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大学受験生必見!共通テスト(センター試験)利用方式のメリットと注意点を解説

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大学共通テストは、大学入試センター試験に代わって2021年度に始まった入試試験です。

国公立大学の志願者は受験が必要となりますが、私立大学でも共通テストの結果を用いて選考する共通テスト(センター試験)利用方式を導入しているところが増えています。

本記事では、共通テスト(センター試験)利用方式の概要や受験のメリット、注意点などを詳しく解説します。

共通テスト(センター試験)利用方式とは?

共通テスト(センター試験)利用方式は、私立大学の一般選抜入試において、共通テストの成績を合否判定に活用する方法です。

大学によって受験科目や教科数が異なり、国公立大学では通常5教科以上が必要ですが、私立大学では2〜3教科で済む場合もあります。
また、大学によっては、単独型と併用型の2つの方式が存在します。

単独型は共通テストの結果で合否が決まり、併用型は共通テストと個別試験の合計点で合否が決まります。

出願数に制限はなく、同じ大学内でも学部・学科問わず自由に出願可能です。ただし、学部や学科によって個別試験の内容や試験科目が異なるため注意しましょう。

どちらの方式を選ぶかは、自分の成績や志望校に合わせて検討するのがおすすめです。

共通テスト(センター試験)利用方式のメリット

共通テスト(センター試験)利用方式には、以下のようなメリットがあります。

受験のチャンスが増える

共通テスト(センター試験)利用方式を活用すると、一般方式との組み合わせにより志望校への受験機会を増やせます。

一度の受験で複数の大学や学部学科に出願でき、特に単独型の場合で国公立大学志望の受験生は、受験会場へ足を運ぶ手間も省けます。

受験料を抑えられる

通常の一般選抜では、各大学・学部学科ごとに受験料が3〜3.5万円かかります。それに対して、共通テスト(センター試験)利用方式の受験料は1校あたり1.5万円程度です。

さらに、共通テストの受験料1.8万円(3教科以上受験)を加えても、通常の一般選抜よりも総額費用を抑えることが可能です。

なお、同じ大学内で併願する場合や同じ学部を受験する場合、受験料を減免してもらえる場合があります。そのため、受験前に各大学のホームページで詳細を確認するのがおすすめです。

共通テスト(センター試験)利用方式の注意点

共通テスト(センター試験)利用方式で受験をする際は、以下の2点に注意しましょう。

入試制度が大学によって異なり少々複雑

大学ごとに入試制度が異なり、少々複雑な点には注意が必要です。
例えば、早稲田大学の一般選抜では、独自試験のみの方式と英語4技能テストのスコアを利用する方式、大学入学共通テストを組み合わせる方式の3つから選択できます。

共通テスト(センター試験)利用方式では、共通テストの成績もしくは書類選考を加えて合否が判断されます。

一方、学習院大学の共通テスト(センター試験)利用方式では、大学独自の試験は行なわずに共通テストの成績のみで合否判定が行なわれます。

また、合格判定に使う教科数も大学によって異なるため、出願前に良く確認しましょう。

競争率が高くなる傾向にある

共通テスト(センター試験)利用方式は、一般選抜よりも募集定員が少なくなる傾向にあります。

例えば早稲田大学の政治経済学部政治学科では、一般選抜100名に対して共通テスト利用方式は15名しか募集されません。

これにより合格ラインが上がりがちで、競争率が高くなる傾向にあります。志望校の募集定員を確認し、戦略的な受験計画を立てましょう。

共通テスト(センター試験)利用方式の合格ボーダーライン

共通テスト(センター試験)利用方式の合格ボーダーラインは、大学によって異なります。

難関私立大学では高得点が求められますが、国公立大学とは異なり、3教科型中心の数値が一般的です。科目数が少ない分得意科目で受験しやすく、得点力を向上させることができます。

主要な私立大学において、合格可能性80%以上のAライン合格の例を挙げると、青山学院大学は共通テストの得点率が81~93%、学習院大学は81~87%、明治大学は80~91%、駒澤大学は73~82%、早稲田大学は80~96%という目標ラインが示されています。

志望校に合わせてしっかりと目標を設定し、準備を進めることが大切です。

まとめ

共通テスト(センター試験)利用方式には、費用を抑えつつも受験のチャンスが増えるというメリットがあります。

ただし、入試制度が大学によって異なり、競争率が高くなる傾向がある点には注意が必要です。志望校に合わせて目標を設定し、計画的な受験準備を行ないましょう。

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