おすすめ予備校 TOP9

勉強のやる気が出ない…そんな時に試してほしい対処法7選

「勉強のやる気が出ない…そんな時に試してほしい対処法7選」サムネイル画像

大学受験を成功させるためには、毎日コツコツ勉強を積み重ねることが大切です。しかし、時にはどうしてもやる気が起きず、勉強に集中できない場面は誰しもに訪れます。

このような状況を打破し、一刻も早く質のよい勉強時間を確保するためには、適切な対処法を学びましょう。今回は、受験勉強のやる気が出ない主な原因と、それに対する有効な対処法を解説します

どうしても勉強のやる気が出ないと悩む受験生の方は、ぜひ参考にしてください。

受験勉強のモチベーションの維持は難しい

受験勉強のモチベーションの維持は難しい

志望校の難易度にもよりますが、受験生の平均勉強時間は1日約4時間〜6時間・休日は約6時間〜8時間と言われています。この勉強漬けの毎日が約1年間・人によっては2年〜3年以上も続くことを考えると、その間ずっとモチベーションを維持することは非常に困難です。

加えて、モチベーションの低下を招く要因は人によりさまざまです。これらの要因を根本的に解決できなければ、長期間にわたり勉強の効率が低下してしまいます。

適切な対処法を知るためには、まずはモチベーションが低下するパターンを把握しましょう。他の受験生にも共通する要因を知ることで、自身がどうしてモチベーションが低下しているのか気付くきっかけとなります。

具体的な要因については後述するので、ぜひ参考にしてください。

試験直前なのに受験勉強のやる気が出ない原因とは?

試験直前なのに受験勉強のやる気が出ない原因とは?

試験直前なのに受験勉強のやる気が出ない原因として、主に以下の5つが考えられます。

  • ・勉強の成果が実感できていない
  • ・勉強面以外の悩みがある
  • ・勉強に集中できる環境が整っていない
  • ・勉強に飽きてしまった
  • ・長期間にわたる受験勉強への疲れ

それぞれの原因について、詳しく解説します。自身に当てはまるものがないか、参考にしてみてください。

勉強の成果が実感できていない

勉強の成果が実感できず、モチベーションが低下してしまう受験生は少なくありません。一生懸命勉強している方ほど、結果にあらわれない時期はストレスを感じやすくなります。

しかし受験期において、どれだけ勉強しても成果にあらわれない時期は必ず訪れます。このような現象は「プラトー現象」と呼ばれており、例えどんなに優れた天才でも、この時期を避けて通ることはできません。つまり、勉強を頑張る受験生がある日突然停滞感を感じるのは、至極当たり前のことなのです。

プラトー現象は、成績が急激に伸びる前兆とも言われています。苦しい時期を乗り越えた先には更なる成長が待っているので、停滞期が来ても悩む必要はありません。事前にこのプラトー現象を理解することで、モチベーションが維持しやすくなるでしょう。

勉強面以外の悩みがある

受験勉強のモチベーションが低下する要因として「勉強面以外の悩み」があります

受験期では勉強時間の確保を最優先に捉えがちですが、悩みごとが解決しない状態では勉強に集中できません。良質な勉強時間を確保するためにも、一刻も早く悩みや不安の種を解決する必要があります。

自分一人で解決が難しい場合は、信頼できる誰かに相談することも有効な解決策のひとつです。受験期間中は孤独を感じやすいですが、家族や友人・学校の先生など、困った時に力になってくれる人たちは周囲に必ず存在します。その人たちを上手に頼ることで、勉強に集中できる状態を整えやすくなるでしょう。

勉強に集中できる環境が整っていない

勉強に集中できる環境が整っていないことも、モチベーションが低下する要因のひとつです。

例えば勉強机が散らかっていたり、スマートフォンや漫画・ゲームなどの誘惑が視界に入る環境では、勉強に集中できません。また、自分の部屋がなくリビングで勉強することも、家族から話しかけられて気が散ってしまう原因となります。

勉強のモチベーションを維持するためには、勉強だけに没頭できる環境を作り出すことが重要です。具体的な方法については後述します。

勉強に飽きてしまった

勉強自体に飽きてしまい、やる気が出なくなることも少なくありません。特に暗記科目のインプットばかりやっていると、同じことの繰り返しで飽きやすい状態となります。

予防のためには、インプットとアウトプットの勉強をバランスよく行うことが効果的です。例えば、英単語の暗記に30分取り組んだら、そのあとは長文問題を解く時間に充てるなど、勉強内容の配分を工夫してみましょう。

長期間にわたる受験勉強の疲れ

長期間にわたる受験勉強の疲れは、やる気の低下を引き起こす原因です。特に真面目な受験生ほど勉強を頑張り過ぎてしまい、ある日突然やる気が出なくなる「燃え尽き症候群」の症状が出やすいと言われています。

疲れによるやる気の低下を防ぐためには、勉強と休憩のメリハリを意識しましょう。あらかじめ立てておいた学習計画に沿って行動し、休憩時間になったら勉強のことは忘れて、好きなことを思い切り楽しんでください。

また、勉強時間が長すぎると感じた場合は、学習計画を見直すことも重要です。こまめに休憩を入れたり、睡眠時間をできるだけ長く確保したりするなど、継続を前提とした無理のないスケジュールを立てましょう。

