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上智大学経済学部で何を学ぶ?「英語特修プログラム」についても解説

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上智大学経済学部は、東京都心の四谷キャンパスにあります。大都会の学生生活に憧れて同学部を志望する人も多いのではないでしょうか。ただ、上智大学経済学部は受験の難易度が高いことでも知られているので入念な受験対策が必要です。上智大学経済学部について見ていきましょう。

上智大学経済学部の4つの特長

最初に、上智大学経済学部の4つの特長について説明します。

少人数教育に力を入れている

上智大学経済学部と他大学の経済学部と大きく異なる点は、少人数教育に力を入れている点です。例えば、慶應義塾大学経済学部の学生数は5,268人ですが、上智大学経済学部の学生数はその約3分の1となる1,417人(どちらも2020年5月1日時点)と、かなり学生数を絞っていることがわかります。

講義の多くは学年ごとの定員が20~40人。学生が講義に集中しやすく密度の濃い教育を受ける環境が整っています。

実業界とのパイプが太い

実業界とのパイプが太いことも特長の一つです。カリキュラムには、日本経団連や大手企業が主催する講座が多数含まれており、大学にいながら最新の実業界の取り組みを学ぶことができます。

英語で学べる講座が多い

後述する「経済学英語特修プログラム」をはじめ、英語で学べる講座が多いほか、短期留学や交換留学しやすい環境が整っていることも大きな特長です。

「早期卒業制度」がある

成績優秀者は、3年間で学部を卒業できる早期卒業制度もあります。大学院にもある早期卒業制度も利用すれば、4年間で修士になることも可能です。

以上、主に4つの特長を持つ上智大学経済学部は、少数精鋭重視で世界に通用する優れた人材を育てる学部だといえるでしょう。

上智大学経済学部の「経済学科」と「経営学科」について

次は、上智大学経済学部にある2つの学科について説明します。

上智大学経済学部経済学科について

経済学部では、社会で起こっている現象について経済の観点から分析し、そこから浮かび上がる問題点や課題を解決に導く学問を学びます。

経済学科では、1~2年次にかけて経済学の基礎となる「INTRODUCTION TO ECONOMICS」「ミクロ経済学A・B」「マクロ経済学A」を軸に英語で経済学を学ぶ基礎を身に付けます。2年次以降は、自分の専攻に応じて科目を選択しますが、その多くは英語による講義です。また、3、4年では少人数ゼミの「演習」で専門的な経済トピックについて研究も行います。

上智大学経済学部経営学科について

経営学科では、科学的な視点から企業の活動を分析し、国内外における企業活動の安定的発展を目指す方法を見つけ出す「経営学」を学びます。

1年次に経営学入門となる「経営学概論」から学び、2年からは少人数制で双方向のコミュニケーションを行う講義が行われます、また、「経営英語」や英語での講義・演習を通して、高度な語学力や国際感覚を身に着けていきます。

英語で経済学や経営学を学べる「経済学部英語特修プログラム」

ここからは、冒頭で少し触れた「経済学部英語特修プログラム」についても説明します。

「経済学部英語特修プログラム」とは?

上智大学経済学部では、2016年に「経済学英語特修プログラム(経済学科)」、2018年に「経営学英語特修プログラム(経営学科)」を開設しました。その目的は、英語で経済学や経営学を学び、海外への留学や就職などのキャリア形成に必要な能力を養うことです。

経済学部英語特修プログラムの4年間

経済学部英語特修プログラムの4年間の概略について説明します。

・1年次
「経済学とは何か?」を英語で学ぶほか、日本語でミクロ経済学やマクロ経済学(経済学科)、経営学概論(経営学科)を学ぶのが特長です。また、2年次よりプログラムに参加するために必要な基礎英語力を身に付けます。

・2~3年次
学科ごとのプログラムに登録を行い、各学科の専門科目を英語で学びます。同時に、経済英語・経営英語などを学んでTOEICやTOFELなどの試験でハイスコアを目指すほか、希望すれば海外留学に挑戦することも可能です。

・3~4年次
プログラム対象科目の成績優秀者には「終了認定証(A)」、TOEIC・TOFELの成績優秀者には「修了認定証(S)」が授与されます。

将来グローバルに活躍したい人は、経済学部英語特修プログラムにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

上智大学経済学部の受験情報(一般選抜)

最後に、上智大学経済学部の受験情報をお伝えします。

TEAPスコア利用型(全学統一日程入試)の受験科目

経済学科・文系

 

国語:国語総合

数学:数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B(数列・ベクトル)

外国語:TEAP/TEAP CPT

経済学科・理系

 

数学:数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B(数列・ベクトル)、数Ⅲ

外国語:英語:TEAP/TEAP CPT(出願時にスコアを提出)

経営学科

 

国語:国語総合

地歴・数学:数I、数A、数Ⅱ・数B(数列・ベクトル)、世界史B、日本史Bより1科目選択)

外国語:TEAP/TEAP CPT(出願時にスコアを提出)

 

2022年より、TEAPスコア利用型選抜では、事前に外国語外部試験の「TEAP」または「TEAP CPT」の受検が出願の条件です。その結果が外国語の点数に換算されます。

共通テスト併用型入試の受験科目

経済学科

●共通テスト

国語

数学:数I・Ⅱ、数A・B

外国語:英語(リーディング・リスニング)、仏語、独語より1科目

●個別学力試験

数I・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)

経営学科(英語選択)

●共通テスト

国語

数学・地歴公民:数Ⅰ・Ⅱ、数A・B、日本史B、世界史B、地理B、倫理、政治・経済、「倫理、政治・経済」より1科目
外国語:英語(リーディング・リスニング)、仏語、独語より1科目

●個別学力試験

経営学科(数学選択)

●共通テスト

国語

数学・地歴公民:数Ⅰ・Ⅱ、数A・B、日本史B、世界史B、地理B、倫理、政治・経済、「倫理、政治・経済」より1科目

外国語:英語(リーディング・リスニング)、仏語、独語より1科目

●個別学力試験

数I・Ⅱ、数A・B(数列・ベクトル)

共通テスト利用入試の受験科目

経済学部

国語

数学:数Ⅰ・Ⅱ、数A・B

地歴公民:世界史B、日本史B、地理B、倫理、政経、「倫理・政経」より1科目

外国語:英語(リスニング・リーディング)、仏語、独語より1科目

経営学部

国語

数学:数Ⅰ、数A

地歴公民:世界史B、日本史B、地理B、倫理、政経、「倫理・政経」より1科目

外国語:英語(リスニング・リーディング)、仏語、独語より1科目

共通テスト併用および利用入試については、CEFRレベルB2以上の外国語外部検定試験結果を任意提出すると共通テストの外国語の点数に加算されます。また、数学および地歴公民の受験科目が2021年より増えていますので、その点にも注意しましょう。

難易度

 

経済学部

経営学部

TEAPスコア利用型

文系:偏差値65.0

理系:偏差値62.5

偏差値67.5

共通テスト併用型

偏差値67.5

得点率85%

得点率

(英)89%

(数)85%

偏差値

(英)70.0

(数)67.5

共通テスト利用型

得点率89%

得点率88%

参考:パスナビ

どの試験を選んでも難易度は高めですが、数学が得意な人はやや有利です。これから上智大学経済学部を受験する人は、以上の情報をもとに学科やどの入試を受験するかよく検討しましょう。それにより、合格を引き寄せやすくなるだけでなく、入学後の満足度も高くなります。

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