大学受験に合格するための1日の勉強スケジュールと勉強計画の立て方
受験当日までのタイムリミットがあるため、1日の勉強スケジュールを管理することも重要です。
今回は合格をつかみ取るために効果的なスケジュールの組み立て方と、勉強計画についてご紹介します。
1日のスケジュールの組み立て方とは?
学校がある平日、休日、部活動との両立など、1日で勉強できる時間は人それぞれでしょう。
そんな限られた時間を有効活用するために、次のポイントを踏まえると良いでしょう。
学校がある平日は朝と夜がカギ
まだ授業がある期間は通学前の朝や、通学の電車の中といった隙間時間にできる勉強を取り入れましょう。
例えば、受験生向けの勉強アプリや、一問一答の問題集など、ノートとペンを必要としない勉強が向いています。
また、帰宅後は生活リズムを崩さないよう長時間の勉強は控え、睡眠時間を確保することも大切です。
休日は時間を最大限に活用する
学校や部活動がない休日の場合、ついつい遅くまで寝てしまいがちです。
しかし、勉強を習慣付けるためには平日と同じ時間に起床し、学校に行っているのと同じペースで勉強するようにしましょう。
今の実力で不足している部分をあぶり出す
模試や過去問を解いて自分の実力を知ることで、現在の弱点がわかります。
それを重点的に勉強メニューに組み込み、基礎学力の強化を図りましょう。
また、歴史などの暗記系科目は「忘れることを前提」にして、こまめに組み込むとより定着しやすくなります。
時間単位ではなく内容を重視する
スケジュールを勉強する時間で組み立てた場合、勉強の内容よりも「やった時間」に満足してしまうことがあります。
この時間には英単語、この時間は数学の公式など、具体的な勉強内容をやる時間を決めると、時間をより有効に使えます。
復習期間を必ず設ける
勉強は頭に詰め込むだけでなく、復習をすることでより記憶に定着しやすくなります。
また、復習を後回しにすると復習すべきことが膨れ上がり、多くの時間を費やさなければなりません。
毎日、週や月に1度など、こまめな復習を習慣付けると、試験目前でも慌てない知識量を身に付けることが可能になります。
追い込みから試験当日までの勉強計画
大学受験の追い込み時期である高校3年生は、早くて春休み、遅くとも部活動を引退する夏休み以降の勉強量が合格を左右します。
春休みには新高3年生を対象にした春期講習が多くの予備校で開催されています。
同じ受験生が集まる環境にいると、自然と受験モードに気持ちが切り替わる効果があります。
また、予備校講師は大学受験にまつわる豊富な知識を持っているため、さまざまな疑問や悩みを相談できるのも大きなメリットでしょう。
春よりも遅い部活引退組は、夏休みの長い時間をいかに有効活用するかが重要です。
これまでの部活最優先の生活から勉強最優先にさせるために、予備校や塾の夏期講習に通うのが効果的です。
基礎ができていなければ、志望校の過去問を解けるまでの学力が身に付いていないことと同じことです。
つまり、夏休みまでの勉強計画は基礎固め、そして2学期以降は苦手科目の克服や、過去問の演習を重ねるようにしましょう。