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賢い東大生を教える東大教授はどれくらいすごいのか?

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東大生がどれほど賢い、天才、秀才と呼ばれても、「この人」にはかなわないでしょう。
それは東大の教授たちです。何しろ彼らは、天才で秀才の東大生に学問を教えているのです。
東大教授のすごさの一端を紹介します。

東大教授とはどのような人たちなのか

東大に限らず、そもそも大学教授という立場の人たちには2つの責務が課されています。1つは教師です。若い人たちに、彼らにとって未知の学問を教えるのが教授の仕事です。
そしてもうひとつは研究者です。教授たちは自分で研究テーマを考え、実験をしたり思考したり文献をあさったりして、まだ見つかっていない真理を追究し続けます。

東大教授にはこの2つの仕事の他に、日本の制度づくりに携わることが求められます。財務省や国土交通省、経済産業省や厚生労働省などの国の機関は、審議会や諮問委員会といった機関を持っています。審議会などのメンバーは「学識経験者」や「専門家」たちで、彼らは政治家や官僚に意見をして、国をよりよい方向に動かす手助けをしています。
東大教授の多くが、この審議会などのメンバーに加わっています。

さらに東大は、年間約800億円(2015年)もの運営交付金という税金を文部科学省から受け取っています。このお金で東大の教授たちは教育や研究をしているのです。
教育と研究の責任者は教授です。これだけの税金を使うので、東大教授にはそれなりの成果が求められます。
ちなみに運営交付金が最も少ない国立大学は北海道小樽市にある小樽商科大学で年約13億円です。東大の責務の重さが相当なものであることが想像できるのではないでしょうか。

東大合格を目指す受験生は、東大教授に教わる意味を覚えておこう

東大教授は東大生を日本のトップエリートに育てようとします。したがって東大生には、エリートになる覚悟と努力が求められるわけです。

東大合格を目指して勉強している受験生は、「だから自分たちは苦しい勉強を課せられているんだ」と思って自分を鼓舞してください。東大に合格すれば、東大教授に教わることができます。

東大教授としての世界のAndo、教授の椅子を拒否した漱石

世界の建築シーンをリードし続けている建築家、安藤忠雄氏は、工業高校を卒業後、プロボクサーになったりしながら、独学で建築を学びました。
その安藤氏は1997年に東大教授に就任しました。さらに安藤氏は現在も、東大特別栄誉教授という「名誉教授の上」の肩書を有しています。2019年3月現在、東大特別栄誉教授は安藤氏を含め6人しかいません。そのうちの1人はノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏です。

また「坊ちゃん」の著者である夏目漱石は、東大の前身である東京帝国大学の講師を務めていて、東大側から教授への就任を打診されていました。
しかし漱石は教授の椅子を拒否し、小説家の道を選んだのです。

まとめ

全国の大学には、東大卒の教授や准教授がたくさんいます。東大は「教授養成学校」でもあるのです。
そしてたくさんいる教授のなかでも、多額の税金を使って研究するだけの価値があるテーマを持っている人だけが、東大教授になることができます。
東大教授のような「偉人たちから学びたい」という想いが募れば、東大合格を目指す受験勉強にも力が入るはずです。

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