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法曹界入り・官僚を志すなら東大文一が理想の選択肢

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「将来は法曹界に入りたい」「官僚として日本の行政を支えたい」という志を持つ人が大学・学部を選択する際におすすめしたいのが、東京大学文科一類(文一)です。理系で最高峰と称される東京大学理科三類と並び、文系の最高峰とされるのが文一。

これまで、裁判官や弁護士、官僚、政治家といった人材を数多く輩出し、日本におけるエリート養成機関と目されてきました。東大では、入学した段階で学部が決まっているわけではありません。

2年次の後期、「進学振分け(進振り)」と呼ばれる過程を経て学部が振分けられるのですが、この際、法学部へと進むのにもっとも有利なのが文一なのです。ここでは、法曹界入りや官僚を目指す受験生が東大文一を選択する理由、進振りにおける文一の優位性、東大法学部の教育プログラムなどを詳しくご紹介します。

東大文一は文系最難関

東大文一が文系最高峰・最難関と呼ばれるのは、受験における道のりがもっとも厳しく、文系でもっとも偏差値が高いからです。2020年2月5日における文一の定員は、401名かつ二次試験の倍率は3.44倍のため、志望者が1,381名を超えると一次試験の足切りが発生することになります。

東大の文系には、文二・文三もありますが、どちらの偏差値・合格最低点も文一には及びません。ここしばらくかなり拮抗した成績になってはいるものの、文一では1点の差で数多くの受験生が涙をのんでいます。そう考えると、数点の差がなかなか超えられない壁であるのは確かなはず。

東大文一は、次の項目で説明する通り、法学部に進みたい人にとって有利です。法学部から政界・法曹界・官僚と続くエリートコースに乗りたい人に人気があるのは、必定と言えるでしょう。

法学部を目指すなら文一がもっとも有利

東大には、「進学振分け(進振り)」という制度があります。これは、1年次と2年次の成績をもとに、3年次からどの学部で学ぶかを決めるというものです。東大の「リベラル・アーツ教育」の一環として制定されたもので、自分の興味・関心がある分野に関して時間をかけて見定め、専門分野を決定することができます。

つまり、東大文一で合格したからといって法学部に進むとは決まっていないということ。文一から経済学部や文学部はもちろん、医学部などの理系学部を選ぶこともできるのです。とはいえ、文一生は、語学以外に「法Ⅰ・Ⅱ」「政治Ⅰ・Ⅱ」が必修科目となっていたり、成績がさほど高くなくても法学部に進めたりするという特徴があります。

文一から法学部へという進学ルートは、非常に優遇されていて、成績評価で可(50点以上65点未満)しかとれていない学生でも法学部に進むことが可能です。つまり、単位さえそろっていればよいということ。文一以外から法学部に進むのに80点以上の成績が必要なことを考えると、かなり有利なのは間違いありません。

東大法学部の3つのコース

東大法学部は、第1類(法学総合コース)・第2類(法律プロフェッションコース)・第3類(政治コース)の3つのコースに分かれています。それぞれの類には、定員が特に定められておらず、基本は希望先へと進むことが可能です。広く法学を学びたい場合は、第1類を選択しましょう。

国際的なビジネスの現場で役立つ「国際取引法務プログラム」や、公務員向きの「公共法務プログラム」などがあり、進路選択の幅が広いのが特徴。第2類は、裁判官や検察官、弁護士といった法曹や高度な法律専門職を目指す人向けです。第2類で学んだあと、法科大学院へと進学する人もいます。

第3類は、政治学を中心に据えたコースです。政治を志す人は、第3類を選ぶ傾向があります。

法曹界・官僚を目指すなら東大文一は理想の選択肢

「最終目的は法曹界入り」「官僚としてエリート街道を進み、最終的には政治家を目指す」といった志があるなら、東大文一は理想の選択肢といっても過言ではありません。東大文一は、文系の最高峰であり、これまでに数多くのエリートを輩出してきました。

国家公務員一種や司法試験の合格率でトップの成績を誇っています。卒業後の進路に思いを馳せ、大学学部を選んでみるのもおすすめです。

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