「凡人」が「東大現役合格」を果たすための心構えとは?
東大に現役合格するのは「天才」だけ……そう考えている人もいるのではないでしょうか。東大は、日本の大学における最難関の一つ。入試難易度を見ても、一筋縄でいかないのはたしかです。しかし、「天才でなければ現役合格できない」というわけではありません。
「凡人」が東大現役合格を果たすには、自分の弱点を知り、弱点を補うための努力が必要です。また、自分と向き合いメリハリのついた生活の中で努力そのものを楽しむことで、東大合格に必要な勉強量も確保できるでしょう。
ここでは、「凡人」が東大に現役合格を果たすための心構えとして、勉強法以外にぜひ知っておきたいポイントを3つ挙げ、わかりやすく解説していきます。
天才でない自分にしっかり向き合える
受験生として最もつらいのは、思うようにできない自分としっかりと向き合うことです。ある程度の時間をかけて勉強しているにもかかわらず、結果が伴わないようなとき、「現実逃避してしまった」という人も多いのではないでしょうか。しかし、「できなかった」という事実が悪いわけではありません。
できなかった事実にふたをして、結果を分析したり省みたりすることができないことが悪いのです。主に以下のような内容を徹底的に分析して、自分と向き合うことが大切になります。
・今の自分の弱点はどこにあり、その原因は何か
・モチベーションが下がっているのか
・勉強時間そのものが足りないのか
・勉強法に問題があるのかなど
私たちは、決して「天才」ではありません。天才ではない自分としっかりと向き合ってこそ努力でき、芽を伸ばしていけるのです。
生活そのものにメリハリをつけ、効率化できる
東大に合格するためには、起きている時間のほとんどを勉強に費やさなければならない……そう考えている人がいるかもしれません。しかし、そんな思い込みは自分を追い詰めてしまうだけです。「勉強するときは勉強し、遊ぶときは遊ぶ」というメリハリが、生活のリズムを作り、余裕と集中力を生み出すのです。
机に向かっている時間がどれだけ長くても、その間に集中力が途切れているのでは何の意味もありません。
・授業中に吸収できるものはすべて吸収する
・何時までには寝ると決めて勉強に臨む
こうしてメリハリをつけることで、睡眠時間をしっかりと確保し脳を活性化させ、勉強を効率化させることが重要です。
努力する過程そのものを楽しめる
とはいえ、東大に合格するのにある程度の勉強量が必要なことも事実です。科目数も多く、そのいずれでも高得点を取らねばなりません。試験問題も独特で、東大受験対策を練る必要もあります。長期目標のゴールを見据え、日々の努力を積み重ねなければ、東大合格は果たせないと考えて間違いないでしょう。
だからこそ重要なのが、努力する過程そのものを楽しむ姿勢です。最終的な目標のための努力だという前向きな思いがあれば、結果が出るのを待つこともできます。どんな難題を前にしても、決して否定的にならず、乗り越える強い意志を持つことができるでしょう。これは、最後まであきらめないことにもつながります。
まとめ
「凡人」が東大に合格するには、「天才でない自分」としっかりと向き合い、オンとオフを切り替えつつ、勉強を続ける必要があります。そこで重要になるのが、勉強という過程そのものを楽しめる素質があるかどうか。ひたすらつらい作業を延々と続けることはできません。「努力するとわかる」「わかると楽しい」というサイクルを自分の中に見出し、受験勉強に向き合うようにしましょう。