【大学受験合格応援隊】東大首席卒業生のすごさと活躍を知ろう

東大を首席で卒業した人たちは、どのような分野で活躍しているのでしょうか。東大首席の卒業生は人数が限られていて、社会に出てから周囲にインパクトを与える存在です。テレビやマスコミで活躍する有名人の中にも東大を首席で卒業した人が多くいます。東大のポテンシャルを感じる首席卒業生の紹介と活躍ぶりをご紹介します。

東大首席とは

東大は、1868年（明治10年）に創設されて以来、そうそうたる人材を輩出してきました。政治家や経済人、学者や文化人など、明治～令和の時代を通じて、日本の屋台骨を支える活躍をしてきたことは言うまでもありません。「東京大学の卒業生」というだけでまわりから一目置かれる存在となるのは、昔も今も変わらない光景です。

さらに、東大卒業生の中でも数少ない東大首席となった人であれば、現代でも輝かしい成功と未来が約束されているイメージがあるのではないでしょうか。

学生表彰(東京大学総長賞)と東大首席

明治から大正にかけて、東大首席卒業生には天皇から恩賜の銀時計が下賜される優等生制度がありました。東大首席には、社会的に輝かしい影響があったことが分かるでしょう。2021年時点で東大首席は、学生表彰（東京大学総長賞）というかたちで受け継がれています。東京大学総長賞は、2002年度に創設。毎年、推薦による以下の2つの総長賞を募集しています。

課外活動、社会活動など

学内の教職員・学生からの他薦、学生本人による自薦

学業

学部長、研究科長、教育部の部長による他薦

このうち、学業ですぐれた成果を出した個人や団体を表彰する学生表彰で、学部最優秀成績者を表彰する場合を東大首席と呼んでいます。ここからは、東京大学総長賞を含めて東大首席の卒業生の中で、テレビでよく見かける有名人を3人ピックアップしてみました。

山口真由（弁護士）

2006年に東京大学法学部を首席卒業した山口真由さんは、東大3年次に司法試験、4年次は国家公務員第Ⅰ種に合格。卒業後は、財務官僚から弁護士になって、テレビのバラエティ番組でよく登場しています。2015年には、ハーバード大学のロースクールに留学するとオールAという優秀な成績で修了。2017年には、ニューヨーク州弁護士に登録を果たします。

2021年時点で信州大学の特任教授として英米法（家族法）を担当しています。

草野仁（アナウンサー）

2021年現在、フリーのテレビキャスターとして活躍している草野仁さん。1967年3月に東京大学文学部社会学科を首席で卒業しました。1967年4月、NHKに入社するとアナウンサーとして活躍して1985年2月に退社。テレビの情報番組や、バラエティ番組のメインキャスターやゲストとして引っ張りだこの人気キャスターです。

春風亭昇吉（落語家）

2007年4月に春風亭昇太師匠に入門して、2021年5月に真打ち昇進。さまざまな高座で活躍する春風亭昇吉さん。受験生時代は、Z会東大現代国語で全国1位になるほど、現代文の読解が得意でした。2006年入門直前の3月、東京大学経済学部を卒業と同時に東京大学総長賞大賞を受賞しています。

現在は、テレビのバラエティ番組での活躍も目覚ましく、東大卒初の真打ちとして幅広く活躍しています。

東大首席で輝かしい活躍が待っている

東大首席の卒業生は、ここで紹介した3人のほかにもさまざまなジャンルで活躍しています。学業で日本トップの成績を収めた東京大学総長賞を受賞した卒業生たち。あなたが普段テレビで見かける芸能人も東大首席かもしれません。