大学受験で挫折しないためのメンタルケアとは?
大学受験は秋口から始まります。
1月のセンター試験をメインに前期・中期・後期と3月まで続きます。
早い段階で合格の切符を手に入れることができれば安心できるのですが、センター試験の結果で第一志望校の門前払い(足切り)を受けてしまった、ということがあれば、メンタルの維持ができなくなってしまうこともあります。
では、大学受験で挫折しないためのメンタルケアはどうすべきでしょうか。
一番大切なのは、セルフケアです。
ここでは、自分自身の気持ちを平常に保てるようなヒントをまとめてみました。
孤独を作らない
大学受験は自分との戦いとはいいますが、一人で黙々と勉強をしているとどうしても気詰まりしてしまいます。
受験勉強が思うように進まない苛立ちを家族にぶつけてしまい、自己嫌悪に陥るなど悪循環になることも。
受験生の性格にもよりますが、孤独にならない状況をつくることをおすすめします。
図書館へ出向くことも良いですし、塾の自習室を利用して勉強してみませんか。
同じ「孤独」でも気分を変えることができます。
また、同じ志望校を検討している仲間内で勉強会をすることも良いでしょう。
同じ問題集を何人かで解き、その答え合わせや考え方を発表し合うという方法をとると、視点を変えることができます。
模擬試験からのイメージトレーニング
高校に入学すると、学校で模擬試験を受けるほか、塾で提供する外部模試を受験する機会が格段に増えます。
高校の1年次・2年次に在籍している時はまだまだ先の問題として模擬試験を漫然と受けている方も少なくないでしょう。
できれば、2年次の夏前には志望大学を決めておくことをおすすめします。
「志望大学」という基準を決めることで、模擬試験で偏差値の推移を見ていくことができます。
模擬試験の度に志望大学をチェックすることで、「この大学へ入るんだ」というようなイメージを描けるようになるでしょう。
模擬試験から意識付けを行うことがとても大切で、受験本番の時にメンタルの不調から体調を崩すことが少なくなります。
模試は、受験に強い自分を作るだけではなく、自分の学力を全国規模で知ることができる唯一の「ものさし」にもなりますので、積極的に受け続けることをおすすめします。
早寝・早起き・規則正しい生活を!
受験生の中には「1日40時間欲しい」など、勉強時間の少なさを嘆く人もいます。
また、「睡眠時間は、ほんのわずか」というように、睡眠時間を削ってまで勉強をしていたことを自慢する方も少なくありません。
しかし、それは本当に自分の糧となっていますか?
睡眠時間を削って勉強をしていても、実践でアウトプットできていますか?
深夜帯に使っていた参考書やノートを見直してみると、読解不能な文字の羅列が目立った、という事実もあるようです。
どんなに勉強時間を確保していても、受験本番に「頭がぼーっとしていた」「問題文を咀嚼するのに時間がかかった」というような事態があっては本末転倒です。
それに眠気や疲れが理由となる受験の失敗は、悔やんでも悔やみきれません。
メンタル面を強くするためには睡眠時間の確保が一番です。
睡眠不足が続くと、メンタル面が弱くなり、些細なことでも不安が強くなるほか、判断力も大きく鈍ります。
受験当日は、早朝に自宅を出て試験会場へ向かうことも多々あります。
まずは朝型の生活を心がけて、夜間は睡眠時間の確保に努めましょう。
朝の光を浴びてから勉強をすることで、気持ちの面でもリセットされていきます。
大学受験は「メンタル勝負」とも言われることがあります。
高校1年の頃からできるだけ進路や志望大学を絞ってコツコツと準備をすることで、自信を付けていくことが大切です。
模擬試験なども積極的に受けて、試験本番の感覚を身につけていきましょう。
また、基本的なことですが、規則正しい生活を続けることも大切です。
受験生は寝る間を惜しんで勉強をすることが美徳とされますが、健康を保てなければ意味がありません。
体調を整えるだけでも、十分にメンタルケアにつながります。
ぜひ実践してみてください。