大学受験勉強のモチベーションを上げる方法【続かない人必見】
やらなければならないのに、なぜか勉強に手がつかないことは多いものです。
無理やりに机に向かったとしても、全く勉強に身が入らないなんてことも少なくありません。
これでは、勉強の効率が下がってしまい時間だけが無駄に過ぎていくことになってしまいます。
ではモチベーションを上げるためには、一体どうしたら良いのでしょうか。
モチベーションが上がらない理由とは?
モチベーションとは、いわゆる「やる気」のことです。
私たちは、常にやる気に満ち溢れている訳ではありません。
やる気を出して勢力的に活動することもあれば、ただひたすらボーッとすることもあります。
これは私たちが生きていく上で欠かせない気持ちの緩急といって良いでしょう。
つまりモチベーションが上がらないのは、ごく自然なサイクルといえるのです。
とは言え、特に大学受験の勉強中にモチベーションが上がらないのは困りものです。
1分1秒でも無駄にしたくない受験勉強だからこそ、できれば長時間モチベーションを維持して勉強の効率を上げたいもの。
そのため、どんなに自然なサイクルとはいってもモチベーションを自分で上げていく必要があるのです。
モチベーションを上げるためには、まずモチベーションが上がらない理由を考えてみましょう。
モチベーションが下がっているのには、必ず何か理由があります。
その理由がわかれば、自力でモチベーションを上げていくことも十分に可能なのです。
そこで、まずはモチベーションが上がらない場合に考えられる主な理由を見てみましょう。
成果が感じられない
どんなに頑張っていても、成果が感じられなければモチベーションは上がらなくなってしまいます。
人間は、成功したときにモチベーションが上がりやすくなるものです。
時には悔しい思いをしてモチベーションアップにつながることもありますが、毎回悔しい思いをしていては挫折しやすくなってしまいます。
また勉強にも、波があるものです。うまくいく時もあれば、思ったような結果が出ない時があって当然です。
この思ったように結果が出ない時期こそ、勉強の成果が感じにくくモチベーションが上がらない時期といえます。
目標が遠く感じる
目標が遠く感じてしまうと、モチベーションを上げるのも難しくなってしまいます。
これは、頑張っても無理なのではという懸念が先に立ってしまうから。
頑張れば達成できそうな目標であれば、やる気も出てどんどんと勉強を進めることができます。
しかし、あまりにも現実離れした目標では、いつまで経っても目標に近付ける気配を感じることができません。
これでは、気分が滅入ってしまうのも当たり前です。
今の努力が報われない可能性が高いと感じるような目標は、モチベーションを上げるのが難しいものなのです。
何か気になっているものがある
どうしても気が散ってしまいモチベーションが上がらない時には、何かが気になっているものがあるのかもしれません。
例えば友人とのメールのやり取り、お腹が空いている、明日の天気が気になるなど。
どんなに集中しようとしても、気になることがあっては集中できずにモチベーションも下がってしまいます。
そんな時には、まずは気になるものを片づけてしまいましょう。
メールなら返信して、お腹が空いているのならばちょっとお腹を満たし、天気はサッとチェックしてしまいます。
するとスッキリして集中しやすくなり、モチベーションも上がりやすくなるのです。
モチベーションを上げる方法
モチベーションが下がってしまったら、自然とモチベーションが上がるのを待つという方法もあります。
しかしモチベーションが自然と上がるのは、10分後かもしれませんが1週間後かもしれません。
受験勉強においては、これを悠長に待っている余裕はないのです。
やる気がある時には、脳内でドーパミンが多く分泌されているとされています。
このドーパミンが多く分泌されるように促すことができれば、モチベーションは自分の思い通りに挙げることができる訳です。
そこで、自分の力でドーパミンを増やしてモチベーションを上げる方法を紹介します。
好きな香りをかぐ
好きな香りをかぐと、心が穏やかになりモチベーションアップにもつながります。
