【早慶受験生必見】河合塾・早慶オープンのメリット・デメリットと活用方法
早稲田大学・慶応大学という私立大学のツートップに合格すべく受験勉強に励んでいる皆さんが重視しているのはどんなことでしょうか。できれば意識しておきたいのは以下のようなことです。
・同大学・学部を目指すライバルたちの中で自分がどのような位置にいるのかを確かめる
・同大学の出題傾向に即した模試を受けることで、勉強の方向性が正しいかどうかを確認する
ここでは、早稲田大学・慶応大学志望者の多くが受けているであろう、河合塾の「早慶オープン」の特徴や出題傾向、「早慶オープン」を受けるメリット・デメリットなどについて解説します。
「早慶オープン」を本番の入試に活用する方法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
早慶オープンの特徴・出題形式は?
「早慶オープン」は、早稲田・慶応両大学の入試を想定し、河合塾が主催している模試のことです。毎年9月の頭ごろから申し込みが始まり、試験が行われるのは10月末~11月中旬にかけて。
早稲田・慶応両大学の志望者の多くがこの模試を受けるため、志望者の中で自分がどのような立ち位置にいるのかを確かめるのにとても有用です。「早慶オープン」の問題は、過去の両大学の入試問題を河合塾の専門スタッフが詳細に分析し、作り上げたもの。
共通問題と、各大学の学部の傾向に即した選択問題が出題されますが、小論文や空間表現については学部固有の問題となっています。合格判定(合格可能性評価)のもととなるのは、共通問題。
この得点をもとに、最大4つまで、両大学・学部の合否を判定してくれるのが特徴です。
早慶オープンを受けるメリット・デメリットって何?
「早慶オープン」を受ける主なメリットは、以下のような内容です。
・最大4つまで志望大学・学部の合格判定ができる
・受験者数が多いので、実際の入試さながらの緊張感が味わえる
・合格判定の信憑性が高い
早稲田大学・慶応大学の志望者向け模試としては、代々木ゼミナールが実施する早大プレなどがあります。しかし、実際の受験者数は「早慶オープン」の約半数 にとどまっていることからも、「早慶オープン」における位置づけの重要性が認識できるでしょう。
一方で、デメリットとしては以下のようなものがあります。
・問題の難易度が実際の入試より高い場合がある
・よい判定結果が出にくい
・早稲田・慶応両大学の問題が混合されているので、どちらか1校だけを受ける場合にも他校の問題を解かなければならない
そのため、自信を喪失しやすい人は気をつけてください。また、返却されるのが1月半ば以降で、受験してからかなり日にちがかかるため、志望校・学部の決定材料にしたい人には不向きです。
早慶オープンをどう活用すればいい?
「早慶オープン」の問題は、実際の入試問題より難易度が高い傾向です。思うように点数がとれないこともあるかもしれませんが、これで落ち込むわけにはいきません。全体的に点数が取りにくい中でも、「自分が他の受験生と比べてどのくらいの立ち位置にいるのか」は、しっかりと確認することができます。
皆さんは、「自分以外の受験生が解けている問題で落としてしまわなかったか」「自分が弱い部分はどこか」といった情報を得る目的で、「早慶オープン」を利用してください。思うように点数がとれないことで危機感が出て、勉強に弾みがつくケースもあります。
気持ちを引き締める意味でも、ぜひ受けておきたい模試といえるでしょう。
まとめ
河合塾が10月末~11月中旬にかけて実施している「早慶オープン」は、早稲田大学・慶応大学の過去問を研究しつくした専門スタッフが練り上げる高難易度の模試です。さまざまな模試の中で、両大学における合格判定の信憑性の高さはピカイチ。
母体数も多く、両大学の受験生は必ず受けておきたい模試といって過言ではありません。難易度が高いだけに、高得点は出にくい傾向ですが、自分の強化すべきポイントを知る意味では非常に有用です。
並みいるライバルたちの中で自分の立ち位置を知るためにも、ぜひ活用してください。