高3の秋から受験勉強を始めても間に合う? おすすめの勉強法をご紹介

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9月に入り、受験本番まで4ヶ月ほどになりました。
受験生のみなさんは、夏休みに計画通りの受験勉強はできましたか?
思うように成績が伸びなかった人、まだ基礎固めが終わっていない人、受験勉強をあまりできなかった人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、秋からの学習計画の立て方やポイントを絞った勉強法、科目別勉強法について紹介していきます。
残り4ヶ月で夏の遅れを取り戻しましょう!

秋からの学習計画の立て方

まずは、これからどのような学習計画を立てたらよいのかについてご紹介します。
夏休みにあまり受験勉強をできなかった人向けの内容になりますが、基礎固めが終わっている人も是非参考にしてみてください。

基礎力育成期(9~11月)のスケジュール

・志望校の傾向を把握する
はじめに自分の志望校の出題傾向や合格に必要な点数を確認しましょう。
出題傾向はその大学の近年の過去問を解くと見えてきます。
もし、まだ志望校が確定していない場合は、なるべく早く決めるようにしましょう。

・自分の学力や苦手分野を把握する
過去問を解いたら、自己採点をしましょう。
合格するためにはどれくらいの点数が必要なのか、受験科目ごとに目標点数を算出します。
また、自分の苦手分野を把握する際も、この過去問は有用です。
間違えた問題や解けなかった問題はもちろん、正解したけれど自信のない問題も必ず確認しましょう。
自分の得意分野や苦手分野が見えてくるはずです。
過去問だけで把握できない場合は、模試の結果を活用する方法もあります。

・学習計画を立てる
志望校分析と自己分析が終わったら、分析結果に基づいた学習計画を立てます。
学習計画はレベルの高い目標ではなく、頑張れば達成できそうな目標を目安に立てていくとよいでしょう。
計画を立てる時は、日ごと、週ごと、月ごとにやることを細分化すると、無理のない計画が立てられます。

・基礎固めを行う(10月末まで)
出遅れたからといって基礎がまだ固まっていないのに問題演習を進めるのは禁物。
なぜなら、基礎が理解できていないと演習を解く力が備わっておらず、点数が伸びないからです。
大きなタイムロスにも繋がる可能性があるため、焦らず、まずは基礎をしっかり固めていきましょう。
基礎固めの具体的な方法については、後半の「ポイントを絞った勉強方法」で解説します。

・志望校別の対策を行う(11月末まで)
基礎が固まったら、志望校の出題傾向にあった対策をします。
志望校分析にも使いましたが、志望校別の対策をするには、過去問を利用するのが最適です。
過去問は最低でも3年分、可能であれば5年分程度解くと出題傾向をつかんだり、問題形式に慣れることができます。
第一志望大学の過去問を優先的にこなし、第二・第三志望大学の過去問も一通り解くようにしましょう。

実戦力育成期(12~3月)のスケジュール

・共通テスト対策を行う
12月に入ると、いよいよ受験目前です。
この時期は、共通テストの実践演習を中心に進めていきます。
共通テストはこれまでのセンター試験と異なる部分もあるので、注意しましょう。

・二次試験対策を行う
二次試験対策も重要です。
共通テスト対策にある程度自信がついたら、二次試験対策を並行して始めてもよいかもしれません。

大学によっては、共通テストと二次試験の配点比率が1:1のところもあるので、バランスよく演習を進めていきましょう。

秋からのポイントを絞った勉強法

秋からの学習計画の立て方について解説してきましたが、ここからは具体的な勉強方法についてお伝えしていきます。

1.基礎を固める

基礎固めは、自分の苦手分野や習得に時間がかかるものを優先するとよいでしょう。
得意分野に時間をかけるのは非効率ですが、全くやらないというのも問題です。
受験科目の全範囲の学習は、一通りやるようにしましょう。
夏の遅れを取り戻すために、基礎固めは遅くとも10月末までに終わらせるのが理想です。

2.過去問演習をする

過去問演習は、多くの年数を解くのではなく、同じ過去問を3回程度解く方がよいでしょう。
同じ問題を繰り返し解くことで、解法が身につきやすく、苦手分野克服にもつながります。
また、志望校の毎年出題されやすい単元や難易度などを把握できれば、どこを集中的に演習すればよいのかがわかり、対策もしやすいです。

3. 共通テスト対策をする

共通テストは、これまでのセンター試験に代わって、2021年度大学入学者選抜からの導入が予定されている共通入学試験のことです。
実施機関はセンター試験と同じ、大学入試センターですが、いくつか異なる点があります。
共通テストとセンター試験の違いについての詳細は、別の記事で紹介しているのでご参照ください。