嗅覚を刺激すると、人間の感情は大きく影響されます。
不快になることもあれば、情熱に燃えるようになることもあるのです。
自分の好きな香りであれば、気分も良くなりやる気が出てくるという効果も期待できます。
ペパーミントは怒りや興奮を抑えてくれるので、モチベーションアップにも効果的です。
そして、レモンやローズマリーもモチベーションを上げるのに一役買ってくれます。
これらをアロマとして焚くのもいいですし、紅茶などにして飲むのもいいでしょう。
大学生活を妄想する
モチベーションを上げるには、将来の明確な目標を立てておくことが大切です。
受験勉強のゴールは大学合格なので、合格して大学生活を満喫している自分の姿を想像してみましょう。
今頑張れば、それは楽しい未来が待っているのです。
この妄想を楽しむことによって、勉強への身の入り方も大きく変わってきます。
できるだけ楽しくて幸せな妄想をして、やる気を駆り立てていきましょう。
希望大学の資料請求をする
希望する大学の資料を請求するのも、モチベーションアップに効果的です。
大学受験の目標は、希望の大学に入ること。希望の大学でのキャンパスライフを送るためには、なんとしてもまず受験を成功させなければなりません。
また大学を卒業して自分が希望している将来を実現させるためにも、今が頑張り時といえるのです。
もちろん、いつもその意識は持っていると思いますが、それを具体的に意識させてくれるのが希望大学の資料です。
受験仲間とコミュニケーションを取る
同じ境遇にいる受験仲間との交流は、勉強の効率を上げるために非常に良い方法です。
一緒に切磋琢磨する仲間がいてこそ、どんどんと成績は伸びるものです。
また同じ苦悩を分かち合えれば、ちょっとした心のデトックスにもつながります。
少しの時間でも笑ってコミュニケーションを取ることが、モチベーションにも大きく関係してくるのです。
モチベーションを維持する方法
モチベーションが高い間は、心身ともに多くのエネルギーを使います。
そんなエネルギーを補うために時間が、リラックスして何も考えない時間です。
このリラックスする時間がなければ、モチベーションは維持することができません。
ここでは、モチベーションを上手に維持していく方法を見てみましょう。
まず行動を起こす
モチベーションが上がらない時は、何も行動したくなくなってしまうものです。
机に向かうことですら、面倒に感じてしまうこともあります。
しかし、だからといって机に向かわなければモチベーションは上がりません。
ちょっと休憩をした後は特に、まず行動することがモチベーション維持に重要です。
机に向かって参考書を開き、効率が悪くても構わないのでまずは勉強を始めてみましょう。
すると、いつの間にか集中できてモチベーションも上がってくることが多いものなのです。
ご褒美を設定する
目標設定があると、モチベーションは維持されやすくなります。
もちろん最終的な目標は大学の合格ですが、それまでにはまだまだ長い期間を要すもの。
そこで、自分なりに少し細かく目標設定をして達成したらご褒美を得られるようにしてみましょう。
例えば参考書1冊終わったらアイスが1つ食べられるなど、些細でも自分が嬉しいご褒美を作るのです。
目標設定は長くても1ヶ月ほどで設定し、ちょっと頑張れば達成できるものにします。
毎日徹夜をしてやっと達成できる難しい目標では、モチベーションは維持されないので注意しましょう。
音楽を聴く
音楽を聴くと、自然とモチベーションアップにつながることが多くあります。
自分が好きなジャンルの音楽でも良し、JAZZなどのノリが良い音楽もおすすめです。
勉強中に流すことで、集中力がアップしてモチベーションが維持されやすくなるのです。
この時、音楽はBGMレベルの音量でかけることが大切です。
勉強の邪魔にならず耳障りにならず、気にならない音量でかけていきましょう。
勉強しない日をつくる
いくら受験生だからといっても、毎日毎日勉強ばかりでは気が滅入ってしまいます。
そこで、勉強をしない日をあえて作ってみましょう。いわゆる、勉強の休憩日です。
