上智大学の新聞学科で学ぶジャーナリズムとメディアとは
将来、新聞記者や広告パーソン、映画人などになりたいと思っている受験生は、ぜひ志望大学に上智大学文学部新聞学科を加えてみてください。ここで何を学べるのか紹介します。
そもそもジャーナリズムとは、メディアとは
そもそもジャーナリズムとは、メディアを使って社会正義や弱者保護、真実の周知を達成する仕事です。メディアとは、新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、広告、映画、インターネットなどのことで「媒体」と呼ばれることもあります。
政治や社会運動も、社会正義や弱者保護、真実の周知を目指すことがありますが、メディアを使っていないのでジャーナリズムとは呼びません。また、ジャーナリズムを追求しないメディアもあります。例えば、娯楽番組をつくるテレビ・パーソンは、ジャーナリストではありませんがメディアの人といえます。
上智大の新聞学科の教育方針
上智大の新聞学科では、メディア全般を扱います。メディアの役割、機能、社会への影響などを学びます。また、メディアの現場で活躍するには実践力が欠かせませんが、それも学ぶことができます。
学ぶ内容
1年生は、メディアに関する基礎理論を学びます。2年生からメディアの歴史や国際メディアを扱います。さらに、新聞、放送(テレビやラジオ)、出版にわけて、それぞれの特徴を探ります。
実践面では、資料調査やテレビ番組制作も行います。資料調査はジャーナリズムではとても重要になります。ジャーナリズムでは中立を建前としつつも、「間違っている」または「正しい」というニュアンスを伝えることになります。そのとき、信頼できる情報筋から入手した資料を使って、なぜ間違っているといえるのか、または、なぜ正しいといえるのか、と主張しなければなりません。
新聞学科の学習テーマとしては以下のようなものがあります。
・メディアと文化・社会問題の解決におけるジャーナリズムの役割・情報産業論・貧困とメディア・世論研究・ジェンダーの視点に立ったメディアの社会学
新聞学科に入学するには
上智大文学部新聞学科の「一般入試(学科別)」の受験科目は次のとおりです。
・外国語:英語、ドイツ語、フランス語のうちから1科目選択(150点満点、90分)
・国語:国語総合、現代文B、古典B(古文・漢文)(100点満点、60分)
・地理歴史:日本史B、世界史Bのうちから1科目選択(100点満点、60分)
・学科試問:メディア、ジャーナリズムに関する試問(100点満点、60分)
まとめ
ジャーナリズムもメディアも、理論と実践を両立させる必要があります。上智大の新聞学科ではそのどちらもより高度なレベルで身につけることができます。難関大学ですが、高いレベルのジャーナリストやメディア・パーソンを目指すなら、挑戦のしがいがあると思います。