またメンタルも含めたヘルスケアや、塾生寮や食事の提供などの制度が充実しているかもチェックしておきましょう。
ポイント7 本人との相性
物理的な要因は外せないものですが、最後は受験生本人との相性です。
本人のモチベーションを引き出せる環境か、合格イメージを持てる予備校なのか、本人の意見もきちんと考慮しましょう。そのために見学会や体験授業に最低2~3校は参加して、通いたいと思える予備校を見つけると良いでしょう。
以上、7つのポイントで予備校探しを成功に導いてください。受験性にとっては、家庭でのメンタル・サポートも必須です。受験シーズンはとかく不安定になりがちですし、判断に迷うこともあるでしょう。予備校探しから保護者が参加することで、一人では無いことが意識できます。
大学受験はある意味、家庭ぐるみのチーム戦なのです。それは、さながらアスリートとサポートスタッフのような関係かもしれません。合格というハードルを越える最高のパフォーマンスを引き出せるよう、しっかりサポートしてあげてください
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