東大哲学科のすすめ|東大の歴史とともに歩む日本哲学の中心地

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東大創設以来の長い歴史を持つ東大哲学科。フェノロサやケーベルなど明治に活躍した歴史的な外国人講師をはじめ、日本を代表する哲学者や思想家を数多く輩出しています。この記事では、充実した教授陣や設備が整っている東大哲学科の歴史や特徴、教師陣、受験のポイントなどをわかりやすくご紹介します。

大学設立から存在する東大哲学科

「すべての学問の基礎」と呼ばれる哲学。東京大学でも設立当初から哲学専攻を設置して、研究を続けてきました。文学部系統のうち、哲学は史学や文学などと並んで重要な学科の一つです。日本の最高学府である東大の哲学科は、明治の創生期以来、フェノロサやケーベルといった日本史に残る教授陣を抱えていました。

また、西田幾多郎や田辺元、九鬼周造など現在でも読み継がれている哲学書を著した日本を代表する哲学者も輩出しています。2016年からは、人文学科として一学科制がスタート。哲学科はなくなり文学部人文学科の専修課程の一つに哲学が残るかたちとなりました。哲学科の名称は消えても、1877年の東京大学創立から歴史を刻む哲学の伝統は脈々と受け継がれています。

明治の日本に影響を与えた外国人教授たち

「お雇い外国人」とも呼ばれていた明治前期の外国人研究者を代表する一人、フェノロサも東京大学教授で哲学の講座を担当していました。東洋美術研究家として日本美術界に大きな影響を与えたフェノロサは、現在の東京藝術大学の前身である東京美術学校の設立にも参加。日本画を再発見した功績で知られています。

また、ドイツから来日したケーベルは、西洋哲学をはじめカントやヘーゲルのドイツ哲学など、哲学者としての幅広い知識で講義をしていました。ケーベルが指導した学生のなかには、夏目漱石や柳田国男など名だたる文学者や民俗学者の名も見えます。

日本を代表する哲学者を輩出

『善の研究』で著名な西田幾多郎や、『「いき」の構造』知られる九鬼周造をはじめ、東大哲学科出身の哲学者は枚挙に暇がありません。明治以来、日本の哲学や思想をリードして来た数多くの人材を輩出してきたのが、東大哲学科なのです。

東大哲学科ならではの特色とは

東大哲学科は、学部や大学院の教授陣が充実。日本最高レベルの哲学者たちが学生を指導しています。西洋哲学の古典から現代哲学はもちろん、生命や環境、情報などの今日的な課題へのアプローチも積極的に取り組んでいるのがポイントです。

受験や進振りのポイント、難易度は?

哲学専修課程のある文学部は、東大文科3類に属します。人文科学の基礎である言語や思想、歴史などの学問が集まっていて、3年生の進振りで哲学専修に進学する流れです。2021年度の東大文科3類の一般入試では、募集人員469名に対して志願者数1,493名。合格者数は、469名で倍率は約3.18倍でした。

まとめ

東京大学の歩みとともに歴史を刻む東京大学の哲学科。2022年現在は、文学部人文学科哲学専修となっています。日本を代表する哲学者を多く輩出してきた実績を持つ東京大学の哲学科。東大文科3類から進振りで哲学専修を目指すことができます。

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