共通テストのスケジュールと当日の持ち物や服装について解説
もうすぐ大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の本番が始まります。
受験生のみなさんは、当日のスケジュールをきちんと把握していますか?
今年は新型コロナウイルスの影響で、第2日程も用意されています。
また、当日の持ち物や服装など、事前準備も大切です。
この記事では、共通テストのスケジュールのほか、当日の持ち物や服装、注意点についても解説していきます。
共通テストのスケジュールについて
まずは共通テストのスケジュールについて解説していきます。
共通テストの実施期日
第1日程:2021年1月16日(土)・17日(日)
第2日程:2021年1月30日(土)・31日(日)
特例追試験:2021年2月13日(土)・14日(日)
第2日程については、新型コロナウイルス感染症の影響による学業の遅れを学校長に認められた人、1月16日・17日に実施する追試験を受験する人が対象です。
特例追試験は、1月30日・31日の追試験として実施します。
追試験は、疾病や負傷等のやむを得ない事情で受験できなかった場合に、受験可能です。
共通テスト当日の時間割
【1日目(1月16日及び1月30日)】
・地理歴史・公民(2科目選択 9:40~11:40、1科目選択 10:40~11:40)
「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」
「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」
・国語(13:00~14:20)
「国語」
・外国語(リーディング 15:10~16:30、リスニング「英語」のみ 17:10~18:10)
「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」
【2日目(1月17日及び1月31日)
・理科①(9:30~10:30)
「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」
・数学①(11:20~12:30)
「数学I」「数学I・数学A」
・数学②(13:50~14:50)
「数学II」「数学II・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」
・理科②(2科目選択 15:40~17:50、1科目選択 16:50~17:50)
「物理」「化学」「生物」「地学」
共通テスト当日の持ち物リスト
次に、共通テスト当日の持ち物について解説していきます。
必須なもの以外にも、あると便利なものや机に置いてはいけないものなども紹介します。
持っていくものリスト
1.受験票・写真票
受験票と写真票は試験当日に必須となります。切り離さずに持参しましょう。
万が一、試験直前になって受験票を紛失してしまった場合、「仮受験票」を申請できます。
申請の際に学生証(身分証明書)と証明写真3枚が必要となるので、持参すると安心です。
2.「受験上の注意」の冊子
受験票と一緒に送られてくる「受験上の注意」の冊子には、受験票や写真票の取り扱いのほか、共通テストの時間割や試験当日の注意事項など、重要なことが書かれています。
忘れずに持っていくようにしましょう。
3.黒鉛筆・シャープペンシル・鉛筆削り
鉛筆は、マークシートを記入する際に使います。H,F,HBのみ使用可能です。
和歌や格言等が印刷されているものは使用不可なので注意しましょう。
シャープペンシルは、メモや計算に使用する場合のみ可となっていますが、持ち替える手間がかかったり、間違えてシャープペンシルでマークシートを記入してしまう可能性もあるので、鉛筆のみの使用をおすすめします。
鉛筆削りは小型のもののみOKで、電動式、大型のもの、ナイフ類は使用不可です。
試験中に鉛筆削りを使用することは認められていますが、タイムロスにも繋がるため、鉛筆を4~7本(1科目につき1~2本)程度持参するとよいでしょう。
4.プラスチック製の消しゴム
試験中に消しゴムが割れて動揺してしまったり、机から落としてしまうと自分で拾うことができず、手を挙げて試験官に拾ってもらう必要があるので、予備の消しゴムを1~2個持っていくことをおすすめします。
消しゴムのケースに英字が記載されているものは使用できないので、無地のものを選びましょう。
5.マスク
今年の大学共通テストでは、新型コロナウイルス感染対策のためにマスクの着用が必須となりました。
落としたり、紛失した場合に備えて、予備のマスクを持参しておくと安心です。
6.上履き
受験票に「上履き持参」と表示してある場合は、上履きや下履きを入れる袋を持っていきましょう。
あると便利なものリスト
・時計
時計があると経過時間が把握できてとても便利です。時計は試験中に机の上に置いておくことができます。
ただし、辞書・電卓・端末等の機能があるものやそれらの機能の有無が判別しづらいもの、秒針音のするもの、キッチンタイマー、大型のものは使用できません。
また、アラーム音を必ず消しておくことを忘れないように注意しましょう。
・メガネ、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー
これらのものも試験中に机に置いておくことができます。
ただし、袋や箱から中身だけ取り出したもののみ可となっているので、注意しましょう。
・参考書や単語帳
休憩時間は約15~20分あるので、参考書やノート、単語帳などを持参して見直すとよいでしょう。
手のひらサイズのメモ帳に要点をまとめて書きこんでおくと、移動中にも見れるので便利です。
・防寒グッズ
広い会場では、暖房があまり効かない場合があったり、試験室内の換気のために窓の開放を行う時間帯があります。ホッカイロを身につけておいたり、上着を着たまま試験を受けることも可能です。
また、ひざ掛けや座布団は、試験官に申し出ると使用できるので、寒さが苦手な人は持参しておくとよいでしょう。こちらも英字や地図等がプリントされているものは使用不可なので、デザインには注意してください。
・飲食物
お弁当のほかに、チョコレートやガム、キャンディなど手軽にリフレッシュできるお菓子を持参するのもおすすめです。もちろん、試験中に食べることは禁止されています。
机に置けないもの
・定規
・コンパス
・そろばん
・グラフ用紙等の補助具
・携帯電話やスマートフォン
・ウェアラブル端末(スマートウォッチ)
・電子辞書、ICレコーダー等の電子機器類
これらのものは身につけたり、手に持っていると不正行為となることがありますので、持参した場合は試験前に必ずバッグにしまいましょう。
特に注意したいのが、携帯電話やスマートフォン、ウェアラブル端末など音の鳴る電子機器類です。
アラームの設定を解除してから電源を切りましょう。
万が一、試験中にカバンの中で着信音やマナーモードの振動音が発生した場合は、試験が終わるまでバッグごと別の場所で保管されてしまいます。
共通テスト当日の服装
最後に共通テスト当日の服装について紹介していきます。
高校生にオススメの服装
受験会場には制服を着た学生がほとんどです。
ですが、高校生だからといって制服着用が必須ということはありません。
私服登校の高校もあるので、制服でも私服でも試験を受けることができます。
高卒生にオススメの服装
高卒生の場合は、私服で臨むことになると思いますが、普段通りの服装で問題ありません。
男子はパーカーやトレーナーよりも、シャツやカーディガンにチノパンを合わせるとよいでしょう。
女子はカットソーやブラウス、カーディガンにスカートやパンツを合わせるときれいめにコーディネイトできます。
周りから浮いてしまうのが心配な場合は、スーツを着用するとよいでしょう。
服装で注意するポイント
制服の場合は問題ないですが、私服で受験する場合は注意しなければいけないことがあります。
これは持ち物全般でいえることですが、英字(ロゴ含む)や漢字、地図が書かれているものは身につけることができません。
万が一、身につけていってしまった場合は、服を裏表反対に着たり、脱ぐように指示されてしまうので、気をつけましょう。
まとめ
受験生は、スケジュールの把握はもちろん、当日の持ち物や服装などの事前準備が大切です。
当日うっかり忘れものをしたり、不安と緊張で失敗しないように、事前準備も計画的に進めておきましょう。