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受験前日の過ごし方|勉強・食事・睡眠のバランスが大切

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大学入学共通テストまであと1ヶ月を切りました。
受験の前日は、これまで以上に不安な気持ちになる人が多いと思います。
ラストスパートをかけて深夜まで勉強をしたり、緊張して眠れなかったり・・・。

受験当日に睡眠不足だと、実力を発揮できません。
また脂っこいものや生ものを食べたりすると、お腹を壊すこともあるので、食事にも注意が必要です。

この記事では、受験前日の過ごし方について、勉強面・食事面・睡眠面から解説していきます。

受験前日はどんな勉強をするのがベスト?

まずは、受験前日にやっておくとよい勉強とやってはいけない勉強について解説します。

やっておくとよい勉強

・ノートや参考書を見返す
これまでに勉強してきたノートや参考書を見返して、復習するのがおすすめです。
一度覚えている内容なので、復習にもそこまで時間はかかりません。
ノートを見返すことで、自分はこれまで頑張ってきたという自信を持つことにも繋がります。
事前に、わからない問題や間違えた問題をまとめたノートを作っておくとよいでしょう。
まとめノートの作り方は、下記ページをご参照ください。

【勉強方法の見直しに!”デキる”ノートの書き方・まとめ方】

・暗記ものを復習
英単語や公式などの簡単な暗記ものを復習するのも効果的です。
特に、試験で頻出する英単語や公式は、一通り復習するとよいでしょう。

・時間を計って問題を解く
本番と同じ時間内で問題を解くことができるか、タイムを測定するのもおすすめです。
その際、新しい問題にチャレンジするのではなく、一度解いたものを復習するとよいでしょう。
試験のシミュレーションをすることにより、当日の緊張感が和らいだり、焦らずに臨むことにも繋がります。

やってはいけない勉強

・新しく覚える勉強
受験前日に新しい知識を詰め込もうとすると、覚えられずにイライラしたり焦りが出てしまいます。
また勉強内容によっては、一日で覚えられるほど簡単ではありません。
知識の定着ができず、中途半端になってしまう可能性もあるので、やらないようにしましょう。

・難しい問題を解く
難問を解こうとすると、解くのに時間がかかったり、わからなくて自信をなくす可能性があります。
それならば、難問を解く時間を復習の時間に充てた方が、よほど効率的です。

受験前日の食事には気をつけよう

受験前日は、ゲン担ぎに定番のとんかつやかつ丼などを食べようと思っている方もいるかもしれませんが、実はあまりおすすめできません。
その理由と、前日の食事で気をつけるポイントについて解説していきます。

消化によいものを選ぶ

とんかつやかつ丼など油を多く含む食事は消化に悪く、翌日まで残ってしまう可能性があります。
受験当日に胃もたれや胃痛などがあると、試験に集中できなくなってしまいますよね。
そのため、胃に負担が少なく、消化によいものを選ぶとよいでしょう。

ご飯やうどんなどの炭水化物は消化によく、脳が働くために必要なブドウ糖も摂取できます。
また、焼き魚や納豆、豚肉、豆腐には、ブドウ糖の吸収を助けるビタミンB1が豊富に含まれています。
これらの食材を使った料理や鍋、豚汁などがおすすめです。

生ものや辛いものは控える

お刺身や生牡蠣など、生の食材は消化や吸収が悪いため、避けた方がいいでしょう。
特に生牡蠣は食あたりの可能性もあり、危険です。
また、辛いものも胃への負担が大きいので、受験前日・当日に食べるのはおすすめしません。

寝る3時間前には食事を済ます

食事をしてから消化が落ち着くまで、最低でも3時間はかかります。
胃を休ませるためにも、寝る3時間前までに食事を済ませておくとよいでしょう。
また、胃が消化活動をしていると、睡眠の質も下がってしまうので、注意が必要です。

受験前日はしっかり睡眠をとろう

受験前日だからといって、夜遅くまで勉強をするのは逆効果です。
睡眠の質を上げ、十分な睡眠時間をとるようにしましょう。
ここでは、受験前日の睡眠で気をつけるポイントについてまとめました。

湯船に浸かってリラックス

受験前日だから入浴はシャワーで済ませて早く寝ようと考える方もいるかもしれませんが、睡眠の質を上げるには湯船に浸かるのがおすすめです。
入浴は就寝時間の1~2時間前に済ませるとよいでしょう。

入浴の際、お湯の温度が重要で、少しぬるめの40℃程度のお湯に20~30分ほど浸かることで心身ともにリラックスでき、体を休める時に作用する副交感神経が高まるため、眠りに入りやすくなります。
42℃以上の熱いお湯は、反対に交感神経が高まって眠れなくなってしまうので、お湯の温度には気をつけましょう。

睡眠時間は6~7時間半が理想

眠りは、深い睡眠状態のノンレム睡眠と浅い睡眠状態のレム睡眠が約90分の周期で繰り返されます。
これを4~5回繰り返すと、熟睡感と快適な目覚めが得られるため、睡眠時間は6~7時間半確保しましょう。

また、受験前日は寝るギリギリまで勉強をしたいと思う方もいると思いますが、直前まで脳を使っていると寝付きが悪くなります。
反対に、受験当日の朝に早起きをしようとして、普段の就寝時刻より2時間も前に眠ろうとするのもおすすめできません。
普段寝ている4時間前~2時間前は、人間が最も覚醒している「睡眠禁止ゾーン」なので、寝ようとしても寝られない時間帯なのです。

寝ようとしても緊張でなかなか眠れないという人は、無理に「寝る」のではなく、「休む」ことを意識するとよいでしょう。
目を瞑って横になるだけでも、疲労回復やリラックス効果が得られます。

寝る前にブルーライトを見ない

テレビやパソコン、スマホのモニターから出ているブルーライトの強い光は、脳を覚醒させて睡眠の質を低下させてしまいます。
そのため、寝る前にテレビを観たり、パソコンやスマホを触るのは控えましょう。
最低でも寝る30分~1時間前にテレビやスマホからは離れて、布団に入りながら小説を読んだり、リラックスできる音楽を聴いたり、カフェインの入っていないホットドリンクを飲んだりするのがおすすめです。

試験開始時間の3時間前には起きる

人間の脳は活動が開始するまでにおよそ3時間かかります。
そのため、起床時間は試験開始の3時間前が最適です。
睡眠時間を確保するためにギリギリまで寝ていると出発までに焦ったり、寝過ごしてしまったりする可能性もあるので、交通機関を調べたり、持参物の準備は前日までに済ませ、余裕をもって起きるようにしましょう。

まとめ

受験は誰しもが不安になったり、緊張したりするものです。
しかし本番に向けた準備をしっかりすれば、受験当日に全力を出し切ることができます。
受験前日は適度な勉強、消化によく栄養のある食事、十分な睡眠の3つのバランスを整えましょう。

お伝えしたように、受験前日だからといって、遅くまで勉強するのは逆効果です。
不安や緊張で眠れない時は、睡眠で気をつけるポイントを実践してみてください。

過度な緊張は、名前を書き忘れる、選択肢のマークを間違えるなど些細なミスを招きやすいので、できるだけ普段通りにリラックスした状態で、受験本番に臨みましょう。

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