【大学受験合格応援隊】上智に編入するには？編入学試験のポイント

大学受験の結果、志望校だった上智大学とは異なる大学に通っているものの、「上智への編入を考えている」といった人もいるかもしれません。今回は、そんな上智大学へ編入希望の人に向けて、編入学試験のポイントや選考方法などをまとめてご紹介します。

上智の編入学は3年次

上智大学の編入学試験は、原則として3年次のみとなっています。1年次や2年次、学士入学などのある他大学と違って、1～2年生の間に受験の準備をして勝負することがポイントです。

編入学試験のポイント

上智大学では、他大学から多彩な人材を募集する目的で編入学試験を実施しています。生涯学習を促進していく方針もあり、現役の大学生をはじめ、外国の大学からの編入学も積極的に受け入れているのが特徴です。なお、国際教養学部と理工学部英語コースの編入は、それぞれに独自の編入学試験があります。

2022年度（2021年実施）の編入学試験の日程は、次の通りです。

出願方法によって期限が異なりますので、注意しましょう。

募集学部や人数は？

編入学試験に出願できるのは1学科のみで各学科とも若干名です。募集学科は、上智大学のほとんどの学科ですが、学生数の状況に合わせて年度ごとに異なります。そのため自分が3年次に当たる年度に、希望する学科の募集が行われない場合もあるかもしれません。

なお、3年次編入すれば、基本的に4年次での卒業が可能です。ただし、試験の結果とそれまで在学していた大学で取得してきた単位や科目の内容によっては、上智大学の2年次までの必修の専門科目の履修をしなければならない場合があります。

そのため、編入学試験の合格後、卒業まで3年以上かかるケースもある点は押さえておきましょう。

出願資格

編入学試験に出願できるのは、次の1または2、および3の条件を満たしている人です。

1.上智大学以外の4年生大学の2年次までのカリキュラム修了者で、出願時に60単位以上修得している
2.短期大学や高等専門学校を卒業している
3.各学科が指定する外国語検定試験の基準を満たしている（神学部神学科を除く）
例：英検、TOEIC、TOEFL、国連英検、独検、仏検定など

選考方法

毎年、11月下旬に学科試問と面接を同日に行っています。その結果と書類審査と合わせて、総合判定を行い、合格者には「卒業までに必要な最低修業年数（目安）」を通知する流れです。

まとめ

他大学から上智大学への編入は、2年次までの修得単位に基づいて、専門知識を問う試験と面接による試験が必要です。人によっては、卒業までの年数が3年以上となるケースもあるので、情報を確認しながら慎重に検討してみましょう。