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【1世紀近い闘いの歴史】ラグビー早慶戦を詳しく解説!

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早稲田、慶応と言えば、古くからのライバル校として知られています。「早慶戦」の名で語られるスポーツの試合も多数。その中でも有名なのが、1922年から1世紀近い闘いの歴史を築いてきたラグビーの早慶戦です。

ここでは、毎年11月23日に行われ、熱い火花を散らしているラグビー早慶戦の歴史を紐解くと同時に、これまでの戦績についても解説していきます。ラグビー以外の早慶戦についても紹介していますので、お楽しみに。

記録に残るラグビー早慶戦は1922年から

早稲田、慶応というライバル校の間で毎年ラグビーの試合が行われるようになったのは1922年のこと。もともと、日本初のラグビーチームを有していたのは慶応でした。英国出身の教授の指導を仰ぎ、1899年にラグビーチームが誕生したのです。

一方の早稲田でラグビー部ができたのは、1918年。慶応に遅れること19年、日本国内では4番目のラグビー部でした。早稲田から日本初のラグビー部を有する慶応へと試合を申し入れ、ラグビーの早慶戦が実現する運びとなったのです。

ラグビーの早慶戦は、毎年11月23日に行われることになっています。これは、当時の量首脳陣が気象庁にわざわざ問い合わせて、晴れの特異日を尋ねた結果なのだとか。これが伝統となって、毎年同日にラグビー早慶戦が開催されているのです。

ラグビー早慶戦の戦績は?

ラグビー早慶戦は、2020年までに計97回行われました。当初は三田グラウンドと戸塚グラウンドを交互に使っていたものの、明治神宮外苑野球場、明治神宮外苑競技場、東京ラグビー場、秩父宮ラグビー場、国立霞ヶ丘陸上競技場など場所を変え、1983年以降は秩父宮ラグビー場で闘いの歴史を刻んでいます。

早稲田大学ラグビー部(正式名称:早稲田大学ラグビー蹴球部)と慶応義塾大学ラグビー部(正式名称:慶應義塾體育會蹴球部)の戦績は、70勝7分20敗(2021年2月時点)の早稲田に軍配が上がっている状況です。

過去10年の戦績を見ても早稲田が優位ですが、その得点差を見るとかなり拮抗しており、今後の試合結果はどう転んでも不思議ではありません。

ラグビー以外の早慶戦とは?

しかし、そもそも早慶戦が行われるようになったきっかけは硬式野球でした。硬式野球の早慶戦が初めて行われたのは1903年。硬式野球においても先輩であったのが慶応で、早稲田が先輩への挑戦状を送るかたちで早慶戦が実現しました。このライバル校の対決が人気を博し、ラグビーの早慶戦へとつながったわけです。

野球の早慶戦は、春季と秋季とに分かれており、ともに神宮球場で行われています。また、硬式野球に次ぐ早さで早慶戦が行われたのがレガッタです。毎年4月中旬に全3種目で対戦することになっており、第1回の対戦は1905年のこと。

第2回の対戦までの中断期間が長かったり戦争のあおりを受けて再度中断したりしたものの、2019年までに88回対戦が行われています。この他にも、サッカーや剣道、テニス、陸上、競泳、ボクシング、レスリング、アメフト、バスケットボール、合気道などさまざまな分野で早慶戦が行われ、火花を散らしています。

まとめ

長年にわたるライバル校である早稲田と慶応。その縮図ともいえるのが、スポーツの分野における「早慶戦」です。ラグビー早慶戦の戦績は、早稲田が大きくリードしていますが、近年においてはかなりの接戦が続いており、目が離せない状況。両校の伝統を受け継ぐラグビー早慶戦が、今後も数々のドラマを見せてくれることを願ってやみません。

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