受験のことは一切考えず、遊びにいくのも良いでしょう。
存分にリラックスすることで、今までのストレスも解消されていく効果も見込まれます。
こうして勉強から離れる日があると、モチベーションは高まってさらに維持しやすくなります。
モチベーションが下がった時の対処法
どんなに頑張っていても、モチベーションが下がってしまう時はあるものです。
モチベーションが下がるのは、自然なことです。
決して、怠けているから下がるという訳ではありません。
そんな時には、下記の方法を試してみましょう。
勉強する理由を見直す
モチベーションが下がってしまった時には、今なぜ自分が勉強をしているのか理由をもう1度考えてみましょう。
それは、大学に合格して自分が希望する未来を実現させるためではないでしょうか。
むやみやたらに、誰かのために勉強している訳ではありません。
自分の将来を作っていくために、勉強をしているのです。
受験勉強は長く続く闘いで、自分への挑戦でもあります。
しかし受験本番まで、全力で勉強をし続けることは不可能に近いといえます。
長い期間がかかる受験勉強だからこそ、勉強している理由をこまめに見直す必要があるのです。
ちょくちょく勉強している理由を見直すことができれば、自分が何のために勉強しているのかも改めて実感することができます。
そして自分のためと改めて認識できれば、モチベーションを上げることにつながってくるのです。
現状がフラットな状態だと理解する
モチベーションが下がっている時は、自分が1番フラットな状態であるといわれます。
禅では水に例えられ、何の刺激も与えられていない水面は一様にまっすぐで静かです。
しかしそこに、揺らしたり何かを投げ入れたりなどの刺激を与えると、波紋ができて水面はゆらゆらと揺れ出します。
この水面がゆれている状態は、楽しい時や興奮している時、そして辛い時や落ち込んでいる時の精神状態に例えられているのです。
つまり、こうした刺激がなければ水面は非常に静かでフラットな状態となります。
これこそ、モチベーションが落ちているように感じる精神状態です。
フラットな精神状態ならば、余計な感情が判断に影響したりすることもありません。
冷静に考えて、自分により良い判断を下すことができます。
平穏で、自分が素でいられる時間といっていいでしょう。
モチベーションが上がらないと感じるということは、フラットな状態と一緒で精神が安定している状態です。
決して、悪いことではないのです。
逆に、精神的にはとても落ち着いていて良い状態といえるでしょう。
そう理解しておけば、モチベーションが下がっても焦ることなく机に向かうことができます。
机に向かって勉強が思うように進まなくても、これが自分の本来の姿だと思えば良いのです。
モチベーションが下がっても気にしない
モチベーションが下がってしまうのは悪いことではありません。
モチベーションが下がってしまっていることを気にして、焦ってしまう人は多いことでしょう。
しかし焦れば焦るほど、モチベーションは上がりません。
モチベーションが下がるのは、自然なこと。むしろ、勉強を頑張ってきたからこその証しといっても良いでしょう。
そこで、モチベーションが下がっても気にしないことが大切です。
モチベーションが下がっている自分を認めて、自分なりにモチベーションを上げる方法を試してゆっくりと上げていけば良いのです。
まとめ
受験勉強では、高いモチベーションが維持できれば勉強は効率的に進みます。
少しでも時間が惜しい受験生だからこそ、受験本番まではモチベーションをしっかりと上げていきたいもの。
しかし、モチベーションというのは高い時と低い時があって当然です。
それを自分でしっかりと認識して、自分の今の状況を見極められるかどうかが大切なのです。
その上でモチベーションが下がっている時には、焦らずに自分に合った対処をすることがポイントです。
モチベーションが下がるのは、誰にもある自然な現象です。
モチベーションが下がってしまったら休憩の時期と判断して、ちょっと息抜きをしてもいいでしょう。
モチベーションが下がっている状況すらも有効利用できれば、受験勉強はより効率的に進めることができるのです。