【高3生必見】受験勉強のやる気が出ない場合の対処法7選

【高3生必見】受験勉強のやる気が出ない場合の対処法7選

受験勉強のやる気を出すのは難しく感じますが、実はちょっとした行動でいくらでも生み出すことが可能です。

ここでは、やる気が出ない悩みを解消できる、以下7つの対処法をご紹介します。

  • ・何でもいいのでとにかく行動する
  • ・得意な科目から学習を始める
  • ・勉強の物以外を持ち込まない
  • ・勉強する環境を変える
  • ・達成可能なその日の目標を立てる
  • ・どうしても眠いなら仮眠を取る
  • ・気分転換をする

どうしてもやる気が出ず困っている受験生の方は、ぜひ参考にしてください。

何でもいいのでとにかく行動する

やる気が出ないのは行動しないことが原因なので、逆に行動することによってやる気が生まれます。

まずは問題集や参考書を開いて眺める・そして5分だけ問題を解く、これを「やる気がない時のルーティーン」に設定しましょう。

「やる気が出なくてもやり始めれば大丈夫」という自信があれば、やれない自分に罪悪感を抱くこともなくなるのでおすすめです。

得意な科目から学習を始める

苦手な教科でやる気を出すのは難しいですが、得意な教科であればやる気が出なくても始めやすくなります

前に正解できた問題や簡単なレベルの問題など、すんなり解ける問題からスタートすると自然とやる気が出てくるようになります。

勉強の物以外を持ち込まない

勉強しようと思っても身が入らず、「ちょっと休憩」がそのまま遊びの時間に変わって、結局ほどんど勉強できなかったという経験を持つ方も多いでしょう。

それを防ぐためには、勉強道具だけを机に広げて、マンガやスマホなど誘惑される物を近くに置かないことが重要です。勉強に関係のない物を排除することで、気が散らず勉強に集中できるようになります。

勉強する環境を変える

自分の部屋で勉強に集中できない方は、勉強する場所を変えて気分を切り替えることも有効です。

特に図書館は周囲が熱心に勉強している環境なので、自然と自分も勉強に集中しやすくなります。図書館は受験生に人気で席がすぐに埋まるため、なるべく早い時間に行って席を確保しましょう。

また、予備校に通って自習室を利用するのもおすすめの方法です。図書館と同様静かで勉強に集中しやすい他、図書館よりも遅い時間まで利用できるメリットがあります。講師の状況にもよりますが、時間やタイミングによっては不明点をすぐに聞きに行くことも可能です。

勉強する環境が整っている、大学受験におすすめの予備校は以下のページで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

達成可能なその日の目標を立てる

目標は大きければ大きいほどいいと思われがちですが、達成できない目標は逆にやる気をなくす原因になります

小さな成功体験を積み重ねることが大切なので、今日一日でやれる範囲の目標を立てて勉強するのがコツです。例えば、問題集を3ページ分だけやる、英単語を10個完璧に覚えるなど、必ず達成できる小さな目標を毎回クリアするようにしましょう。

どうしても眠いなら仮眠を取る

運動部で疲れてヘトヘトだったり、夜更かしが習慣になっていると、いざ机に向かうと寝てしまうことも多いでしょう。

そんな時は15分~30分程度の仮眠を取ると、眠気がスッキリと消えて集中力も高まります。しかしそれ以上寝ると目覚めが悪く頭がボーっとするので、必ずアラームをセットし、横にならず座ったまま寝るようにしましょう。

気分転換をする

せっかく勉強を開始できてもなかなか頭に入らず、結局手が止まってしまうこともあります。

そんな時は勉強机から離れて立ち上がり、軽く散歩をしたり、脳に栄養を補給できる甘い物を食べるなど気分転換をすることも有効です。しかし気分転換も度を過ぎると遊びになってしまうので、ほどほどに留めるようにして下さい。

勉強のやる気が出ない受験生に向けた名言

勉強のやる気が出ない受験生に向けた名言

どうしても受験勉強のやる気が出ない時には、先人たちが残した名言を見るのもおすすめです。多くの困難を乗り越えた先人たちの言葉は、今努力している受験生にとって励みとなるでしょう。

例えば、かの有名な元プロ野球選手のイチロー選手は、以下のような名言を残しています。

そりゃ、僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。
誰だってそうじゃないですか。
つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。
でも、僕は子供のころから、目標を持って努力するのが好きなんです。
だってその努力が結果として出るのはうれしいじゃないですか。

野球界で多くの偉業を達成したイチロー選手でさえ、毎日の練習を苦痛に感じることがあったようです。しかしイチロー選手は、常に努力のその先を見据えていました。例え同じことの繰り返しでも、目的を持った努力には価値を感じるし、それが結果として表れることに喜びを感じると話しています。

イチロー選手の考え方は、受験生にも通じるところがあります。「何のために勉強するのか」「志望校に入学して何を実現したいのか」など、大学受験のその先を見据えることで、日々の勉強に価値を見出すことができるでしょう。

まとめ

今回は、受験勉強のやる気が出ない場合に考えられる主な原因と、その対処法について解説しました。

大学受験は、長く険しい道のりです。モチベーションを維持して勉強し続けることは、決して簡単ではありません。時にはやる気がなくなってしまい、勉強に集中できない場面も出てくるでしょう。

しかし、それは普通のことであり、受験生の誰もが経験する現象です。問題視し過ぎず適切に対処することが、長い受験期間を乗り切る重要なポイントといえます。

自分一人でモチベーションを維持するのが困難であれば、予備校に通う選択肢もあります。ともに目標に向かって切磋琢磨する仲間の存在や、信頼できる講師陣による手厚いサポートは、受験勉強におけるモチベーションの維持に大いに役立つでしょう。

関連記事

予備校の口コミ・評判

    アーカイブ