おすすめ予備校 TOP9

大学受験で漢字の勉強は重要!勉強法やおすすめの参考書・問題集を紹介

「大学受験で漢字の勉強は重要!勉強法やおすすめの参考書・問題集を紹介」サムネイル画像

受験勉強で多くの学生が悩むのが「漢字を勉強するべきかどうか」です。受験する大学にもよりますが、漢字問題は決して配点の高い問題ではありません。そのため、漢字を勉強するくらいなら他の教科の勉強時間に充てたいと考える受験生は多いでしょう。

そこで今回は、大学受験対策に漢字の勉強は必要なのかを解説します。おすすめの勉強法や参考書・問題集なども紹介するので、漢字を勉強するべきか悩む受験生の方はぜひ参考にしてください。

大学受験対策に漢字の勉強は必要?

大学受験対策に漢字の勉強は必要?

大学受験において、漢字問題の出題傾向は大学や学部によって異なります。例えば理系の大学や学部を受験する場合は、二次試験で漢字問題が出題される可能性が低く、漢字の勉強の重要度はそれほど高くありません

しかし文系の大学や学部を受験する方は、漢字をしっかり勉強しておくべきです。その理由として、漢字問題は安定して得点を稼ぎやすい点や、漢字の勉強は国語科目全体の得点アップに繋がる点が挙げられます。詳しくは後述するので、ぜひチェックしてください。

大学受験対策で漢字を勉強するべき理由

大学受験対策で漢字を勉強するべき理由

大学受験対策で漢字を勉強するべき理由は、主に以下の2点が挙げられます。

  • ・安定して点数が稼ぎやすい
  • ・語彙力が増えることで現代文の読解にも役立つ

それぞれの理由を見ていきましょう。

安定して得点が稼ぎやすい

漢字問題は長文読解や古文・漢文問題と比べて、安定して点数が稼ぎやすい問題です。

長文読解や古文・漢文などの問題は、採用されるテーマによって難易度が大きく異なるので得点が安定しません。仮に自身の苦手なテーマから出題された場合は、他の問題で得点をカバーする必要が生じます。

一方、漢字は暗記科目なので、きちんと対策すれば安定して得点を稼げます。漢字問題の配点は決して高くないですが、大学受験では1点・2点の差が合否を分けることも多いので、漢字問題で着実に得点を重ねることが重要です。

語彙力が増えることで現代文の読解にも役立つ

漢字の勉強により語彙力がアップし、現代文の読解力が鍛えられます。これにより、現代文全体の得点の底上げが可能です。

漢字対策用の参考書や問題集では、漢字の読み方や書き方だけでなく意味や使われ方も解説されています。また、例文として熟語や慣用句・四字熟語が使用されることも少なくありません。このような参考書で漢字を勉強していけば、自然と語彙力が蓄積されていきます。

また、現代文の読解には語彙力が必要です。英単語を知らないまま英文を読んでも意味が理解できないのと同様に、現代文の長文も単語や熟語の意味を知らなければ内容が頭に入ってこないでしょう。

つまり語彙力を増やせる漢字の勉強は、長文読解の得点アップにも繋がる一石二鳥の勉強法と言えます。

大学受験対策におすすめの漢字の勉強法4つ

大学受験対策におすすめの漢字の勉強法4つ

大学受験に漢字の対策が必要だと理解できても、具体的な勉強方法が分からない方は多いでしょう。

ここでは、おすすめの漢字の勉強方法を以下の4つに分けて解説します。

  • ・計画的に学習を進める
  • ・反復学習を丁寧に行う
  • ・アプリ学習を効果的に活用する
  • ・自分に合った参考書や問題集を活用する

これから漢字対策に取り組む方は、ぜひ参考にしてください。

計画的に学習を進める

漢字の知識を脳に定着させるには、長い時間をかけてコツコツ勉強する必要があります。そのため、漢字の勉強は早いうちから計画的に進めることが重要です。

人間の記憶は短期記憶と長期記憶に分かれており、短期記憶に入った知識はすぐに忘れてしまいます。緊張しやすい試験本番で確実に思い出すためには、学んだ知識を長期記憶に定着させなければいけません

短期記憶から長期記憶に移行するまでには、2か月以上の学習期間が必要と言われています。試験直前の時期は他の教科の勉強に追われて漢字の勉強をする余裕がなくなるので、十分な勉強時間を確保できるようスケジュールを調整しましょう。

