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早稲田大の政経学部とは

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早稲田大といえば多くの受験生の憧れの的ですが、なかでもセイケイと呼ばれる政治経済学部は「ワセダのなかのワセダ」と言われるほど同大の看板学部になっています。
ワセダのセイケイの魅力と実力を探りました。

ワセダのセイケイとは

政経学部はその教育方針から壮大であり、学生たちを次のような人材に鍛えあげようとしています。

・不確実性が増す地球社会において未来を切り拓くたくましい自律的な人材
・次世代を創出する人材
・グローバル化のなかでダイバーシティを互いに尊重できる人材
・グローバル・パースペクティブを持つリーダー

政経学部は、世界に通用するエリートをつくろうとしています。その一環として政経学部では、すべての政経学部生に海外留学を推奨していますが、講義では日本語と英語の両方を使ったハイブリッド型を展開しています。

ある調査会社の偏差値ランキングでは、1位(82):慶応大法学部、2位(81):慶応大経済学部、3位(80):早稲田大政経学部・法学部・商学部・国際教養、慶応大文学部となっています。
早稲田大政経学部のエリート教育を受けるには、国内の文系私大で最も難しい入試に合格しなければならない、ということです。

何を教えているのか

早稲田大政経学部には、政治学科、経済学科、国際政治経済学科の3科があります。それぞれの学科では、次のような勉強をします。

・政治学科:行政学、日本政治史、公共経営論、政治分析、現代経政策分析、憲法、日本外交論など

・経済学科:経済数学、公共経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学、環境経済学、人事経済学、金融論、日本経済史、空間経済学など

・国際政治経済学科:国際政治学など

いずれも日本のビジネスシーンや政治シーンを牽引する人が必要になる知見です。

日銀副総裁を輩出するエリート養成学部

早稲田大政経学部は首相も輩出していますが、ここではザ・セイケイといえるような人物を紹介します。
日本銀行副総裁の若田部昌澄氏は、政経学部出身で、政経学部の教授になって日銀に転身しました(肩書は2019年8月現在)。
政経学部には、日本の金融政策をつくる人材を育成する力があり、さらに政経学部の学生は、日本の金融政策を動かすような人から教わることができるというわけです。

では、セイケイの大先輩である若田部氏は今、何を考えているのでしょうか。
日本経済は、商品やサービスの価格が下がるデフレ状態にあります。これは経済によい効果をもたらさないので、日銀と政府は商品やサービスの価格が上昇するインフレにしようとしています。

若田部氏は日本経済、世界経済、金融市場、金融機関から情報を収集し、「デフレ脱却、2%のインフレ」の実現に必要な金融政策を考えています。つまり、日本経済をよくするために世界にアプローチする仕事をしているわけです。

まとめ

人生は出身大学や出身学部だけで決まるものではありませんが、早稲田大政経学部を卒業すれば、社会で最も成功しやすいポジションに身を置くことができるでしょう。ワセダのセイケイ出身者は、どの一流企業からも歓迎されるはずです。「上」を目指す受験生には、挑戦し甲斐のある大学学部といえます。

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