中央大学の特別入試の特徴は?総合型の受験ポイントと公募推薦の現状
中央大学の特別入試では、学部によって実施されている入試の名称や内容が異なります。一般的な総合型選抜にあたるチャレンジ入試や自己推薦入試をはじめ、外国語特別入試などから自分に合ったものを選択しましょう。本記事では、中央大学の特別入試の特徴や受験でのポイント、公募推薦についてまとめて紹介します。
中央大学とは
中央大学は、日本の有名な私立大学の一つです。1885年に設立され、その長い歴史と伝統に裏付けられた高い教育水準で知られています。中央大学は文系から理系まで幅広い学部を持ち、学生たちは多様な学問分野で学ぶことができます。
中央大学の魅力は、学問の幅広さだけでなく、教育環境の充実にもあります。キャンパスは東京都文京区に位置し、都心に近い立地条件にありながら自然環境も豊かです。また、学内には図書館や研究施設、スポーツ施設など充実した学習環境が整っています。
また、学生の能力を伸ばすための様々な支援も行っています。学生は専門的な知識を深めるだけでなく、語学力やコミュニケーション能力を磨く機会も与えられます。さらに、インターンシップや留学プログラムなど、実践的な経験を積む機会も豊富に提供されています。
中央大学の特別入試は3種類だが学部で異なる
中央大学の特別入試を大きく分けると次の3種類です。
・チャレンジ入試
・高大接続/自己推薦入試
・外国語特別入試
このうち「チャレンジ入試」「高大接続/自己推薦入試」は、一般的な大学で行われている総合型選抜入試なので、ぜひチェックしておきましょう。
チャレンジ入試
・実施学部:法学部
・募集人員:合計30名
法学部のみ実施されている一般的な総合型選抜入試です。将来、活躍したい分野に合わせて、リーガル部門、パブリック部門、グローバル部門の3部門のなかから選択します。各部門の特徴は、以下の通りです。
・リーガル部門:法曹界や企業法務など法律に関わる分野
・パブリック部門:官公庁やマスメディアなど公共的な分野
・グローバル部門:国際的企業や国際機関などグローバルな分野
高大接続/自己推薦入試
・実施学部:高大接続=経済学部・理工学部、自己推薦=文学部・国際経営学部
・募集人員:経済学部=若干名、理工学部=学科により1~10名、文学部=4~15名、国際経営学部=25名
高大接続入試は、入学後の学習計画や将来のビジョンを明確に持っている学生が対象です。また、大学での学びや、将来の方向性にプラスとなる経験を自己アピールできる学生を募集しています。例えば、経済学部の場合、自己推薦型の試験は、1次試験で書類選考、2次試験で小論文と外国語の筆記試験、プレゼンテーションが行われます。資格・実績評価型は、出願書類(筆記試験・面接)のみです。
一方の自己推薦入試の場合、例えば哲学専攻であれば「高校時代までに、文学書、哲学書等の豊かな読書経験を持つ者」が出願要件です。試験は専攻によって異なりますが、1次選考で書類選考、2次選考で個別試験、面接、グループディスカッションなどが実施されます。
外国語特別入試
・実施学部:法学部、経済学部、商学部
・外国語の種類:学部によって異なる
英語やドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、朝鮮語といった外国語試験の級やスコアで合否判定する入試です。例えば、法学部の「英語運用能力特別入学試験」は、出願2年以内にTOEFLや英検、ケンブリッジ英検、TOEICなどで大学が求める基準をクリアした学生が出願できます。
公募推薦は現時点でなし
2023年2月現在、中央大学で公募推薦は行われていません。公募推薦を考えている場合は、中央大学の特別入試と別に他大学の公募推薦を検討しましょう。
まとめ
中央大学は、学部によって特別入試の名称や種類、実施内容が異なるため、受験を希望する学部によって内容をしっかりと確認しておくことが大切です。特に、高大接続と自己推薦入試は、出願資格や試験形式が学部で細かく分かれているため、気をつけてください。