反復学習を丁寧に行う

大学受験の漢字対策には、反復学習がおすすめです。反復学習とは、同じことを何度も繰り返す学習方法を指します。この「繰り返し」によって長期記憶への定着を促し、試験本番でも確実に覚えた漢字を思い出せるようになります。

漢字の反復学習におすすめの方法は、繰り返し書くことです。まずは一度問題集を解いてみて、間違えた漢字をノートに書き留めましょう。そのあとは、間違えた漢字を何度も繰り返し書いて記憶に定着させていきます。

1日で何回も繰り返し書くよりも、毎日少しずつ繰り返し書く方が効果的です。長期記憶への定着の鍵は「反復」と「継続」なので、漢字学習の際は意識してみましょう。

アプリ学習を効果的に活用する

最近では、アプリ型の漢字学習教材が増えてきています。スマートフォンとインターネット環境さえあればどこでも漢字学習に取り組めるので、通学時間やちょっとした空き時間などの隙間時間を有効活用したい方にはおすすめの方法です。

世の中にはさまざまな種類の漢字アプリが配信されており、中には大学受験のレベルや出題傾向と合っていないアプリも存在します。このようなアプリでの学習は効率が悪いので、できるだけ大学受験に特化した漢字アプリを活用しましょう

アプリのタイトルに「大学受験」や「大学入試」が入っている場合は、大学受験の出題傾向に対応したアプリである可能性が高いと言えます。また、大学受験予備校によっては自主学習をサポートするための専用アプリを提供している学校もあるので、入学してそれらを活用するのも一手です。

以下のページでは大学受験におすすめの予備校を一覧でまとめているので、比較する際の参考としてみてください。

>>大学受験対策におすすめの予備校一覧をチェックしてみる

自分に合った参考書や問題集を活用する

大学受験に向けた漢字の勉強には、自分に合った参考書や問題集の活用がおすすめです。

志望校のレベルや出題傾向によって、選ぶべき参考書や問題集は大きく異なります。例えば偏差値の高い大学の文系学部を受験する方には、収録漢字数が多くて難解な熟語や慣用句まで幅広く網羅できる教材が向いています。

一方、二次試験で漢字が出題されない理系学部を受験する方は、共通テストで点が取れれば良いので基礎的な漢字を網羅したマーク式の教材で十分でしょう。

このように、自身にとっての「必要最低限」を網羅した教材を選択することで、漢字の勉強効率を高めるだけでなく他の教科の勉強時間を確保できます

大学受験に向けた漢字の勉強におすすめの参考書・問題集

ここでは、大学受験に向けた漢字の勉強におすすめの参考書・問題集を紹介します。

【河合塾】入試漢字マスター1800+

【河合塾】入試漢字マスター1800+

引用元:Amazon

大学受験の漢字対策におすすめの参考書として「入試漢字マスター1800+」を紹介します。

入試漢字マスター1800+は、大手三大予備校の一校である「河合塾」が出版する参考書です。問題数は全部で1800問と他の参考書に比べて少ないですが、最新の入試問題における傾向を分析したうえで頻出度の高い漢字を厳選して収録しており「大学受験の漢字対策はこれ一冊で十分」と考える受験生も少なくありません

熟語や慣用句も数多く掲載されているので、漢字問題の正答率を高めるだけでなく、語彙力アップにも大きな効果が期待できます。難易度や出題頻度によって問題が分類されており、必要最低限の学習が進めやすい点も大きな魅力です。

【東進ブックス】現代文漢字 一問一答

【東進ブックス】現代文漢字 一問一答

引用元:Amazon

大学受験に向けた漢字の勉強におすすめの問題集は、東進ブックスの「現代文漢字 一問一答」です。

現代文漢字 一問一答では、共通テストおよびセンター試験における過去25年分の膨大な試験問題の傾向を分析し、重要度の高い漢字を厳選して収録しています。問題文の文脈や用法も実際の入試問題の形式に似せて作られているので、得点に直結する無駄のない学習が可能です。

また、国語科目の参考書や問題集は縦書きで作られているものが多いですが、本書の問題文はすべて横書きで出題されており、赤シートを使って学習がしやすいメリットがあります。ペンで何かを書くことなく学習できるので、電車やバスでの勉強におすすめです。

大学受験対策におすすめの予備校を比較

大学受験対策におすすめの予備校を比較

「自分に合った漢字の勉強法が知りたい」と考える受験生には、予備校の活用がおすすめです。予備校には大学受験の傾向を知り尽くした講師陣が在籍しており「漢字をどのくらい勉強したら良いか」「どうやって勉強したら良いか」など、自身の志望校やレベルに合わせて最適な漢字の勉強法をアドバイスしてもらえます。

