大学受験の必須科目!国語の点数アップにつながる古典の勉強法
多くの大学で必須科目となっている国語では、現代文と合わせて古文が必ず出題されます。古文に対して苦手意識を持つ受験生も多く、古文をいかに攻略するかが国語の得点に影響するといえます。今回は、苦手を克服し、古文が得点源となる勉強法についてご紹介します。
古文は外国語という意識を持つ
まず、古文は同じ日本語といっても、現代語とまったく異なる「外国語」という意識を持つことが重要です。古文が生まれたのは約1,000年以上も昔であり、当時とは言葉も常識も変わって当然といえます。 古文が苦手な受験生は、「同じ日本語なのに難しい」という意識があるからこそ、勉強の手が止まってしまうのです。外国語と意識した上で古文の勉強をスタートすると、以前よりもずっと理解しやすくなるでしょう。
古文が得意になる勉強法とは?
古文を苦手から得意に変えるために、次に挙げる勉強法を試してみましょう。 ◇おおまかなあらすじを理解する 単語や文法を先に勉強するよりも、文章を一通り読み、おおまかなあらすじを理解することからはじめましょう。古文の内容に興味を持つことで、「覚えなければいけない」という意識が薄れていきます。 まずは問題集や参考書を利用して、現代語訳と照らし合わせながら読むことからはじめましょう。また、読むときに「誰が」「何をした」という部分に印を付けると、物語の展開とあらすじがより分かりやすくなります。
単語はくり返し勉強して覚える
古文の単語は英単語と比較すると圧倒的に少なく、現代語と似た意味の単語もあるので覚えやすいという特徴があります。 単語を勉強するなら単語帳を利用して、くり返し勉強することがポイントです。なぜなら、一度で完璧に覚えるのは不可能であり、「忘れることを前提」に反復することが重要だからです。 英単語の勉強法と同じと考え、空き時間を使ってこまめに覚えていくと身に付きやすくなります。
文法の勉強は助動詞を中心に行う
古文の文法で、重点的に勉強するポイントは「助動詞」です。 助動詞は「意味、活用、接続」という三要素があり、覚えることも膨大にあります。しかし、助動詞をマスターすることが古文を攻略するカギとなるため、重点的に勉強しましょう。 また、語呂合わせや替え歌など、複雑な助動詞ならではの勉強法がたくさんあります。問題集での勉強と並行して、覚えやすい方法を試してみることもおすすめです。
基礎ができたら演習問題に慣れる
古文を読む、単語、文法と基礎を固めたら、練習問題や過去問での演習に移りましょう。演習問題を解くときは、ひとつひとつの文章に大きな意味を持つことを意識して、最初から最後までしっかりと読みましょう。 また、選択式と記述式の問題の両方を解き、センター試験から大学入試まで、あらゆる問題に対応できる力を付けることも大切です。 このように、古文は流れに沿って勉強することで、苦手意識を克服でき、点数を確実に取ることができます。外国語という意識を持ち、ひとつひとつ着実に知識を増やしましょう。