東大大学院の学費はどのくらい?必要な金額や納付方法、免除制度まとめ
東大大学院に入学すると、どのくらいの学費がかかるのでしょうか。東大大学院の学費は、基本的に学部学生と同額です。ただし、一部の専攻先で大幅に金額が異なる場合があります。そこで、今回の記事では、東大大学院の授業料や入学料、初年度の学費をはじめ、納付方法や免除制度についてまとめて説明します。
東大大学院の特徴
東大大学院の特徴としては、卓越した研究・教育環境を備えており、世界的な研究者や教育者が集まっています。
さまざまな学問領域において高度な専門知識を習得できるため、学問的な深化と研究力の向上が期待されます。
また、研究においては自由度が高く、自らのアイデアや興味に基づいた研究が可能です。
卒業後の進路も幅広く、学術研究や企業・公共機関での活躍が期待されます。さらに、国内外の優れた研究機関との連携や国際交流が盛んであり、グローバルな視点を持った研究や交流が行われています。最先端の研究成果を学び、国際的なネットワークを築くことができます。
その一方で、競争が激しく、研究の厳しさや責任の重さも求められます。東大大学院は、高度な学術研究の場として世界的な評価を受けており、優れた研究者やリーダーを育成する環境が整っています。
東大大学院の授業料は修士と博士で異なる
まず、東大の大学院の入学料は28万2,000円で初年度のみ納入が必要です。一方、大学院学生の授業料は、修士課程と博士課程で1万5,000円の違いがあります。
・修士課程・専門職学位課程:年額53万5,800円
・博士課程・医学系博士課程:年額52万800円
ちなみに、修士課程の授業料と学費は、学部学生とまったく同額です。
法科大学院の授業料は約80万円
大学院学生の授業料で、法科大学院のみ大幅に金額が異なります。
・法科大学院学生:80万4,000円
修士課程や博士課程と比べて、約27万~28万円割高です。法科大学院を希望する人は、注意しましょう。
納付方法は前期と後期で口座振替
学費の納付時期は、前期(4月1日~9月30日)と後期(10月1日~翌年3月31日)の2回に分けて、年額の2分の1ずつの納付が必要です。WEBから口座振替の申し込みを受け付けています。前期分は5月27日、後期分は11月27日の引き落としです。
免除制度の申し込み条件
経済的な理由で、学費の納入が困難な学生には、授業料や入学料の免除制度があります。家計状況が厳しく納入が難しい学業優秀な学生が対象です。審査のうえで、学費免除や納付猶予が受けられます。ただし、大学院生の場合、入学料免除の予算は限りがあるため、審査は厳しい傾向で、入学料免除が認められる学生はごく少数です。
万一、審査に落ちて入学料の納付が必要な場合は、期限までに納付ができなければ学生の身分を失います。経済的事情を踏まえたうえで大学院受験を考えている人は、入学料の問題をクリアできるかどうか検討しておきましょう。
まとめ
東大の大学院の学費は、修士課程と博士課程で若干異なるものの授業料は年額約52万~53万円程度です。また、入学料は約28万円で全大学院学生共通となっています。ただし、法科大学院学生の授業料のみ年額約80万円と割高なので注意してください。もし、経済的な事情で支払いが困難な場合は、大学の学費免除や納付猶予制度を利用できる場合があります。
ただし、入学料免除は予算が限られているため狭き門です。入学料を納入できない場合は、学生の身分にもかかわるため、受験時に学費の準備までよく考えておきましょう。