大学受験前の模試でE判定が出たら志望校は変更すべき?
大学受験前の力試しとして、模試を受けることはもはや常識となっています。
模試は志望校の合否の可能性をA~E判定で示すものですが、もしもE判定だった場合、志望校を変更すべきか迷った経験はありませんか?
E判定という結果が出ても、その後の行動によって合格を勝ち取ることができるのです。
E判定で諦めるのはまだ早い
模試のE判定とは「合格率20%以下」のことを指すことから、志望校合格はほぼ不可能と考える受験生がとても多いはずです。
しかし、模試の判定は予備校によって異なり、厳しく設定しているところと、甘く設定しているところがあります。
模試がE判定であってもそれが「本来の学力とは異なる」ので、志望校をすぐに変更するのは時期尚早といえるのです。
また、追い込み期間の冬休み以降に学力が急激に伸びることも多い反面、受験生向けの模試は12月で終わってしまいます。
模試がE判定だったとしても、その後の勉強次第でいくらでも挽回できる可能性は十分にあるといえます。
E判定から逆転合格する方法
模試でE判定を取った場合、その後の行動が合否を分けるといっても過言ではありません。
E判定から這い上がるためには、次のことを実践してみましょう。
苦手な分野を見つけて強化する
E判定という結果ばかりに注目しがちですが、問題はそこではなく、「どの分野が足を引っ張ったか」を探すことが重要です。
点数が取れなかった分野を重点的に強化することで、合格できる確立は確実に上がるといえます。
できの悪かった模試は、苦手を克服する絶好のチャンスと、前向きに捉えることが合格につながるでしょう。
すぐに復習をする
模試を受け終わってそのままにするのではなく、復習をすると実力の底上げにつながります。
復習をするときは、次のポイントを踏まえると効果的です。
・時間が足りずに解けなかった問題をやり直す
・自己採点で間違えた問題をやり直す
・何となく正解した問題の解説を読み、しっかり理解する
・わからない問題は解答や解説を読む
・解けなかった問題、あやふやな問題をノートにまとめる
・時間をおいて、再度復習をする
模試を受けた直後の自己採点後や、判定結果が出たあとに、なるべく早くやることが重要です。 判定結果に一喜一憂するのではなく、合格への道筋を作るために、徹底的に活用することをおすすめします。
志望校を諦めずに努力を続ける
志望校を決めた理由は人それぞれですが、志望校を決めたからには「何が何でも合格する」という諦めない気持ちを持ちましょう。
A判定でもE判定であっても、結局のところ、気を抜かずに頑張り続けた人に結果が付いてくるのが大学受験です。
模試の判定はあくまでも「目安」と考え、弱点強化と過去問の演習を粘り強く継続しましょう。