共通テストは英語が大きく変わる? センター試験との違いとは

共通テスト対策は、基本的にはセンター試験の過去問を解けばよいですが、出題傾向が今までと少し違うので、注意が必要です。
出題傾向をつかむには、共通テストのプレテストで出題された問題も解いてみることをオススメします。

4.二次試験対策をする

共通テストで高得点が取れたとしても油断は禁物です。
大学によっては二次試験の配点比率が高いところもあり、対策が不十分だと逆転が起こる可能性もあります。
特に難関大学といわれているところは、二次試験の配点が高い傾向にあるようです。
二次試験は共通テストとは違って、解答方法が選択式ではなく記述式問題もあるため、きちんと解答を導き出せるかが問われます。
二次試験の過去問を解いたら解答を見て答え合わせをするだけでなく、学校の先生や友人に採点してもらうとよいでしょう。

秋からの科目別勉強法

ここからは科目別の勉強法について紹介していきます。

英語の勉強法

英語の勉強内容は「英単語」「英文法」「長文読解」ですが、中でも「長文読解」がポイントになります。
英語の試験問題は文章を読む分量が多いため、時間内に解き終えるには英語の語順のまま読み、内容を理解できるようになることが必要です。
長文読解力を身につけるには、さまざまな長文を読んで慣れていくとよいでしょう。
また、長文を頭の中で読むのではなく、音読をすることで耳からもインプットできます。
大学ごとに出題傾向が異なるので、志望大学の長文読解の問題演習をたくさんこなしましょう。
特にリスニングは、共通テストでの配点比率が高くなり、一度で聞き取らなくてはいけない問題も増えるため、早めに対策することをおすすめします。

数学の勉強法

数学は出題範囲の中から、ほぼすべての分野が平均的に出題されます。
苦手な分野が一つでもあると、全体の得点が伸びにくいです。
そのため、まずは苦手な分野から問題演習に取り組み、苦手を克服していきます。
苦手を克服できたら、好き嫌いで問題を選ぶのではなく、各分野を平均的に学習するとよいでしょう。
その際、難しい問題を解くのではなく、頻出問題や間違えた問題を繰り返し解くことによって、応用力も鍛えられます。

国語の勉強法

国語の勉強内容は「現代文」「古文」「漢文」に大きく分かれます。
「現代文」の評論文は、筆者の主張やどんな論理構成で語られているかを理解することが必要です。
小説は評論文とは異なり、明らかな主張は存在しないため、登場人物の心情の変化を理解しましょう。
まずは時間をかけて文章をじっくり読み、本文と選択肢を照合します。
試験本番ではじっくり読む時間はないので、慣れてきたら時間を計って速読力を身につけましょう。
「古文」「漢文」は、古文文法や漢文のルールをしっかり復習することが大切です。

理科の勉強法

「物理」は、基本的な公式をしっかり覚えましょう。
典型的な問題や頻出問題の解法は丸暗記をするのではなく、理解して身につけておくと応用が利きます。
特に私立大学では、力学がウエイトを占めているので、力学分野の知識習得は必須です。
「化学」は、大きく分けると「知識分野」と「理論分野」の二つがあります。
有機と無機の「知識分野」は暗記することが多いため、暗記カードを作り、すきま時間を使って覚えましょう。
「理論分野」では計算が必要となるため、速く正確な計算力を身につけることが大切です。
「生物」は、リード文を正確に読解したり、図表を読み取って解釈する力を伸ばす必要があります。
問題の分量が多いので、常に時間を意識して、素早く解答できるように練習しましょう。

地理・歴史の勉強法

「地理」は、地域・国単位に理解して整理しましょう。
特に出題頻度の高いアジア、ヨーロッパ、アメリカを優先的に学習することをおすすめします。
地理用語や統計資料を丸暗記するのではなく、地理現象が生ずるメカニズムを科学的・論理的に理解し、因果関係や規則・法則を把握しましょう。
「歴史」は大きく分けて「日本史」と「世界史」がありますが、どちらも流れを追って覚えることが大切です。
出題範囲は教科書レベルなので、教科書本文を精読するとよいでしょう。
年代の配列問題も出されるので、重要な出来事はノートにまとめるなどして、暗記します。
問題演習をこなせばこなすほど得点力が上がるので、時間をかけて苦手分野を克服していきましょう。

まとめ

ここまで解説してきたように、夏休みに基礎が終わらなかった、成績が上がらなかったからといって、諦めてはいけません。
「もう4ヶ月しかない」ではなく、「まだ4ヶ月ある」のです。

まだ何もしていないという人は、まずは過去問を解いたり模試を受けるなどして、自分の苦手分野を把握するところからはじめてみましょう。
秋からの学習計画をしっかり立て、紹介したポイントを絞った勉強法や科目別の勉強法を実践していけば、受験本番には十分間に合うはずです。

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