大学受験に内申点は関係ない?内申点を上げる方法も解説
内申点は、受験生の学業成績や態度を総合的に評価したものです。
試験の結果だけでなく、生徒の真摯な姿勢や学びに対する熱意を示す重要な指標となっています。
内申点が大学受験の合否にどの程度影響するのか気になる方に向けて、本記事では内申点が大学受験に与える結果や内申点を向上させるポイントを詳しく紹介します。
大学受験における内申点の影響は入試方法によって異なる
大学受験における内申点の影響は、一般入試と推薦入試で異なります。どちらの方式を選ぶかまだ決まっていない場合でも、未来の選択に大きな影響を与えるため、高校1年生のときから内申点対策を始めましょう。
一般入試は内申点の影響を受けない
一般入試では、基本的には試験の点数が合否を左右します。そのため、内申点を上げるよりも、入試でしっかり点数を取る勉強に焦点を当てるべきです。勉強に真面目に取り組むと、自然と内申点も向上します。もし内申点が低い場合は、学習状況を見直しましょう。
推薦入試では内申点が重要
推薦入試では内申点が非常に重要です。
推薦入試には公募推薦や指定校推薦などの形態があり、いずれも面接と高校の内申点が合否を左右します。
特に指定校推薦では、大学ごとに推薦枠が限られており、人気校では校内選考を経て推薦者が決定されます。大学によっては、内申点や評定平均の数値が足切り基準となるため、内申点の向上と同時に評定平均にも注意を払いつつ、戦略的な受験対策を行なうことが大切です。
一般入試でも内申点が重要になる可能性はある
2020年の教育改革や高大接続改革などによって、一般入試でも、調査書や志望理由書、小論文、面接などが合否に影響する可能性があります。
これは、グローバル化や生産年齢人口の減少、労働生産性の低下などの社会的要因により、求められる力が変化したことが背景にあります。
今後の変更に備え、一般入試対策だけでなく、学業や活動にも積極的な姿勢で取り組むことが重要です。
内申点を向上させる4つのポイント
大学受験において内申点は重要な要素であり、今後ますますその傾向は強まると予想されます。ここでは、内申点を向上させるポイントを4つに絞って紹介します。
1.定期テストで点数を取る
定期テストの点数が内申点に大きく関わっているため、毎回のテストで高得点を目指しましょう。
各科目の基礎をしっかり身に付けると、受験勉強も効率的に進められます。テスト勉強をコツコツと進めつつ、志望校に合わせた勉強も行なうことが大切です。
隙間時間の有効活用や勉強の効率化を心がけ、内申点向上につなげましょう。
2.出席日数に気を付ける
優れた成績や課外活動も大切ですが、出席日数が足りなければ留年や受験資格喪失のリスクがあります。出席日数不足による受験資格喪失や不合格を防ぐためにも、日々の体調管理を心がけ、学校にしっかりと通いましょう。
3.課外活動にも力を入れる
留学や部活動、委員会活動、ボランティア、資格取得などの課外活動は、内申点に良い影響を与えます。特に部活動では、活動記録や大会出場歴が内申点向上のポイントとなります。
定期テストの成績や出席日数が重要ですが、余裕があれば課外活動にも積極的に取り組みましょう。
4.課題を提出する
提出物の厳守は、内申点において重要なポイントです。期限を守らないとマイナス評価となりますので、理由がない限り期日を守りましょう。また、提出物の内容にも注意を払い、工夫や努力が感じられる提出物を心がけることが大切です。
まとめ
大学受験における内申点の影響は入試方法によって異なり、一般入試では試験の点数が中心ですが、推薦入試では内申点が重要です。また、一般入試でも教育改革や高大接続改革により、調査書や志望理由書、小論文、面接などが合否に影響する可能性があります。
内申点向上には、定期テストの高得点や出席日数の確保、課外活動の積極的な参加、提出物の厳守などが重要です。これらの取り組みを通じて内申点を向上させ、大学受験に備えましょう。