大学受験時の面接における服装や身だしなみ、髪型などのマナーとは
大学受験においては、もちろん筆記試験も大切ですが、面接も非常に大切です。
本記事では、大学受験の面接における服装や身だしなみ、髪型などのマナーについて解説していきます。
面接試験を受ける予定がある大学受験生は、ぜひ参考にしてみてください。最後まで読むことで、大学受験の面接に欠かせない最低限のマナーを身に付けられますよ。
大学受験における面接時の服装と髪型
面接時の服装は、男女問わず制服が基本です。着崩すことは厳禁です。
第一ボタンはきちんと留め、ネクタイやリボンもしっかり結びましょう。スカートの丈は膝程度までを推奨します。
髪型について、男女ともに染髪は禁止です。また、パーマなどもかけてはいけません。
男子は髪の毛を短く切りそろえ、清潔な印象を出しましょう。寝癖は直した方が良いですが、整髪料は使わない方が無難です。
女子は、髪の毛が長いのであれば、黒や紺色、茶色のゴムでまとめます。目に前髪がかかるようならば、ピンなどで留めていきます。ピンも、華美ではないシンプルなものを選びましょう。
メイクやネイルは厳禁です。大学は遊びに行くところではありませんし、面接官の中に高校生のメイクに忌避感を持っている人は決して少なくありません。メイクは、透明の薬用リップクリームまでが許容範囲でしょう。
もし、「顔に大きな傷があって、どうしても隠したい」といった特段の事情がある場合は、学校の先生に相談してみましょう。
大学受験は、これからの人生を左右する非常に重要なものなので、しっかりと準備して望みたいものですね。
大学受験の面接で、制服がない場合に選ぶべき服装とは?
制服がない高校に通っている方や、浪人生の方は、できるだけフォーマルな格好を意識することが重要です。以下で、詳しく解説していきます。
男女ともにフォーマルな恰好を意識する
制服がない学校に通っている方は、男女ともにフォーマルな格好を意識しましょう。
男性の場合は、ワイシャツにパンツを合わせるスタイルがおすすめです。上にはジャケットを羽織ります。
女性の場合は、ブラウスにパンツもしくはスカートを合わせるとフォーマルに仕上がります。男性同様、上にはジャケットを羽織るのが基本です。
フォーマルな格好を選ぶのが難しい方は、スーツを着用するのも良いでしょう。
浪人生はスーツが基本
浪人生が面接試験を受ける際は、スーツを着用するのが基本です。
黒やネイビー、グレーのビジネススーツを用意しておきましょう。入学式や、就職活動時にも使えるものを選ぶことをおすすめします。
スーツを着慣れていない方は、何度か袖を通しなれておくと良いでしょう。特に男性の場合は、ネクタイを結ぶ練習をしておくと安心です。
その他、面接時の服装選びや身だしなみに関する注意点
大学受験の面接試験における、服装選びや身だしなみの注意点は以下の3点です。
- ・事前にしっかりアイロンをかけておく
- ・匂いに気を配る
- ・爪はしっかりと切りそろえておく
それぞれ詳しく説明します。
事前にしっかりアイロンをかけておく
大学受験の面接で着る服は、事前にしっかりアイロンをかけておきましょう。
アイロンでシワやヨレを伸ばしておくと、清潔感が出て面接官に好印象です。パンツはタックのラインをきちんと出しておくことで、大人らしい印象を与えることもできます。
アイロンがけに自身がない場合は、クリーニングに出すのもおすすめです。
また、遠方から面接試験を受けに行く場合は、前日にホテルでアイロンがけをし、ハンガーに干しておきましょう。
匂いに気を配る
匂いが人に与える影響は絶大です。
体や髪、靴から過度に体臭が漂わないように対策しておきましょう。特に、焼き肉やお好み焼きなど、臭いが強い食事は服や口に残りやすいので注意が必要です。
また、面接時には香水を使うのも避けましょう。自分では良い香りだと感じていても、面接官が苦手な匂いであれば、それだけで悪印象です。
爪はしっかりと切りそろえておく
大学受験の面接では、指先まで見られている場合があります。
爪が長すぎると、だらしない印象を与えてしまいます。また、ネイルをしていると、TPOをわきまえられない人だと感じられてしまうこともあるでしょう。
爪は手のひらから見えない程度の長さに切りそろえ、指先まで清潔感を意識しましょう。
大学受験の面接は控え室から始まっている?気つけるべきマナーとは
「面接」というと、面接官との応対のことだけを考えてしまいがちです。
しかし実際には、面接は控え室から始まっています。
控え室での様子もチェック対象になっていることが多いので、大声を出したり、ふざけた態度をとったりすることは避けて静かに過ごしましょう。腕組みがチェック項目として設けられているケースもあり、マイナスポイントとなることがあるので注意してください。
面接室への入室から着席までのマナーも大切です。 呼ばれたからといって、すぐに入ってはいけません。
まず、ノックをゆっくり3回して、面接官から促されたら、「失礼します」という声かけをして入室します。
着席前にはお辞儀をして、受験番号や氏名などを名乗り、「よろしくお願いします」と続けましょう。座るのは、面接官に促されてからです。
面接をしているときは、よく聞こえる声ではっきりと話しましょう。
聞かれるであろう質問事項は、事前に答えを考えておき、練習しておくと安心です。ただし、面接官ははあなたの考えた答えを知っているわけではありません。用意したものとは多少違う答えをしてしまっても、面接官には当然わからないので、堂々と発言をしましょう。
最後には、「ありがとうございました」と礼をし、来たときと同じように戻るのがマナーです。
まとめ
本記事では、大学受験の面接における服装や身だしなみ、髪型などのマナーについて解説しました。
大学受験の面接試験では、質疑応答の内容や立ち振る舞いだけでなく、服装や身だしなみも見られています。本記事の内容を参考に、きちんと対策をしておきましょう。
また、面接の受け答え自体に自信が無い場合は、予備校で対策をするのもおすすめです。面接試験の対策に対応している予備校は多くあります。
大学受験のプロから心得を教わり、自信を持って面接試験に挑みましょう。以下の記事でおすすめの予備校を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。