大学受験対策におすすめの予備校を以下の表にまとめました。学費の目安やおすすめの人の特徴なども記載しているので、ぜひ参考にしてください。

学校名

年間の学費

おすすめの人

四谷学院

授業料:1講座78,068円~133,650円
入学金:33,000円

・自身のレベルに合った授業を受けたい人
・個別指導によるサポートを受けたい人

東進ハイスクール

授業料:1講座77,000円
入学金:33,000円

・自身のペースで好きな時に授業を受けたい人
・模試をたくさん受けたい人

駿台予備校

授業料:1講座128,000円~198,000円
入学金:33,000円

・ハイレベルな授業を受けたい人
・ICT教材を活用して学習を進めたい人

河合塾

授業料:1講座55,350円~278,250円
入塾金:33,000円

・テキストの質で予備校を選びたい人
・充実したフォロー体制の中で安心して勉強したい人

上に記載した学費はあくまで目安であり、選択するコースや受講する講座数・通うキャンパスなどによって学費は異なります。詳細を知りたい場合は、各予備校に直接問い合わせてください。

また、大学受験におすすめの予備校をもっと知りたい方は、以下の「イチオシ予備校一覧ページ」もチェックしてみましょう。授業の質やサポート体制など、予備校選びの重要なポイントをチャート形式で分かりやすく紹介しています。

>>「イチオシ予備校一覧ページ」をチェックしてみる

大学受験の漢字に関するよくある質問

大学受験の漢字に関するよくある質問

ここでは、大学受験の漢字に関するよくある質問に回答します。

  • ・漢検(日本漢字能力検定)は役に立つ?
  • ・大学受験に向けた漢字の勉強はいつから始めるべき?

同じ疑問を持った方は、ぜひ解決に役立ててください。

漢検(日本漢字能力検定)は役に立つ?

大学入試において、漢検(日本漢字能力検定)は役立ちます。その理由は、漢検を持つ学生を評価する大学・短大が増えてきているからです。

2020年度より文部科学省が実施する「大学入試改革」によって、大学側は受験生を以下3つの観点から総合的に評価するようになりました。

  • ・知識・技能の確実な習得
  • ・思考力・判断力・表現力
  • ・主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

上記は「学力の3要素」と呼ばれ、大学入試における新たな評価基準として浸透しています。

漢検は、上記の能力を証明できる資格です。実際に、大学入試において漢検を評価する大学・短大は全体の65%にものぼります

漢検の勉強は試験問題の得点アップにも繋がるので、大学受験を見据えた漢検の取得は大学受験対策において一石二鳥のアプローチと言えるでしょう。

参考: 日本漢字能力検定 漢検受検をオススメする3つの理由

大学受験に向けた漢字の勉強はいつから始めるべき?

大学受験に向けた漢字の勉強は早めの段階から、具体的には高1・高2年生のうちからコツコツ取り組むのがおすすめです。

漢字の知識は継続した反復学習により長期記憶として定着します。高1・高2年生のうちから少しずつ始めておくことで、高3年生になる頃には大学受験に必要な漢字のレベルを十分網羅できるでしょう。長期記憶として定着するまでには最低でも2か月以上の期間が必要なので、試験直前に一気に暗記する方法はおすすめしません。

また、高3年生は他の教科の学習に追われ、漢字の勉強をする余裕がなくなります。「時間が足りず、漢字対策まで手が回らない」といった状況を避けるためにも、余裕を持って早めに取り組むことを心がけましょう。

まとめ

今回は、大学受験対策で漢字を勉強するべき理由を解説したうえで、おすすめの勉強法や参考書・問題集などを紹介しました。

大学受験では漢字の勉強を疎かにしてはいけません。漢字問題は安定して得点を稼ぎやすい他、現代文全体の得点アップにも繋がるメリットがあります。漢字問題自体の配点は少なくても、現代文全体で考えた場合の得点への影響は侮れません。

漢字をより効果的に勉強したいなら、勉強方法を講師に相談できる予備校の活用もおすすめです。以下のページでは、おすすめの大学受験予備校を一覧でまとめています。各予備校の特徴や総合力をレーダーチャート形式で分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

>>大学受験対策におすすめの予備校一覧をチェックしてみる

関連記事

予備校の口コミ・評判

    アーカイブ