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東大の入学式ってどんなもの?日付や会場、東大ならではの特徴について解説

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東大の入学式といえば、「伝統に基づいた格式高いもの」というイメージがあるかもしれません。よくテレビなどでも報道されており、日本武道館で執り行われる式の様子や総長の式辞などが取り上げられています。

この東大の入学式が例年決まった日に執り行われていることや、東大ならではの式服などがあることをご存じでしょうか。ここでは、東大の入学式について知っておきたい豆知識をご紹介します。

東大の入学式は毎年4月12日

「入学式の後に授業が始まる」というのが一般的な大学の流れですが、東大では授業が始まってから入学式が行われます。授業が始まるといっても、まだ説明会のようなものですが、クラスの友人たちとはすでに顔なじみになっている状態です。こんな順番になってしまう理由は、東大の入学式は毎年4月12日と決まっているからです。

たいていの大学の入学式は、4月初旬に行われるため、比較するとかなり遅めといえるでしょう。4月12日が東大の入学式になる理由は創立記念日だからです。東大は、1877(明治10)年4月12日に創立されました。これを記念して、東大の入学式も同日に行われてきたのです。

ただ、4月12日が土日にあたる場合は、11日もしくは13日にされることになっています。授業開始後に入学式を迎えるのは、東大ならではの光景といってよいでしょう。

日本武道館を舞台に執り行われる歴史と品格のある入学式

近年、東大の入学式は日本武道館で開催されています。1975年(昭和50年)に初めて日本武道館で入学式が行われて以降、これが恒例となってきました。日本武道館の前は、本郷にある安田講堂で行われていましたが、講堂に新入生が入り切れなくなり、舞台を移したのです。

例年、東大の入学式に出席する入学生は約3,000人。そこに、入学生の両親や親族などが加わりますが、1人の入学生に付き添えるのは2人までです。そんな制限があっても、東大に入学する晴れの姿をしっかりと見届けようとする家族・親族が多く、入学生より付き添いの人数が多くなっています。

入学式では、運動会応援部による演舞や音楽部管弦楽団の演奏などが披露されます。それに引き続き、角帽とガウンを身に着けた総長や理事、副学長、学部長、来賓などが入場。総長による式辞は各メディアでも取り上げられるなど、非常に注目されてきました。

歴史と品格のある入学式は、1時間ほどで幕を閉じます。入学生はこの入学式で、東大生となる晴れがましさと同時に、今後厳しい学びの場に身を置くことをしっかりと認識するでしょう。

東大ならではの式服(アカデミックガウン)の着用は卒業式がメイン

入学式に出席する新入生の服装は、スーツが基本です。厳粛な場にふさわしい服装であれば問題はありません。東大の入学式で目に留まるのは、総長が身に着ける式服(アカデミックガウン)。式服の形式は、学位に応じて定められているものなので、新入生が式服を着用することはありません。

式服を着用するメインは卒業式です。そのほか、学位授与式などでもそれぞれの希望に基づいて、任意で着用されてきました。学位課程ごとにガウン・フードおよび帽子などが定められており、左袖には専攻分野に応じて決められた色の銀杏柄ワッペンを装着します。

式服を着用する場合は、東大生協でレンタル・購入できます。ただし、式服をレンタル・購入できるのは、対応する学位を取得する場合(もしくは取得すると見込める場合)のみです。大学から卒業・修了(見込)証明書を取得しなければなりません。

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