京都大学のアドミッション・ポリシーは?受験で京大に好かれるポイント
京都大学のアドミッション・ポリシーでは、どういった学生を求めているのでしょうか。「入学者の受け入れに関する方針」や「AP」と呼ばれることもあるアドミッション・ポリシーは、受験生が志望校を決めるときに大きな手がかりとなる情報です。本記事では、京都大学のアドミッション・ポリシーの特徴や内容についてまとめて紹介します。
アドミッション・ポリシーとは
アドミッション・ポリシーとは、大学や教育機関が入学者を選ぶ際に基準としている方針や基本原則のことを指します。
このポリシーは、学生募集の際に掲げられ、応募者の選考や評価の基準として使用されます。
アドミッション・ポリシーには、学業成績や試験結果、エッセイや面接の内容など、入学者の総合的な能力や人物像に関する要素が含まれる場合があります。
また、大学や教育機関によっては、地域や国際的な多様性、リーダーシップや社会貢献など、特定の価値観や志向性を重視する場合もあります。ア
ドミッション・ポリシーは、大学のイメージや教育方針を反映したものであり、入学者選考の公正性や透明性を確保するための指針として機能します。
京都大学のアドミッション・ポリシーの特徴
創立以来「自由の学風」を受け継いできた京都大学では、「対話を根幹とした自学自習」を教育の基本理念に掲げています。つまり、京都大学では、あくまで学生が主体的に学問を深める積極的な人材を求めているのです。
世界レベルの独創的な研究で知られる京都大学の入学者には、次の3つの基礎学力が求められます。
1.高校のカリキュラムの修得によって培われた「分析力」と「俯瞰力」
2.高校のカリキュラムで修得された「内容を活用する力」
3.外国語スキルを含めたコミュニケーション力
引用:京都大学
このように、京都大学入学後に必要な基礎的な学力は、「自学自習」や「自由な発想」といった京都大学の基本理念に基づいて学びを深めるために必要不可欠な要素です。
京都大学の基本理念と理想の学生像
京都大学の基本理念における教育面のキーワードは次の3つです。
・対話を根幹とした自学自習
・創造的精神の涵養(かんよう)
・優れた研究者と高度の専門能力を持つ人材の育成
自由な学風で知られる京都大学だからこそ、自身からイニシアティブをとって学びを深めようとする学生を理想としています。
学部別|学生に求める能力や意欲
京都大学では、大学が制定するアドミッション・ポリシーとは別で、学部ごとのアドミッション・ポリシーも定められています。例えば、総合人間学部のアドミッション・ポリシーによると、次のような入学生を希望しています。
・高校の教育課程を広く修得していること
・志望する学問分野に対する基礎的な知識を身につけていること
・主体的な思考力・判断力・表現力、および他者と協働しながら学ぶ姿勢があること
総合人間学部の一般選抜では、文系試験と理系試験に分けて、多様な角度から基礎的学力を評価する点が特徴です。学部ごとにアドミッション・ポリシーは異なるため、自分が志望する学部のアドミッション・ポリシーを確認するようにしましょう。
まとめ
分析力や俯瞰力、応用力そして外国語を含むコミュニケーションスキルなど、京都大学のアドミッション・ポリシーを見るとどういった学生を大学が求めているのかがわかります。ぜひ志望校選びをはじめ、京都大学内での学部選びの際に、一度アドミッション・ポリシーを確認しておきましょう。選抜方法の特徴や入学後の学習イメージなどがつかめるはずです。