東京大学の推薦入試の仕組み

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東京大学でも推薦入試を行っています。東大が推薦入試を行うのは、考える力と忍耐力と発想力を持つ学生をとりたいからです。東大に推薦入試で入学するには何が必要なのでしょうか。その仕組みと選考方法、実績を紹介します。

東大はなぜ推薦入試を行っているのか

東大には知のプロフェッショナルを育成する使命があります。その崇高かつ高度な東大教育を受ける学生には、1)自ら原理に立ち戻って考える力と、2)考え続ける忍耐力と、3)自ら新しいアイデアや発想を生む力-の3つの素養が備わっていることが求められます。
東大が推薦入試を行うのは、受験生がその3つの力を持っているかどうかを見極めるためです。

資格、書類選考、面接

東大の推薦入試を受けるには高校3年生である必要があります。ただし、高校の校長が責任をもって推薦できる場合は、過年度卒業者(いわゆる浪人生)でも応募できます。外国の高校の卒業生は受験できません。

選考方法は書類選考と面接です。提出する書類は、志願理由書、高校の校長の推薦書、学習状況調査票(高校のフォームでかまわない)などとなっています。志願理由書には、例えば法学部の場合は、次のような質問に対する回答を記述しなければなりません。

(1)現代社会においてあなたが重要と考える問題について、その理由を明らかにしつつ、具体的に論じてください。
(2)(1)で論じた問題について,あなたが今後どのように関わっていくのかについて論じてください。その際、東京大学法学部での勉学がどのように役立つと考えられるのかについて述べてください。
(3)その他、あなたが法学部で学びたいことや卒業後の進路などについて、自由に述べてください。

面接は書類選考に合格した人だけが受けることができます。
面接方法は学部によって異なり、例えばプレゼンテーションを求められたり、課題遂行を求められたりします。また、グループ・ディスカッションや小論文を課す学部もあります。

推薦入試での合格者数

2019年の推薦入試の合格者数は66人でした。志願者数が185人だったので合格率は2.8倍です。学部ごとの合格者数の内訳は次のとおりです。
法学部10人、経済学部1人、文学部3人、教育学部8人、教養学部4人、工学部22人、理学部9人、農学部4人、薬学部1人、医学部医学科4人、医学部健康総合科学科0人

まとめ

東京大学の合格自体が狭き門ですが、推薦入試での合格は「狭き門のなかの狭き門」といえるでしょう。例えば、経済学部は2019年の推薦入試で10人程度募集していましたが、結局1人しか合格させていません。「人材がいなければ無理に合格させない」姿勢がうかがえます。
東大推薦入試は、高度で特殊な教育を受け、たぐいまれな能力を持っている稀有な受験生が挑戦する場、という印象があります。

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